お金の価値観に違いのある夫婦が上手くやっていくコツ!

happy couple with wallet paying bill at restaurant
これから結婚予定のカップルや、新婚カップルには関係がないと思われがちですが、気づいてからでは遅いことがあります。それは、「夫婦で価値観が違ったときや、考えに食い違いが出てきたときにどう対処するか」ということです。

どれだけ相性の良い二人でも、価値観の違いと言うものは多かれ少なかれ生じるもの。そして「価値観の違い」のなかでも、とくにお金に関する価値観の違いは深刻な問題と言えるでしょう。縁あって一緒になれた二人ですから、価値観の違いで心が離れるのではなく、ずっと仲良く暮らしていきたいものですよね。

今回はそんな「お金に対する価値観の違い」による揉め事を避け、夫婦生活を円満に送るコツをご紹介いたします。

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夫婦のあいだで価値観の違いを感じたら


結婚前は全てにおいて意見が合ったのに、結婚後に少しずつ互いの考え方が変わってきたように感じるという方は多くいます。結婚前はある程度自分のことは自分で好きに決められたものが、結婚すると多くの事柄を二人で決めていくことになるため、少しずつ考え方の違いが表面化してきます。

そもそも価値観は、人が成長する過程で周りの影響を受けながら形成されていくものですので、一人ひとり違って当然です。もし「パートナーと価値観が違うかも」と感じても、それは当たり前だと思うところから始めましょう。価値観が違う部分が見えてきても、いきなり「自分たちは合わないんだ」と思わないようにすることが大切です。

とは言え、価値観が違うとわかっても、そのままでいるのは難しいものです。そこで、価値観の違いが出てきたときにどうすべきかを考えていきましょう。

 

夫婦間のお金への価値観の違いは理解し合うことから


お金に関して「パートナーと考え方が違う」と思ったときに、我慢したり相手に合わせることもできますが、それが続くとストレスが溜まっていつか爆発してしまうかもしれません。そうならないためにも、「お互いを責めず、自分の価値観を押しつけず、理解しようと努める」ことが大切です。

自分と違う価値観を責めず、相手がなぜそういった考えに至ったかをお互いに聞き合い、理解に努めることできっと妥協点が見つかります。では具体的にどうすれば良いか、例を挙げて考えてみましょう。

 

【夫婦のお金の価値観】浪費家タイプ×倹約家タイプ

例えばあなたが「浪費家タイプ」で、パートナーがその正反対の「倹約家タイプ」だったとします。相手には「計画性がない」などと見えてしまっているかもしれません。ですので、あなたはなぜ買い物がしたいのか、何にお金を使いたいのかを丁寧に説明しましょう。

ここで大事なのは一般的であいまいな意見ではなく、あなたがなぜお金を使いたくなるのかを話すことです。「無駄使いに見えるかもしれないが、ストレス解消の意味も込められている」「その分多く働いていて家計に響かせないようにしている」など、正直に伝えます。

少なくとも自分がお金をたくさん使っていることや、相手が自分のお金の使い道について良く思っていないことも理解して、相手が納得するように説明しましょう。

逆に倹約家タイプのパートナーの様子を見ていて、あなたがイライラしてしまうこともあるでしょう。ときには「ケチな人だ」と感じてしまう可能性も。

まずはパートナーにどうして倹約をするのかじっくり話を聞いてみましょう。もしかしたら家族のために早くマイホームを建てたいからかもしれないですし、単純に貯金が趣味なのかもしれません。

倹約をすることも決して悪いことではありませんので、お互いのライフスタイルに影響を及ぼさない程度のことであれば、受け入れるのが良いでしょう。

 

【夫婦のお金の価値観】自炊タイプ×外食タイプ

金銭感覚がはっきり表れるのは、日々の出費に関わる点です。そのなかでも食費は家計の中でも大きな割合を占めるので、見過ごせません。

たとえば、あなたが自炊で食費を抑えたいと考えているのに、パートナーが頻繁に外食に行くタイプだとするとどうでしょう。あなたにしてみれば自炊で節約したいのに、外食されるといい気分がしないでしょう。

そこで、なぜ相手が外食に行きたがるのかを聞いてみましょう。その理由は、「外食をしてストレス解消をしている」のかもしれませんし、「色々なお店を巡るのが趣味」なのかもしれません。趣味を兼ねての外食であれば、少しぐらい大目に見ることもできるのではないでしょうか。

その上で、自炊をすることでどのくらい節約できて、そのお金を二人で楽しめることに使おうと説明すれば、あなたが自炊を重視する気持ちも理解してもらえるでしょう。

 

【夫婦のお金の価値観】些細な問題はあきらめも肝心

お金に対する価値観の違いについて、互いに話し合ってもうまく解決できないケースがあります。初めのうちはそれで良くても、同じようなことが繰り返し起こってくると、そのたびに話し合うのも億劫になってきます。そんなときは、どうすれば良いのでしょうか。

最も手早く簡単なのは、小さいことであればいっそあきらめてしまうことです。

「それができない」「我慢できないからこそ悩んでいる」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときは両親や親戚、近所の熟年カップルや結婚して長年うまくいっている友人カップルなどを思い浮かべてみましょう。

実際、彼らに話を聞いてみると冗談交じりでも結構相手に対しての文句が出るものです。それでも彼らがうまくいっているのは、このあきらめがうまく機能しているからでしょう。

 

【夫婦のお金の価値観】話し合いは正直に

夫婦のお金への価値観の違いに気づいたら、お互いに話し合うことが大事です。しかし、話し合ってすぐに解決するようなこともあれば、そうでないこともあるでしょう。少しぐらいの消費であれば、最初から争いを避けるために隠してしまうケースも見られます。しかし隠してしまう場合は注意が必要です。

たとえ相手を想っての隠し事であったとしても、隠し事をしていることがわかったときに、ふたりの間に溝ができてしまう可能性があります。黙ってお金を使われていたことではなく、嘘をつかれていたことに対して相手が傷ついてしまうからです。

本来はそのお金を使ってしまう前に相手に一言相談すべきですが、もし相談前に使ってしまった場合は正直にパートナーに話すように努めましょう。

 

お金の価値観の違いを理解し、夫婦ふたりで話し合って


お金も含めた価値観の違いは、二人の育った環境の違いによってできてしまうものであるため、どのカップルの中にも必ずあるものです。また、相手と価値観が違うとわかっても、どうして好きな相手の価値観を許容できないのだろう、自分は心が狭いのか、それとも自分たちは合っていないのではないか、と悩む必要もありません。

思い悩んでしまう前にまずはお互いの価値観を理解し合い、二人で妥協点を見つけることから始めましょう。

相手の価値観を知りお互いに理解することは、相手を認めるだけでなく新しい価値観に出会え、自身の考えの幅を広げるきっかけにもなってくれます。そんなメリットも含め、お互いにしっかりと話し合って歩んでいくようにしてくださいね。

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