バブル時代を象徴する派手婚!派手婚ではどんなことをしたの?


家族や親しい友人をゲストとして招く少人数の結婚式や、写真だけを残すフォトウェディングなど、今の時代はシンプルなウェディングを選ぶカップルが増えています。しかし今から30年以上前、バブル真っ盛りの1980年代は、いわゆる「派手婚」がスタンダードでした。

現代では考えられないほどの費用をかけて、華やかでゴージャスな結婚式を挙げる新郎新婦が多くいました。今ではまるでおとぎ話のような「派手婚」。実際の結婚式でどんなことをしたのか、リサーチしてみました。バブルを象徴する豪華絢爛な派手婚を詳しくご紹介します。

 

バブル時代のスタンダード・派手婚とは?


1980年代、日本はバブル真っただ中! 就職は売り手市場で大学生を青田買いする企業も多数、当時最先端だったトレンディドラマも大流行しました。最先端のファッションを着こなす登場人物は憧れの的。

また、超一流ホテルで挙げる芸能人の結婚披露宴の様子がテレビで生放送されることも珍しくありませんでした。キラキラと輝くダイヤモンドの指輪のカラット数も大きければ大きいほどいい、そんな価値観の時代です。

時代を映し出す鏡と言われる結婚式。バブル時代の豪華な派手婚は、必然だったといえるでしょう。ちょっとワクワクするようなバブル時代の派手婚。実際にはどんなことをしたのか、具体的にみていきましょう。

 

結婚式と言えばゴンドラ!バブルならではのド派手な入場シーン

派手婚の象徴と言えるのが、ゴンドラに乗っての入場です。スモークのなか、ライトアップされた新郎新婦がゴンドラに乗って入場する……というのが、派手婚の定番でした。

華やかなうえインパクト大のゴンドラ演出は、当時大人気! 今でもゴンドラ演出が可能な結婚式場はありますが、全国的にみても大変少なくなりました。

ゴンドラ以外では、人力車に乗って入場する演出も人気でした。特に和装で入場する場合に取り入れるカップルが多かったようです。その他、白馬の馬車やオープンカー、さらにはヘリコプターを使って入場というド派手な演出をするカップルも!

今では考えられないほど、贅を尽くした演出がおこなわれていたんですね。

 

天井に届きそう!華やかなウェディングケーキ

結婚式のシンボルといえば、ウェディングケーキです。現代における結婚式のウェディングケーキは多様化しており、特に最近では、見た目も華やかなカラードリップケーキやエディブルフラワーケーキが注目を集めています。

派手婚にも、ウェディングケーキは欠かせませんでした。ただし、今と違って人気だったのは、天井まであるようなゴージャスなウェディングケーキ! ケーキ入刀する部分だけ本物のケーキが使われている、イミテーションケーキと呼ばれる作り物のウェディングケーキが主流でした。

大きなウェディングケーキは見た目にも華やか。デザインもさまざまで、主役級の存在感でした。

 

白無垢からカラードレスまで!3回以上のお色直しが一般的

披露宴の間に、新郎新婦が衣装替えをするお色直し。最近の結婚式では、お色直しの数は1回がほとんどです。しかしバブル時代の派手婚では、白無垢から始まり、色打掛からウェディングドレス、最後にカラードレスを着るという、お色直しフルコースが一般的。

もちろん、新郎も新婦に合わせて、紋付や黒タキシード、カラータキシードなどを身にまといます。なかには5回以上お色直しをするカップルも珍しくありませんでした。

「一生に一度の結婚式だから、いろいろな衣装を着てみたい!」という願いを叶えるカップルが多かったんですね。お色直しの回数が多かった分、披露宴の時間も長くなる傾向がありました。

 

ゲストの数も桁違い!華やかな派手婚

最近では、新郎新婦と家族、ごく一部の気のおけない友人だけゲストに招く、少人数でおこなう結婚式が注目されています。しかし派手婚は、ゲストの数も半端ではありません。

300人以上のゲストが招かれる結婚式もありゴージャスそのもの! それほど仲が良いわけでもない友人を招待することも多かったようです。

 

引き出物も豪華!紙袋いっぱいの品々

かさばるものや重い物は持ち帰るのが大変なので、今主流の引き出物は、選べるカタログギフトです。最近では、引き出物をゲストの自宅に送るサービスをおこなっている結婚式場も増えてきました。

しかし派手婚の場合、紙袋いっぱいの引き出物が用意されているのが普通でした。ブランドの食器やタオルといった定番のものから、新郎新婦の名前入りの記念品といった、ユニークなものまで多彩。

ゲストへのおもてなしの気持ちが詰まった引き出物も、とにかく豪華なのが派手婚の特徴です。

 

結婚式は時代を映す鏡!すべてがゴージャスだった派手婚


この記事では、バブル時代に主流だった派手婚についてご紹介しました。結婚式のトレンドは10年周期と言われています。80年代に大流行した派手婚は、バブル崩壊とともに影を潜め、90年代は地味婚ブームが到来しました。

そして現代は、カテゴライズするのが難しいほど、結婚のカタチは多様化されています。時代は繰り返されるもの。派手婚が見直されるときが、これからまた来るかもしれませんね。

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