結婚後は共働きに!結婚前に決めておきたい家事分担チェックリスト


結婚したら夫はバリバリ仕事をして、妻は家事育児に専念して家庭を守る……、昭和の時代はこのような家庭が多くありました。1986年に男女雇用機会均等法が施行されてからは、少しずつ専業主婦家庭が減り、共働き家庭も珍しくなくなりました。

令和の今、共働きは当たり前の時代になりつつあります。結婚して共働きを始めるうえで、気になるのは家事の分担ではないでしょうか。しかし、共働き家庭が増えたとはいえ、家事は女性が担当しているケースがまだまだ多いようです。

「できるときにどちらかが家事をする」が理想ですが、実際はなかなか難しいもの。結婚前にしっかり家事分担を決めておきましょう。この記事では、夫婦で担当する家事の決め方をご紹介します。

 

最初が肝心!家事分担は結婚前に決めておこう


結婚を機に、夫婦ふたりでの生活を始めるカップルは多いと思います。新生活を始めた当初は、ついつい家事に慣れている方の負担が大きくなりがちです。どちらかが我慢してイライラしないように、家事分担はフェアにおこないたいですね。

家事というと、料理や掃除、洗濯、ごみ捨て等がまず思い浮かびますが、最近話題になっている「名もなき家事」もたくさんあります。また、毎日こなすものから不定期にやるべきものまで、家事と一言でいってもその内容はさまざま。お互いの帰宅時間、得意分野を考慮しながらバランス良く家事分担をしましょう。

 

結婚後の家事分担は、日々のルーティンを決めよう


数ある家事のなかで、代表的なものといえば「料理」「掃除」「洗濯」。ほぼ毎日繰り返すことであり、家事のなかでも大きく時間を費やすものです。毎日の家事が繰り返されるなかで、それぞれが「家事をやった気」になっていても、パートナーが不満に思うケースがあります。夫婦間でしっかりと分担を決め、家事のやり方を事前にすり合わせておくと、ストレスが軽減されますよ。

 

【家事のルーティンを決めよう1】料理

毎日欠かせない料理ですが、一言で「料理」といっても、献立を決めて、食材を買い、調理したものを盛り付けて、食べ終わったら洗い物をする、洗った食器を片付けるという一連のタスクをこなさなくてはいけません。

細かなタスクがある料理をひとりですべて担当するのは、ともすれば不満がたまりがちになってしまいます。買い物と調理は妻、洗い物は夫というように、それぞれ負担するタスクを決めて分担すると良いでしょう。

もちろん、残業や体調不良などで予定通りにいかなかったり、料理ができないことも。そんなときはお惣菜や出前に頼る、定時に帰ってきた方が作るなど、イレギュラー時の対応を予め決めておくとスムーズです。たまの週末は外食するなど、ご褒美デーを設けておくとストレスもたまりにくいでしょう。

 

【家事のルーティンを決めよう2】掃除

掃除も、掃除機をかけるだけではなく、雑巾がけや、水回りやお風呂の掃除、冷蔵庫や電子レンジなどの家電をきれいにするなど、やることはさまざま。リビングやダイニング、キッチン、トイレ、お風呂、寝室などといった、「自宅にあるスペース」の数や種類だけ、掃除をする必要があります。もちろん玄関も忘れてはいけません。夫婦ともにフルタイムの場合、毎日ピカピカに掃除をするのは難しいでしょう。

そこで、平日は掃除機だけ、リビングだけというように無理のない範囲で掃除をすることをおすすめします。または、月曜日はリビングを夫が、火曜日はキッチンを妻が……というように曜日ごとに掃除をする場所と担当を決めるのもいでしょう。

掃除の仕方は人によってかなり違うため、「どこまでやるか」というのを決めておくと、どちらかが後でやり直すという事態を避けられます。また、お掃除ロボットを導入するのも方法のひとつ。掃除機をかける手間がなくなるため、お互いの負担が減りますよ。

また、「ゴミ捨て」についても、ゴミの日や分別方法をふたりで把握し、「どのゴミをどちらがゴミ収集場所に持って行くか」を決めおきましょう。ゴミ捨ての家事分担については、「ゴミ収集場所にゴミを持って行くだけ」というケースがよく話題になります。ゴミ捨ては分別するところからが大切ですので、分別の分担や方法についてもしっかりと話し合えると良いですね。

 

【家事のルーティンを決めよう3】洗濯

ほぼ毎日おこなう洗濯の担当も決めましょう。洗濯は、洗濯機に汚れ物を入れて、ボタンを押せばOKなので比較的簡単な家事と言えます。

しかし、まれに洗濯を失敗してしまうことも。パートナーの大切な服が台無しになっては大変なので、洗濯表示を確認する、色映りしやすいものや白いものを分けるのを忘れないようにしましょう。

また、汚れ物をきちんと裏返す、脱ぎっぱなしの状態にしないといった配慮も大切。洗濯をする側の手間を省くように心がけます。洗濯には、干す・取り込む・畳む・クローゼットにしまうという作業も発生します。これも予めどちらが担当するか分担しておくと良いですね。

時間が合えば、ふたりでテレビを観ながら畳むのもコミュニケーションが取れるのでおすすめです。洗濯物の畳み方もそれぞれこだわりがあることが多いので、最初に決めておけばやり直す手間が省けます。

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【家事のルーティンを決めよう4】名もなき家事

最近、よく耳にするようになった名もなき家事。名もなき家事のすべてを分担するのは難しいですが、気が付いた方がやるとなると、どちらかに負担がかかることになりがちです。

トイレットペーパーがなくなったら最後に使った人が補充する、シャンプーやコンディショナーが切れたら、そのタイミングで詰め替えるなど、ごく当たり前のように思えることも決めておきましょう。

トイレットペーパーを補充しやすい場所に収納する、シャンプーやコンディショナーを透明容器に移し替えて、減り具合が分かりやすいようにするといった工夫も有効です。

 

定期的にアップデートして家事分担をストレスフリーに


共働き夫婦はともに忙しいため、どちらかに家事の負担がかかってしまうとストレスの原因になります。家事の種類は非常に細かいため、結婚前にひとつひとつ決めていくのは難しいかもしれません。まずは代表的な家事を分担してみましょう。

実際に始めてみると、改善点や新たに分担する家事なども見えてくると思います。気になる点や見直した方が良い点が出てきたら、その都度アップデート。Excelなどを使って可視化するのもアイデアのひとつです。家事分担を上手におこなって、ストレスフリーの日々を送ってくださいね。

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