結婚後に揃えておきたい、冠婚葬祭用の服や持ちもの一式を紹介


結婚をすると、パートナーの家族や親戚との付き合いが始まります。「冠婚葬祭」にまつわる行事に参加する機会も増えるでしょう。「冠婚葬祭」では、行事に応じて服装や持ちものなど、さまざまなものを用意する必要があります。

そのため、冠婚葬祭で使いそうな服や持ちものをあらかじめ揃えておくと、いざというときに便利です。そこで今回は、結婚後に揃えておきたい、冠婚葬祭用の服や持ちものをご紹介します。

 

冠婚葬祭とは? どんな行事があるの?


「冠婚葬祭」は、日本で古くから行われてきた4つの儀式のこと。4つの漢字がそれぞれ、「元服」「婚礼」「葬式」「祖先の祭礼」のことを指しています。

「冠婚葬祭」の代表的な儀式としては「結婚式」や「葬儀」などが挙げられますが、ほかにもさまざまな行事が冠婚葬祭にあたります。以下はその一例です。

  • 冠……成人式、出産、七五三、長寿祝い
  • 婚……結婚式、結納、お見合い
  • 葬……葬儀、通夜、法要
  • 祭……元旦、お盆、お中元、お歳暮 など

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何を着ればいいの? 冠婚葬祭用の服装


冠婚葬祭では、フォーマルな服装が求められる場面もあります。そこで準備しておきたいのが、「ブラックフォーマル」と呼ばれる礼服です。ブラックフォーマルは、慶事用と弔事用のほか、どちらの場面でも利用できるものがあります。とくに兼用のものは、1着持っているだけで、いろいろな場面で役立ってくれるはずです。

といっても、冠婚葬祭にはさまざまな行事があるため、前提として、その行事のマナーに沿った服装をするという点には注意が必要です。たとえば、ハレの日である結婚式にブラックフォーマルを着る場合は、コサージュやアクセサリーなどで華やかな装いに見えるよう工夫をした方が良いとされています。

もちろん、冠婚葬祭の行事のなかには、ブラックフォーマルが適切ではない場面もあるので、その都度どの服装がベストなのか考えながら着こなしを決めましょう。

 

結婚後一式揃えたい! 冠婚葬祭用の持ちもの


冠婚葬祭では、日常生活は使う機会が少ないアイテムが必要になることもあります。なかには、すぐに手に入らないものもあるので、結婚後に一式揃えておくといざというときも安心です。さっそくどんな持ちものを用意しておけばいいか見ていきましょう。

 

【冠婚葬祭用の持ちもの1】袱紗

冠婚葬祭の持ちものとして挙がることが多いのが、ご祝儀や香典などを包む際に使う「袱紗(ふくさ)」です。売り場に行くと、赤やオレンジ、緑などさまざまな色のものがありますが、行事ごとに使用しても良い色があるので注意しましょう。

一般的には、慶事には赤やオレンジといった暖色系、弔事にはグレーや緑といった寒色系の袱紗を用いるのが適切とされています。また例外として紫は、慶事にも弔事にも使用可能な色なので、とりあえず1枚持っておきたいという方にもおすすめです。

 

【冠婚葬祭用の持ちもの2】数珠

仏式の葬儀に参列する際に必要となるのが、「数珠」です。数珠の貸し借りはマナー違反とされているので、自分用のものを用意しておくと良いでしょう。

なお、数珠には宗派ごとに決められた「本式数珠」と、宗派を問わず使える「略式数珠」があります。どちらか片方だけを持っているという方もいれば、場面によって使い分けているという方も。宗派がわかないという方は、略式数珠を購入しておけば問題ありません。

 

【冠婚葬祭用の持ちもの3】真珠のアクセサリー

冠婚葬祭用のアクセサリーとして用意しておきたいのが、「真珠のアクセサリー」です。真珠のアクセサリーは、慶事と弔事の両方に使えるため、1セット持っておくとさまざまな冠婚葬祭の場面で活躍してくれます。

ただし、弔事では、真珠の粒が大きいものや2連、ロングタイプなど、華やかな印象を与えるネックレスの着用は避けた方が良いとされています。幅広い場面で使える真珠のネックレスを用意したい場合は、7~8mmかつ1連タイプのものを選ぶようにしましょう。

 

【冠婚葬祭用の持ちもの4】バッグ

フォーマルな服装をする冠婚葬祭の行事では、「バッグ」もフォーマルなものを用意しましょう。ただし、どんなデザインでも良いというわけではありません。弔事用に使うバッグはとくにシンプルなものが求められます。とくに葬儀では、光沢のあるものや金具部分が目立つものは避けるべきとされています。

慶事用、弔事用としてそれぞれバッグを用意するのも良いですし、兼用できるバッグを用意しておくのも良いでしょう。最近では、金具を取り換えることで雰囲気を変えられる慶弔兼用のバッグもありますよ。

 

【冠婚葬祭用の持ちもの5】靴

服装と同様に、「靴」も行事ごとに適切とされるものが異なります。たとえば、結婚式では華やかな色合いのパンプスでも良いですが、葬儀ではNGです。

そのため、冠婚葬祭用として靴を用意する場合は、弔事でも使えるツヤのない、シンプルなデザインの黒色の靴を用意するのが良いでしょう。女性の場合は、5cm以下のヒールのパンプスを、男性の場合はツヤを抑えたシンプルなデザインの靴を選択してください。

 

いざというときのために!「冠婚葬祭」の準備を


日本で古くから受け継がれてきた、大切な儀式である冠婚葬祭。結婚を機に「冠婚葬祭」に関わる機会が増える夫婦は多いですから、いざというときに慌てないためにも準備を怠らないようにしたいですね。

また、服装や持ちものの準備とあわせて基本的なマナーも把握しておきたいところ。失礼がないように、しっかり準備を整えておきましょう。

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