結婚式後のお礼状、誰に・どう書く・いつまでに出す?


結婚式が無事に終わったら、ほっと一息つきたいもの。しかしここでもう一仕事! 結婚式に出席してくれたゲストの方へ、改めて「ありがとう」の気持ちを伝えるためにお礼状を送りましょう。結婚式後に出すお礼状は、「誰にどのタイミングで送れば良いの?」「書き方に決まりはあるの?」等、分からないことがたくさんありますよね。

この記事では、結婚式後、出席してくれたゲストへ送るお礼状について詳しくご紹介します。これから結婚式を迎えるカップルも、すでに終えているカップルも、ぜひ参考にしてくださいね。

 

結婚式後に送るお礼状とは?誰に送れば良いの?


結婚式を無事執りおこなえたら、ゲストにお礼をするのがマナーです。また出席者以外にも、電報をくれた方、お祝いをくれた方にもお礼するのを忘れずに。親にはお礼状ではなく、電話や直接会って感謝を伝えた方が良いでしょう。兄弟や姉妹も、可能であれば電話や直接会ってお礼をしたいですね。

では、お礼状は誰に送れば良いのでしょうか。送る相手と文例、送り状の基本的な構成まで詳しくご紹介します。

 

結婚式のお礼状の基本的な構成

結婚式のお礼状は、基本的に下記の3部構成で成り立っています。これは送る相手が誰であれ変わりません。

 
【1.はじめのあいさつ】
拝啓や謹啓といった頭語から始まり、時候のあいさつを書きます。

 
【2.本文】
結婚式への参列、結婚へのお祝いのお礼を書きます。

 
【3.結びのあいさつ】
最後に、相手の健康を気遣う言葉など、あいさつ文を書きます。頭語を使用した場合は、敬具や敬白で終わらせます。

 
このような構成でお礼状を書くと、上手にまとまります。またお礼状は、結婚式後、1週間以内に送るようにしましょう。結婚式後に新婚旅行にいく場合は、帰ってきてからなるべく早いタイミングで送るようにします。

 

【例文】親戚へ送る結婚式のお礼状

結婚式に足を運んでくれた親戚には、電話かそれが難しい場合はお礼状を送りましょう。下記に文面の例文を載せていますので、親戚へ送り状を送る際の参考にしてくださいね。(はじめのあいさつ等は省略してご紹介します)

 
【例文:親戚へのお礼状】
先日は、私たちの結婚式に足を運んでくださり、まことにありがとうございました。〇〇さんの元気なお姿を久しぶりに拝見し、とても嬉しかったです。
今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いします。
寒暖差の激しい日々が続いておりますので、どうぞお体を大切になさってください。

 

【例文】主賓や会社の上司、目上の人への結婚式のお礼状

結婚式に出席してくれた目上の人へのお礼は、直接伝えると良いでしょう。会社の上司や先輩でしたら、職場でお礼を伝えればOK。恩師や元上司など、なかなか会えない場合は、お礼状を書くことをおすすめします。特に主賓や乾杯をしてくれた方には、必ずお礼状を送るようにしましょう。文面は下記を参考にしてくださいね。

 
【例文:上司へのお礼状】
先日はご多忙のなか、私たちの結婚式へご出席賜りまして、まことにありがとうございました。
守るべき新しい家族ができ、これまで以上に仕事にまい進する所存です。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 
【例文:主賓をお願いした方へのお礼状】
先日はご多忙のなか、私たちの結婚式へご出席いただき、また温かいご祝辞を賜り、まことにありがとうございました。

両親も○○様のご祝辞に感動し、「素晴らしい上司に恵まれて幸せだね」と申しておりました。
未熟なふたりではありますが、いただいた言葉を忘れず、○○様のような温かい家庭が築けるよう、支え合いながら仲良く頑張っていく所存です。

今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

【例文】友人への結婚式のお礼状

友人への結婚式のお礼は、電話やメール、最近ではSNSも珍しくありませんが、お礼状を送るとより丁寧です。特に受付や余興、スピーチなどをしてくれた友人には、早めにお礼をすることを忘れないようにしましょう。

友人へのお礼状は、上司や親族へ送るものよりくだけた文面で問題ありません。下記の文例を参考にしてください。

 
【例文:友人へのお礼状】
先日は私たちの結婚式に来てくれてどうもありがとう。とても嬉しかったです。ガチガチに緊張していたのだけれど、〇〇ちゃんの顔を見たら、ほっとして緊張がほぐれました。
近くに来たときは、ぜひ新居にも立ち寄ってね。これからもどうぞよろしくお願いします。

 
【例文:受付を頼んだ友人へのお礼状】
先日は私たちの結婚式に来てくれて、また受付も引き受けてくれて本当にありがとう。〇〇ちゃんのおかげで受付がとてもスムーズで、ゲストのみなさまにも喜んでいただけました。とても感謝しています。
またゆっくり食事でもしながらおしゃべりしましょう。新居にもぜひ遊びに来てね。

 

【例文】結婚式に祝電をいただいた方へのお礼状

結婚式には出席していなくても、祝電をいただいた方にもお礼状を送るようにしましょう。

 
【例文:祝電へのお礼状】
先日は、私たちの結婚式に祝電をお送りいただき、まことにありがとうございました。
おかげさまで、無事に結婚式を執りおこなうことができました。
○○様からいただいたメッセージを胸に、これから夫婦ふたりで温かい家庭を築いていきたいと思っています。
未熟なふたりではありますが、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

基本的な構成を守り、心を込めて結婚式のお礼状を書きましょう


結婚式後に送るお礼状についてご紹介しました。お礼状は、はがきではなく封書で、できれば手書きで書くようにしましょう。そうすることで、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

文章の最後には、ふたりの名前を連名で書き、旧姓も記載するようにしてください。封筒には、新居の住所も忘れずに。ふたりの結婚を祝福してくれたゲストへのお礼状は、タイミングや内容等、マナーをきちんと守って、スマートに送るようにしましょう。

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