結婚式で乾杯するとき、どう盛り上げたらいい?


結婚式で乾杯のあいさつを頼まれた人ならば、「うまくできなかったら?盛り上がらなかったら?」と、頭に一度は不安がよぎるものです。なかには、参列から注目される光景を想像するだけで緊張してしまうという人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、乾杯のあいさつを頼まれた人が知っておきたいポイントを具体例とともに考えていきます。これからご紹介するいくつかのポイントを押さえて、乾杯のあいさつを成功させてくださいね。

 
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/

 

結婚式の乾杯のあいさつとは?


そもそも、どんなことをすればいいのでしょうか?結婚式の乾杯のあいさつでは乾杯の音頭を取るだけでなく、その前に簡単なスピーチをするのが一般的。司会者に紹介をされたらマイクの前に立ち、簡単な自己紹介をします。

自分よりも年長者のゲストがいる場合は、「僭越ながら…」などほかのゲストへの配慮を入れるとスマートです。そして簡単な祝辞やエピソードなどを述べ、乾杯の音頭を取ります。

この流れだけを見てみるとちょっとしたあいさつのようにも感じますが、これだけ大勢の人に注目される機会はなかなかありません。緊張してグダグダのあいさつになってしまった、ということでは新郎新婦に申し訳ないですからしっかりと準備をしてから当日に臨みましょう。

 

乾杯のあいさつを盛り上げるポイントは?


乾杯のあいさつは結婚式の演出のうちのほんの一部分ですが、ゲスト全員に注目される場面です。大切な人のハレ舞台を盛り上げたいという気持ちはあっても、知らないうちにNG行動をしていたという場合もあります。

では、乾杯のあいさつを盛り上げるにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?早速、ポイントを確認していきましょう。

 

緊張しすぎる人は原稿を持って会場へ

原稿を見ずに乾杯のあいさつをするというのがもちろんベストですが、多くの人に注目される場では頭が真っ白になってしまうことも十分あり得ます。覚えていたはずの言葉が出てこずグダグダとなってしまった…ということがないように、事前に原稿を用意しておくと安心です。

 

大きな声で話す

どんな素晴らしいスピーチやあいさつも聞こえなければ相手には通じません。大抵の場合マイクが用意されているとはいえ、ボソボソとした話し方は聞き取りづらいですし、結婚式の華やかな雰囲気を損なうことにもなりますよね。明るく大きな声でハキハキと話しましょう。

 

長すぎるスピーチはNG!

乾杯のあいさつをしている間は、ゲストがグラスをもって立っている状態です。その状態で長々と話をされるのはゲストにとってみるとなかなかつらいもの。いくら盛り込みたいエピソードがあっても、そこはグッとこらえ簡潔にまとめるようにしましょう。

乾杯のあいさつは、1~2分程度が適切な長さと言われています。これは文字数でいうと300文字程なので、どんな内容を盛り込むのか決めたら一度原稿に書いてみるといいですね。できることならストップウォッチなどを使い当日を想定した練習をすると、どんなペースで話したらいいのか雰囲気が掴めます。

 

ふさわしくない話題は外す

乾杯のあいさつでは、自己紹介や乾杯の音頭を取るほかに、簡単なエピソードを話すことがありますが、これは何を話してOKというわけではありません。新郎新婦の親族や会社関係者など、さまざまな人がいる結婚式であるということを意識した話題にしましょう。

例えば、下ネタや元カレや元カノなど過去の異性にまつわる話は、避けるべき話題として良く聞きますよね。このほか、こどもを期待するような内容や身内ネタもふさわしくない話題です。こどもについての話題は非常にデリケートな問題ですし、一部しかわからない身内ネタは会場全体の前で話す話題としては相応しくありません。

新郎新婦はもちろん、ほかのゲストが聞いていて不快にならない内容かよく考えましょう。

 

乾杯のタイミングをわかりやすくする

乾杯するタイミングがわかりやすい内容になっていますか? 自分では、ここで乾杯を言おうと思っていても、ほかのゲストには伝わっていない場合もあります。

急に「乾杯!」と言われても反応ができないので、「乾杯の音頭を取らせていただきます。みなさま、ご唱和をお願いいたします。」など、乾杯をとる前にワンクッション入れるとゲストもそろった乾杯ができるでしょう。

 

盛り上げる乾杯のあいさつの内容は?


ここまで成功させるためのポイントについてご紹介しましたが、乾杯を盛り上げるためには、どんなあいさつをすればいいのでしょうか?ゲストの心を掴む出だしやエピソード内容を考えていきましょう。

 

乾杯のあいさつの出だしは?

乾杯のあいさつ出だしでは、自己紹介を入れるのが基本構成です。会社の上司や長年の友人、伯父など新郎または新婦との関係性を話しましょう。例えば、新郎新婦の友人であれば、「ただいまご紹介にあずかりました、新郎(新婦)友人の○○です。」と始まります。

もちろん、上記のように普通に紹介するのも良いですが、ここでひとひねりを加えて、「小学校から腐れ縁の」や「新郎の大ファンの」など仲の良さをアピールできるコメントから入ると、ゲストもあいさつに入りやすくなるでしょう。

 

盛り上げるスピーチの内容は?

スピーチ部分は基本的に新郎新婦とのエピソードを語り、おめでとうの意が伝わればいいのですが、「ここでもなにか盛り上げたい!」と思う場合はエピソードのなかでも今では笑い話になるようなものをピックアップしましょう。笑い話といっても、下ネタや失敗談などで笑いを取るのは避けた方が良いので、選択は慎重に。

また、ここで注意すべきことは新郎や新婦との付き合いが長ければ長いほど沢山のエピソードがあるものですが、スピーチで述べるのはひとつに絞ることです。いくら興味深いエピソードでも、だらだら話されるとゲストも疲れてしまいます。ゲストはグラスを手に乾杯を待っているという点を常に気にしておきましょう。

 

【番外編】新郎新婦参加型のスピーチも好評

仲の良い友人がするスピーチだからこそできる新郎新婦との掛け合いも好評です。

例えば新郎友人が、

「新郎の○○くんも本日より妻帯者となります。公の場ではこれより新婦△△さんのことを「妻」と呼ばなければいけません。その練習をこの場を借りてしてみましょう。新郎○○くん、私の問いかけにすべて「妻です」と答えてください。」

「世界で一番美しい女性は?」  「妻です」

「世界で一番愛している人は?」 「妻です」

などと聞いて新郎にノロケてもらうというのも盛り上がります。

ほかにも、新郎新婦にインタビュー形式で質問するのも良いでしょう。あまりウケを狙いすぎてすべってしまっては元も子もないので、無難に盛り上がるのがこの新郎新婦との参加型のスピーチです。

 

新郎新婦のことを考えた、盛り上がるスピーチを


来賓や親族・新郎のスピーチなどに比べて幾分カジュアルな印象のある乾杯のあいさつですが、披露宴の雰囲気を決定づける大事な演出でもあります。

ご紹介した気を付けたいポイントを意識するのはもちろんですが、なによりも大切なのはふたりを祝福する気持ちです。「おめでとう」という気持ちが伝わるような心温まる乾杯のあいさつをして、結婚式を盛り上げてくださいね。

会場見学で細かな点までチェック!平日なら2会場見学もOK
オンライン相談
家族挙式の衛生管理と取り組み