披露宴の席次の決め方を解説!注意点やマナーなどもチェック
結婚式に向けて新郎新婦は、招待するゲストの人数や、ウェディングドレス、料理のメニューなど、さまざまな事柄を決めていきます。そのなかでも、頭を悩ませるカップルが多いのが、披露宴の席次です。
マナーや配慮に欠いた席次は、ゲストが居心地の悪さを感じてしまうことも。ゲストに結婚式を楽しんでもらうためにも、どこに誰が座るのかは重要です。そこで今回は、席次を決める流れや基本的なマナー、注意点など、席次の決め方についてご紹介します。
目次
新郎新婦が知っておきたい、披露宴の席次の決め方&マナーの基本
披露宴の席次決めは、新郎新婦が頭を悩ませる結婚式準備のひとつ。「失礼な席次になっていないか心配」など、不安を抱える方も多いですが、事前にしっかりと基本的なマナーを押さえておけば安心です。ここからは、席次を決めるときの流れと基本的なマナーを見ていきましょう。
席次を決めるときの流れとは?
まずは、披露宴の席次を決めるときの流れをご紹介します。以下のような流れで席次を決めるとスムーズです。
【席次を決めるまでの流れ】
1.ゲストの出欠席を確認
2.出席予定者をグループに分ける
3.席次のマナーに沿ってゲストの座席を決めていく
出席者のグループ分けでは、新郎新婦それぞれのゲストごとに、グループ分けをおこないます。主賓、会社の上司、会社の同僚・後輩、高校の友人、大学の友人、親族、家族など、属性ごとに分けるイメージです。
グループ分けをもとに、ゲストの座席を決めていきます。その際、席次のマナーに沿った配置を意識しましょう。
席次を決めるときの基本マナーとは?
では、具体的に披露宴の席次決めにはどのようなマナーがあるのでしょうか? 席次を決めるときに押さえておきたい基本的なマナーを見ていきます。
【左が新郎、右が新婦側のゲスト】
一般的には、新郎新婦の座席に向かって左側が新郎、右側が新婦のゲストが座るエリアになります。
ただし、新郎新婦でゲストの数が異なる場合もあるため、そこまで厳格に線引きをする必要はありません。例えば、新郎の方がゲストの数が多いケースでは、新郎側のゲストが座るテーブルが新婦側のエリアに入ることも。おおまかに左側が新郎、右側が新婦のゲストと覚えておくと良いでしょう。
【上座と下座】
披露宴では、テーブルごとに上座と下座が決まっています。新郎新婦に近いテーブルが上座、遠いテーブルが下座となり、立場が上の人に上座に座ってもらうのがマナーです。一般的には、主賓が最も上座に座り、これに会社関係者、友人、親戚、両親と続きます。ただし、地域によっては独自のルールがある場合もあるので注意しましょう。
また、テーブル内にも上座と下座があります。例えば、会社関係者が座るテーブルで、同僚が上司よりも上座に座るような座席の指定はNG。同じテーブル内でも立場が上の人が上座に来るように席次を決めると良いでしょう。
上座と下座のマナーには例外もあります。例えば、少人数の家族婚で、ゲストが1つのテーブルを囲むようなケースでは、新郎新婦の隣に両親が座っても問題ないとされています。基本的なマナーを大切にしつつ、臨機応変に決めていきましょう。
注意点を意識してスマートな席次決めを
続いては、席次を決める上で、いくつか意識したいポイントをご紹介します。以下の注意点を意識することで、より一層スマートな席次決めをおこなえるでしょう。
1人で参加するゲストに配慮
グループに所属していないゲストがいる場合は、その人が1人きりにならないような席次を意識してください。他にも1人で参加するゲストがいれば、その人の隣になるような配置にしたり、話しが上手な人の隣に配置したりと、1人で参加するゲストが孤立しないようにしましょう。
大所帯のグループは分割やテーブルの入れ替えで対応
仲の良いグループのメンバーは、同じテーブルに配置したいところですが、大所帯のグループの場合、テーブルの座席数に対し、グループの人数の方が多いこともあります。
この場合、グループを2つに分けたり、テーブルを全員が座れるような大きいものに変更したりすると良いでしょう。グループを分ける場合は、1人だけ孤立するようなことがないように注意してください。
人間関係に配慮した配置にする
自分と親しいゲストであっても、ゲスト同士の仲が悪いこともあります。仲が悪いゲストがいる場合は、テーブルを離すような配置にすると良いでしょう。座席数などの関係でふたりを離すことができない場合は、同じテーブル内でも座る位置が離れるなどの配慮をしてください。
ゲストが結婚式を楽しく過ごしてもらえる席次を意識
披露宴の席次は、テーブルの構成や座席数によって変わりますが、いずれの場合も基本的なマナーを意識すれば大きな失敗はおこならないでしょう。基本的なマナーに加え、ゲストの状況に応じて臨機応変な席次にすることで、新郎新婦はもちろん、ゲストも気持ちよく過ごしてもらえるような結婚式にしてくださいね。