結婚式で流す映像・プロフィールムービー作成のコツ
最近の結婚式では、新郎新婦の紹介やゲストへの感謝の気持ちを述べるために映像を流すことが増えています。ふたりの成長過程がわかる写真やゲストとの思い出の写真がいくつも流れる映像は、ゲストの感動を誘う結婚式のハイライトのひとつです。
しかし、いざプロフィールムービーを作ろうとすると何からはじめればいいのかわかりにくいものです。そこで今回は、結婚式で流す映像を作るときに知っておきたい手順や構成などをご紹介してきます。結婚式で映像演出をしたい、と考えているカップルはぜひ参考にしてください。
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/
目次
結婚式で映像を作成する方法は?
結婚式で流すプロフィールムービーなどを作成する方法は、大きくわけて「自作」または「業者に依頼」の2パターン。それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが自分たちに相応しいかふたりでよく話し合い決定しましょう。
自作
ムービー作成ソフトなどを用意し、自分たちでイチから作ることになります。写真や構成、音楽などの自由度が高いので、世界でひとつだけのオリジナリティあふれる映像作品が完成するでしょう。
最近では簡単にムービーが作成できる無料ソフトもあるので、それらを利用すれば費用面での負担が少なく、手軽に結婚式のムービーが作成できますよ。
ただし、自作の場合、結婚式の準備と並行してイチから自分たちで作り上げていくため、計画的に作成していかないと間に合わないこともあるので注意が必要です。
業者に依頼
ムービーを自分で作成している暇がない、というカップルにおすすめなのが業者に依頼する方法。依頼する業者にもよりますが、基本的にムービー作成に必要な写真を送り、好みの雰囲気を伝える(いくつかある中から選択する場合も)ことで作成をしてもらいます。
数万円単位での出費は必要ですが、プロが作成してくれるので、クオリティの高い作品が期待できます。ただし、挙式ギリギリに依頼をしても作成が間に合わない場合があるので、最低でも2週間以上は余裕をもって依頼をしましょう。
プロフィールムービーを自作するコツ
業者に依頼する場合は、プロにお願いするので安心ですが、自作する場合は何かと不安なことも多いですよね。そこでここからは、結婚式に流す映像のなかでも作成されることの多いプロフィールムービーを自作する場合に焦点を当て、構成のコツや写真の選び方などをご紹介していきます。
プロフィールムービーを作る手順を再確認!
まずは、手順について改めて確認をしていきましょう。プロフィールムービーを作成する手順は、以下の通りです。
- 大まかな構成を決める
- 必要な写真やBGMを用意する
- ムービーに挿入するテロップを考える
- 編集ソフトを使って実際に作成する
簡単な手順ですが、編集ソフトを使い慣れていない人だと、作成に時間がかかるので余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
1.プロフィールムービーの構成を決める
映像演出で一番よく使われるプロフィールムービーは、新郎新婦の幼いころから今に至るまでの写真を順々に並べていくのが定番。過去から時系列に沿って作っていくことで、ふたりの成長をゲストに伝えることができ、感動的な演出になります。
新郎の幼いころからの写真を流してそのあとに新婦の映像を流すのか、新郎新婦の写真を左右にそれぞれおいて平行して進めるかはふたりの好み次第。途中までは時系列にそって交互に写真を紹介していき、ふたりが出会ったころから一緒に写った写真を紹介するのもロマンティックですね。
自由に構成を考えられるのも自作ができるメリットのひとつなので、動画サイトなどに上がっているプロフィールムービーを参考に構成案を考えてはいかがでしょうか?はじめて新郎(新婦)のことを知る新婦(新郎)側のゲストにもわかりやすい、構成になると良いですね。
2.写真やBGMを用意する
プロフィールムービーの要となるのが、写真とBGM。写真は、基本的にふたりが使いたいものを選べば良いですが、ゲストも一緒に写ったものを使うと喜ばれます。
その際に注意すべきは自分たち以外の人がどう映っているかも見ておくこと。自分の写真写りばかりを気にして他の人の写りがあまり良くないものを入れるのはNGです。
会場でそれを見た瞬間にそのゲストが不快な気持ちになることもあるかもしれない、ということを踏まえ写真を選定していきましょう。子供のころならではのおもしろい写真や意外性のある写真などもあると面白いかもしれませんね。
また、写真を選ぶときはバランスよく選ぶというのがコツです。新郎(新婦)だけの写真が多い、赤ちゃんの頃の写真だけが多いということのないように、バランスを考えて選んでいきましょう。手持ちの写真が少ない場合は、両親や友人に相談するほか、子供の頃に描いた似顔絵などを取り入れるという手もありますよ。
写真と同様に大切な要素となるのが、BGMです。BGMは、結婚式のテーマに沿ったものを選ぶとまとまりのあるプロフィールムービーが作成できます。
「感動してほしい」「明るい雰囲気を伝えたい」など、どんなプロフィールムービーにしたいかによって選択するBGMは大きく変わるので、ふたりでよく話し合って決めましょう。
いくつか曲を使いたいという場合は、「子供の頃」「出会ってから」といったようにブロックごとに曲を変えることでメリハリをつけることができますが、曲の種類を増やしすぎると煩雑な印象になるので、注意が必要です。写真同様にバランスを考えた選曲をしましょう。
3.映像にテロップを付ける
写真やBGMが決まった次は、映像に付けるテロップを決めていきます。テロップのポイントは、どの席からも見えるように大きめのフォントという点。広い会場では、遠くの席からは文字が見えにくいということもあるので、見やすさを意識した大き目のフォントを使いましょう。
また、テロップの内容は短い言葉で完結にまとめるのが基本。長く、堅苦しい説明文のようなコメントよりは、誰かに語りかけるようなフランクなコメントを意識しましょう。
4.編集ソフトで実際に作る
写真やテロップなどを決めたらいよいよ編集ソフトを使って、プロフィールムービーを作成していきます。プロフィールムービーを作るのに、特別に高価なソフトを購入する必要はありません。
もしあなたがMacのコンピューターを使用しているのであれば、iMovieが入っているはずです。このiMovieは誰でも簡単にクオリティの高いムービーが作成できるツールなので、ぜひ試してみてください。
Windows派のあなたは、ムービーメーカーというソフトがおすすめです。こちらも手軽にムービーが作成できる上、無料で使えるので初心者にはうれしいソフトです。
ほかにも、ウェディングムービーを作る専用の有料のソフトなどもあるので、自分にあったものを選択してくださいね。
オリジナルのプロフィールムービーで結婚式を盛り上げよう!
プロフィールムービーは、初心者でもフリーソフトを使って簡単に作成できることがわかりました。いざ使ってみると編集にハマってしまうかもしれませんね。
結婚式の準備と並行して自分たちでプロフィールムービーを作成するのは大変かもしれませんが、オリジナリティあふれる演出はゲストにも喜んでもらえるはずですよ。オリジナルのプロフィールムービーを作成して結婚式を盛り上げてみてはいかがでしょうか?