結婚式を和装で彩りたい!花嫁が着る和装にはどんな種類があるの?
結婚式で和装の婚礼衣装を着たいという女性は多く、「挙式では和装、披露宴ではドレス」「挙式ではドレス、披露宴では和装」など、着るタイミングやパターンは人それぞれです。とくに神前式を選べば、必ず和装を身に纏うことになるため、挙式スタイルを選ぶ段階から花嫁衣装の選択は始まっていると言ってもいいでしょう。
和装での結婚式は、ドレスとは違った華やかさと煌びやかさがあります。結婚式という特別な一日を彩る和装は、着る本人にとってはもちろん、パートナーやゲストにとっても、特別な印象と思い出となって残るものです。
そこで今回は、結婚式で花嫁が着る和装について、どんな種類があるのかご紹介します!
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/
目次
結婚式で着たい和装の種類をチェック!
今回ご紹介するのは、「白無垢」や「色打掛」など5種類の和装です。自分が希望する結婚式やイメージするスタイルに似合うのはどんな和装なのか、考えながらチェックしてみましょう。結婚式用の和装を選ぶ前にどんな種類があるのかを知り、試着や衣装選びの参考にしてくださいね。
結婚式の和装「白無垢」
白い婚礼衣装に身を包んだ、美しい花嫁さんの姿をテレビや結婚式などで見かけたことはありませんか? あの白で統一された婚礼衣装は「白無垢」と呼ばれるもの。打ち掛けや帯、綿帽子、角隠し、刺繍など、着物そのものから小物にいたるまで、すべてが白で統一されているのです。
白で統一されていますが、柄が刺繍で施されていたり、同じ白でも生地によって色合いの違いがあったりと、白無垢と一口に言っても多彩なバリエーションを見ることができます。和装のなかにあって白無垢は格式がもっとも高い婚礼衣装、「正礼装」とされ、挙式において着用される衣装です。
結婚式の和装「色打掛」
白無垢とは一転して、色鮮やかな和装の婚礼衣装が「色打掛」です。白無垢と同じ格式を持つ正礼装で、挙式で着用されることもある婚礼衣装です。神前式の挙式と言えば、白無垢というイメージですが、色打掛で挙式に臨むケースも多くあります。
格調高く鮮やかな刺繍や柄には、鶴や亀、松竹梅などの「吉祥文様」や、季節の花などの「季節柄」が多く見られます。結婚式の季節に合わせた「季節柄」の色打掛を選びたいところ。また、挙式だけではなく、披露宴にも華やかさを添えてくれます。披露宴にはヘアアレンジを変えて、艶やかさや可愛らしさをプラスしてみてもいいですね。
結婚式の和装「引き振袖」
お色直しで選ばれることの多い「引き振袖」は、成人式の振袖とは違う特徴があります。裾には「ふき綿」が入り、袖が通常の振袖よりも長くなっています。礼装としての格式も高く、大振袖と呼ばれることも。披露宴ではヘアアレンジや小物使いで和洋折衷のコーデにし、華やかに着こなす花嫁さんも多い衣装です。
また、振袖などの着付けでは必須の「おはしょり」を、引き振袖ではおこないません。「おはしょり」をしない「お引きずり」にすることで、裾を引きずったスタイルになります。裾の「ふき綿」も相まって全体的なラインが優美になり、花嫁をより美しく魅せてくれるのです。
結婚式の和装「振袖」
振袖は、未婚の女性が着る礼装としてなじみ深いものではないでしょうか。成人式や、友人や親戚の結婚式などで、振袖を着用した経験のある人も多いことでしょう。色打掛や引き振袖と比べると華やかさは劣りますが、大切な振袖を自分の結婚式でも着たいという女性や、独身最後の日に振袖を着たいという女性は多く、お色直しでよく選ばれる和装のひとつです。
振袖はレンタルするケースと、自分の振袖を持ち込むケースがあります。もし自分の振袖を持ち込む場合は、持ち込み料やヘアメイクについて式場側ときちんと打ち合わせをするようにしましょう。
また、次項の「新和装」にも少し通じるものがありますが、自身の振袖を洋風にアレンジして着こなす女性も! ドレスタイプにリメイクするサービスがあったり、リメイクしないでドレスタイプとして着られる着付けサービスがあったりと、形式はさまざまです。結婚式場などで扱っているかどうかは、まず式場側に確認するようにしてくださいね。
結婚式の和装「新和装」
近年注目され、人気が高まっている「新和装」という和装があります。これはオーガンジー素材やチュール素材といった、透けるドレスの素材を使用した和装のこと。「オーガンジー打掛」とも呼ばれています。白だけではなくパステルカラーなどの淡い色合いが魅力的。
和装でありながらも、エレガントさや可愛らしさを演出でき、洋装にも通じる雰囲気があります。洋風のヘアスタイルやアクセサリーも似合うなど、花嫁の個性を引き出す和装としても注目されています。
和装は日本の伝統衣装!美しい装いで思い出に残る結婚式を
和装は日本の伝統衣装でもあります。人生の新たなスタートとなる結婚式に、和装を身に纏うのは、とても素敵なことですね。もちろん、和装ではなくドレスだけというのも、とても素敵なこと。選ぶのは人それぞれですから、自分が納得のいく衣装を選ぶようにしましょう。美しく清らかな装いで、思い出に残る結婚式を迎えてくださいね。