和の結婚式にぴったり!「鏡開き」ってどんな演出?


結婚式の定番演出である「鏡開き」。大きな樽酒の蓋を木槌で割る、縁起のいい儀式です。特に和婚での鏡開きは、ケーキ入刀の代わりとして取り入れるカップルが多く、披露宴をより一層盛り上げてくれる人気の演出です。

豪快に樽の蓋を割ってゲストに清酒を振る舞えば、ゲストとの一体感も生まれます。和婚との相性バッチリの鏡開きは、今も昔もおめでたい席にぴったりです。

この記事では、そんな鏡開きにスポットを当て、詳しくご紹介! 今注目の和婚にぴったりの鏡開きを取り入れて、新郎新婦はもちろんゲストも盛り上がる披露宴を作り上げましょう。

 

和婚の演出におすすめ!「鏡開き」で盛り上がろう


鏡開きは、結婚式に限らず企業のパーティーなど、おめでたい席の演出として、昔から親しまれています。鏡開きと呼ばれる所以は、樽酒の蓋がまるく鏡に似ていることから。その蓋を開けることを「鏡開き」と呼ぶようになったという説が濃厚です。

「鏡割り」と呼ばれることもありますが、「割り」という言葉は結婚式では縁起が悪いもの。結婚式では「鏡開き」と呼ぶようにしましょう。

それでは、鏡開きの基本的な知識や結婚式で取り入れる方法を具体的にご紹介します。

 

結婚式の鏡開きでは、どんなお酒を使うの?

結婚式の鏡開きで使うお酒は、「樽酒」と呼ばれるものが一般的。樽酒とは、スギやヒノキの樽に入れて木の香りをお酒にうつしたもののことを言います。

樽酒を使用する場合は、少し準備が必要です。通常樽酒はしっかりと蓋がされているため、木槌で叩く程度では蓋を割ることはできません。バールなどを使用し、あらかじめ蓋を開けておきましょう。割るときに木くずが入ってしまうので、茶こしなどでしっかりと掬い取ることも忘れずに。

結婚式の鏡開きで使用される樽酒の大きさは、主に4斗樽、2斗樽、1斗樽の3種類です。一般的には、見栄えがする4斗樽を選ぶ方が多いようです。

ただし、4斗樽は100~200名程度のお酒の量なので、少人数の結婚式だと大量に余ってしまいます。そのような場合のため、上げ底のものも用意されています。見た目は堂々とした4斗樽でも、人数に合わせた量に調節できるため無駄がありません。実際に、上げ底の樽酒を選ばれる方が圧倒的に多いようです。

また、余ったお酒を瓶に詰めて、引き出物として差し上げるというアイデアも。お酒好きのゲストに喜ばれそうですね。

 

結婚式の鏡開き、費用はどれくらいかかる?

結婚式に鏡開きを取り入れる場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。

例えば、一番需要のある上げ底タイプの4斗樽の場合は、6万から8万程度が相場です。それに加えて、木槌や升も用意しなければなりません。トータルで10万円ほどかかると思っておけば間違いないでしょう。

結婚式場によっては、さらに持ち込み料がかかるケースがあります。鏡開きを取り入れるなら、事前に式場側への確認を忘れないようにしましょう。

また、結婚式場で樽酒を手配してくれるケースも。相場は10万円から15万円程度と、自分で手配するよりも少し割高にはなります。しかし「忙しくて、自分で手配する時間がない」というカップルは、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。手配ミスの可能性も少ないため安心です。

その他に、業者からレンタルするという方法もあります。4斗樽の場合、13,000円から33,000円程度なのでとてもリーズナブル。木槌や升といったものもレンタルできる点もうれしいですね。

 

結婚式で鏡開きをおこなうタイミングは?

鏡開きのタイミングは、明確にいつという決まりはありません。式場側と相談して決めましょう。一般的には、主賓挨拶の後におこなわれることが多いようです。

鏡開きだけにする演出もありますが、せっかくなのでゲストに振る舞ってみても。鏡開きのお酒で乾杯しても盛り上がりそうですね! もちろん、お酒が飲めないゲストへの配慮も忘れないようにしましょう。

 

鏡開きの具体的な進行の仕方!掛け声のタイミングは?

それでは、結婚式における鏡開きの進行方法を具体的にご紹介します。

まずは、口上を述べてくれる人を指名しましょう。口上者は、新郎新婦のご兄弟や新郎の友人などが多いようです。突然の指名だと驚かれてしまうことが多いので、予め伝えておくようにしましょう。

口上が述べられたあとは、そのまま音頭を取ってもらいます。口上者が「せーの!」と威勢よく音頭を取った後、ゲストの「よいしょ! よいしょ!」という掛け声に合わせて、新郎新婦は木槌で樽酒の蓋を割ります。

蓋が割れれば、会場は拍手喝采! 大いに盛り上がることでしょう。新郎新婦だけではなく、ご両親や祖父母など、ご家族に参加してもらってもいいですね。

鏡開きの後は、ゲストにお酒を振る舞っても。余裕があれば、新郎新婦自らサーブしお酒を配れば、おもてなし度もぐっとアップしますよ。その際には、お酒が飲めない、車で来ているというゲストには、無理に振る舞わないようにしましょう。

 

結婚式の伝統的な演出「鏡開き」で、会場を盛り上げよう!


和婚の伝統的な演出、鏡開きについてご紹介しました。和婚に合うのはもちろんですが、洋装の結婚式に取り入れるカップルも増えています。また、二次会の余興としても盛り上がるのでおすすめです。おめでたい席にぴったりの迫力ある鏡開きを、ぜひ結婚式に取り入れてみてくださいね。

会場見学で細かな点までチェック!平日なら2会場見学もOK
オンライン相談
家族挙式の衛生管理と取り組み