どれを選ぶ?ウェディングケーキの種類をチェック!
結婚披露宴の定番演出のひとつに、「ケーキカット」があります。ウェディングケーキに、新郎新婦がふたりで入刀する、いわゆる「夫婦の最初の共同作業」と言われる演出です。このケーキカットに使われるウェディングケーキには、いくつか種類があることをご存じでしょうか?
そこで今回は、ケーキカット用のウェディングケーキについて、種類や特徴をご紹介します! 結婚披露宴でどんなウェディングケーキにするのか、ぜひ参考にしてくださいね。
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/
目次
イミテーションから本物まで、多彩なウェディングケーキ!
ウェディングケーキにはイミテーションを使ったものから、本物のケーキまで、多彩な種類があります。代表的なのは、「イミテーションケーキ」「フレッシュケーキ」「クロカンブッシュ」「シュガーケーキ」の4種類です。今回はこの4種類にスポットを当てていきましょう!
本物に近いデザインも!イミテーションケーキ
最初にご紹介するのは「イミテーションケーキ」です。これはケーキ入刀をする部分以外、全て作り物のウェディングケーキ。デザインのアレンジができるものもあり、新郎新婦の個性に合わせることが可能なケースも。費用を抑えつつ、ゴージャスな演出ができるという魅力があります。
本物のケーキの場合、食後のデザートとして切り分けたケーキを「幸せのおすそわけ」として配ります。イミテーションケーキの場合は、他のケーキを用意して配ったり、引き出物と一緒に持ち帰りができるケーキを別途用意するケースが多く見られます。
幸せをおすそわけ!フレッシュケーキ
近年人気が高いのが「フレッシュケーキ」です。フレッシュケーキは、生のケーキ。フルーツや生クリームなどをふんだんに使った、新鮮なケーキでケーキカットをおこないます。
オーダーできるタイプのフレッシュケーキでは、新郎新婦の似顔絵が描かれていたり、ハート型をしていたりと、個性的なケーキに仕上がっていることも。もちろん、ケーキカット後は幸せのおすそわけ! 人数分に切り分けて、ゲストに振る舞います。
キャンドルサービスをやめて、ケーキを配るという演出をするケースも。新郎新婦のこだわりと感謝の気持ちが詰まったケーキを、ゲストとともに味わって文字通り「甘いひととき」を過ごすことができます。
子孫繁栄を願って!クロカンブッシュ
小ぶりのシュークリームを積み上げた「クロカンブッシュ」は、フランスのウェディングケーキです。シュークリームは、飴などでコーティングされて積み上げられています。ツリー型のクロカンブッシュには、「子孫繁栄」を願うという意味が込められているんですよ。シュークリームの「シュー」は、フランス語で「キャベツ」。キャベツ畑から赤ちゃんが生まれるという言い伝えが元になっています。
最初に取り分けたシュークリームを新郎新婦で食べさせ合う「ファーストバイト」をしたり、木槌で壊したケーキをゲストに振る舞ったり……クロカンブッシュにはさまざまな演出が可能です。
1段ごとに意味がある!シュガーケーキ
最後にご紹介するのは、イギリスの伝統的なウェディングケーキである「シュガーケーキ」です。オーダーメイドできるタイプなら、デザインにも個性を光らせることができますよ。
シュガーケーキは3段重ねになっており、それぞれに意味があります。
- 下段……披露宴で切り分けて食べる
- 中段……披露宴に来られなかった人たちに分ける
- 上段……最初の結婚記念日や、子どもが生まれたときに食べる
上段を見て「あれ?」と思った方も多いのではないでしょうか。シュガーケーキにはドライフルーツがたっぷりと使われ、しかも表面がシュガーペーストやアイシングなどでしっかりとコーティングされているケーキ。つまり長期保存を目的として作られたケーキなのです。
実際に長期保存を目的とする場合は、外側のシュガーはそのままで、中身だけダミーにするケースが多くあります。ケーキそのものにシュガークラフトをあしらって、そのシュガークラフトを記念に長期保管してもいいですね。
ちょっと気になる!ウェディングケーキの起源って?
ウェディングケーキの起源には、いくつかの説があります。
- 花嫁の頭上にビスケットをまいたという古代ギリシア説
- 結婚するふたりがパンを分け合って愛を誓ったというギリシャ神話説
- ビクトリア女王の結婚の際に登場したシュガーケーキという18世紀イギリス説
- 甘い物を嫌う悪魔が、新郎新婦に近寄れないようにという西洋の魔除け説
どの説も日本の話ではありませんが、遠い外国の言い伝えやしきたりなどが日本に伝わり、新郎新婦の門出を祝っているなんて、どこか不思議な感じがしますね。
個性が光るウェディングケーキをチョイス!ケーキカット以外も!
どんなウェディングケーキにするのかは、ふたりの個性次第です。フレッシュケーキにこだわる必要はありませんし、イミテーションケーキでも素敵な演出ができます。ふたりの個性が光るケーキをチョイスしたいですね。
また、必ず「ケーキカット」が必要というわけではありません。近年はケーキを使わずに「大きな料理」をカットしたり、ケーキにチョコレートなどのコーティングをかける演出にしたり。さまざまな形で、「ケーキカット」に変わるイベントやシャッターチャンスを演出するカップルが増えているんですよ。
ウェディングケーキの種類とともに、多彩な選択肢も視野に入れて、素敵な結婚式を作り上げてくださいね。