結婚式の直前に出席できなくなった!急な欠席時のマナーを紹介


親族や友人、同僚などの大切な結婚式には、なんとしても駆け付けたいもの。しかし、結婚式の直前に身内の不幸が重なってしまったり、どうしてもはずせない仕事が入ってしまったり、急病になってしまったりと、思わぬ事態で結婚式に出られないことも考えられます。招待状を出席と返信したものの、結婚式をキャンセルしなければならない場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

この記事では、出席する予定だった結婚式を欠席する際の伝え方や、マナーについて詳しくご紹介します。出席してくれることを楽しみにしている新郎新婦に対して失礼のないよう、また今後も円滑につきあっていけるように、マナーをしっかりと覚えておきましょう。

 

結婚式に出席できない!急なキャンセルの伝え方は?


招待状に出席と返信した後に、どうしても欠席しなければならなくなった場合は、わかった時点ですぐ新郎新婦に伝えることが大切です。では、どのように伝えれば失礼にはあたらないのでしょうか。また、ご祝儀などはどうしたらよいのかも合わせてみていきましょう。

 

メールはNG!本人に直接、結婚式の欠席を伝える

招待状の出欠を取りまとめてから、新郎新婦は結婚式のさまざまな準備を進めています。結婚式場での料理の手配や引き出物の準備、席次表の作成など、出席者の人数に合わせて準備の種類は多岐にわたります。新郎新婦の負担が少しでも減るよう、欠席がわかった時点で速やかに連絡しましょう。

直接会って伝えるか、電話で伝えて謝るようにしてください。メールやSNSなど文字だけでは、心からの謝罪や誠実な気持ちは伝わりづらいもの。気まずいと感じるかもしれませんが、誠意をもって直接伝えるようにしましょう。

 

結婚式の欠席理由を新郎新婦へ正直に伝える

結婚式の急な欠席を新郎新婦へ申し出るときは、その理由も必ず正直に伝えるようにしましょう。体調不良やはずせない仕事など、やむを得ない事情であれば、新郎新婦もきっと納得してくれます。

加えて今は、新型コロナウイルスの感染リスクの懸念もあります。自分自身が感染してしまった場合はもちろん、濃厚接触者に該当してしまった場合も出席してはいけません。出席することで迷惑をかけてしまうと考えられるときは、見送る方が良いでしょう。

 

身内の不幸、喪中の場合は注意が必要

身内に不幸があり、お通夜や告別式と重なってしまったら、結婚式は欠席するべきです。では、忌中や喪中の場合はどうすれば良いのでしょうか?

一般的に忌中(四十九日)が明けていない場合は、結婚式への出席を控えるのが常識とされています。縁起が悪いとされ、結婚式の主催者側である新郎新婦に失礼にあたるからです。

最近では四十九日が明けたら、結婚式へ出席しても良いと考える人が増えています。ただし、地方や宗教、その家の考え方やしきたりによって大きく変わるため注意が必要です。百箇日法要を過ぎていなければ、出席を見送った方が良いでしょう。

また、身内の不幸で結婚式を欠席する場合は、そのことを伝えるのはマナー違反とされています。「やむを得ない事情で」と伝え、結婚式後に事情を説明すれば理解してもらえることでしょう。

 

結婚式を欠席した場合、ご祝儀はどうすれば良い?

結婚式直前のキャンセルは、やむを得ない事情があるにせよ、新郎新婦に迷惑をかけてしまうことが避けられません。お料理や引き出物の手配も既に済んでいることが多く、さまざまな負担をかけてしまうことが考えられます。

ご祝儀は、新郎新婦へのおめでとうの気持ちとお詫びの気持ちを込めて、渡す予定だった金額と同じ金額を包むようにしましょう。渡す日程は、大安、友引といった縁起の良い日を選ぶことをおすすめします。結婚式直後は、引っ越しの準備や新婚旅行などで新郎新婦も忙しくしていますので、落ち着いたと思われるタイミングを見計らって直接渡すと良いでしょう。

ただし、遠方であったりお互いのタイミングが合わなかったりする場合は、現金書留でも大丈夫。現金書留の封筒に直接ご祝儀を入れるのではなく、ご祝儀袋に収めてから入れるようにしてください。現金書留到着日も縁起の良い日を選ぶようにしましょう。手紙を添えると、より気持ちが伝わりますよ。

 

結婚式当日は新郎新婦に祝電を

結婚式を欠席する場合でも、可能であれば祝電を送ると良いでしょう。急な欠席を、新郎新婦はきっと残念に思っています。お祝いしたかった気持ちや出席できなかった残念な気持ちを、自分の言葉で伝えると喜ばれますよ。祝電はさまざまなデザインのものがあるので、新郎新婦の好みを選べると良いですね。

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結婚式を急に欠席するときは、マナーをしっかり守って


直前に結婚式を欠席するのは避けたいもの。しかし、だれでも不測の事態は有り得ます。そのような事態に見舞われたとき、マナーをきちんと守って、誠意を持って行動することが大切です。今後も新郎新婦と良好な関係を続けるためにも、マナーをしっかり守って対応してくださいね。

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