結婚式に欠かせない!「親族紹介」の基本をチェック
結婚式で初めて両家の親族が顔を合わせるというカップルも多いでしょう。そのため、互いの親族を紹介する「親族紹介」は、結婚式に欠かせません。とはいえ、参加者が親族に限られることから、これまで経験がなく、具体的にどんなことをすれば良いのか分からないという方もいるでしょう。
そこで今回は、結婚式の親族紹介について、その流れやポイントなど基本的な事柄を解説していきます。親族紹介に参加する予定のある方や、親族紹介をしたいと考えているカップルは、ぜひチェックしてみてください。
目次
互いの親族同士が顔を合わせる「親族紹介」
親族紹介は、結婚式当日に新郎新婦の親族が集まり、互いに紹介し合うというもの。新郎新婦との関係や簡単なあいさつをし、顔合わせをおこないます。タイミングは、結婚式が始まる前や、挙式と披露宴の合間などです。
親族紹介は必ずおこなわなければならないものではないため、家族婚や親族挙式など、家族や親戚のみの結婚式では、親族紹介をおこなわないこともあります。この場合は、披露宴中に親族を紹介する時間を設けると良いでしょう。両家の状況に合わせて対応をしてください。
親族紹介をおこなう場合、親族控室を使うのが一般的ですが、チャペルなど挙式会場ということもあります。時間は、参加人数によって前後しますが、20分ほど。参加者の招待状には、親族紹介をおこなうことを記載した付箋などを同封し、案内をしましょう。
結婚式の「親族紹介」、どんな流れで進めれば良い?
親族紹介は、新郎の父親、または会場のスタッフなどが進行する形で、次のような流れで進みます。新郎新婦が進行する場合もありますが、そもそも支度のタイミングによっては参加できない場合もあります。新郎新婦がいない場合でもスムーズに進められるよう、あらかじめ関係者と話し合っておくことが大切です。
【親族紹介の流れ】
- 進行役が始まりのあいさつをする
- 新郎側の親族を紹介する
- 新婦側の親族を紹介する
- 進行役が締めのあいさつをする
親族紹介の最初と最後は、進行役があいさつをします。親族を紹介する部分では、新郎または新婦との関係性などを紹介。会場スタッフや親族の代表者が全員を紹介しても良いですし、一人ひとりが自己紹介をする形を取っても問題ありません。自己紹介をする場合は、ふたりの間柄とともに、簡単なエピソードなどを話してもらうのも良いでしょう。
「親族紹介」で注意したいポイントは?
ここまで結婚式で親族紹介をする際の流れについて紹介しましたが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。親族紹介をスムーズに進めるためにも、どんなことに気を付ければ良いのか見ていきましょう。
【親族紹介のポイント1】参加者は両家で合わせて
親族紹介では、誰を紹介しなければならないという決まりはありません。新郎新婦や両親の間で誰を参加者とするか話し合って決めてください。ただし、どの親族まで参加してもらうのか、何人参加するのかといったことは、両家の間で認識を合わせておきましょう。
もちろん、兄弟姉妹の数などが異なる場合もあり、完全に参加者の数を合わせるのは難しいです。しかし、両家で参加している親族の人数があまりにも違ったり、親等が異なったりする状況は不和を生む可能性もあり、避けた方が良いと言えます。
【親族紹介のポイント2】紹介は1親等から順番に
親族挙式では、先ほど話した通り、新郎側の親族から順番に紹介していきますが、親族のなかにも紹介する順番があります。基本的には、新郎または新婦と血縁が近い人から紹介をしていくようにしましょう。
具体的には、まず1親等である父親と母親を紹介し、次に2親等である兄弟姉妹とその配偶者、祖父母などを紹介します。同様に、3親等に当たる甥や姪、おじやおばなど、4親等に当たるいとこや大おじ、大おばといったように紹介していきます。なお、代表者が親族を紹介する際は、敬称を付けずに紹介していくのが基本です。
【親族紹介のポイント3】欠席者や故人などの扱い
体調不良や事情があって参加できない親族や、すでに他界してしまっている親族がいる場合、どのように紹介すれば良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
欠席者については、代表者が最後に紹介をすれば問題ありません。理由について話しにくい場合は、体調不良などと説明するのが無難です。父母や兄弟姉妹など近親者が亡くなっている場合については、無理に詳細を説明しなくても良いでしょう。簡単に説明するなど、ふたりの考えに沿った選択をしてください。
ポイントを押さえて、スマートな親族紹介を!
両家の親族が集合する機会というのはあまりないため、結婚式での親族紹介は両家の親交を始める上でとても大切な機会だと言えます。これから親族紹介を予定しているカップルやその親族は、今回ご紹介した流れやポイントを押さえた上で、親族紹介に臨んでみてはいかがでしょうか。