結婚式に可愛らしさをプラスするベールボーイ・ベールガールとは?

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皆さんは、ベールボーイ・ベールガールという子どもたちをご存じですか?

ベールボーイ・ベールガールとは、教会式の際に花嫁の後ろについて歩く子どもたちの事で、花嫁がベールを踏んでしまったりしないように、ウエディングベールの裾を持ってサポートする役割を担っています。

ベールボーイ・ベールガールの数は1人の場合もありますし、複数人で行う場合もあります。どちらかと言えば女の子のほうがケースとしては多いかもしれませんが、男の子にお願いしても全く問題ありません。

小さな子どもたちが正装して歩く姿はまるで天使のように可愛らしく、あなたたちの結婚式を一層ピュアで思い入れのあるものに仕上げてくれます。

ここでは、結婚式を盛り上げる子どもたちのかわいい演出のうちの一つ、ベールボーイ・ベールガールについてご紹介しましょう。

 
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ベールボーイ・ベールガールの由来

ベールボーイ・ベールガールという存在はいつ、どうやってできたのでしょう。

そもそも、ベールボーイ・ベールガールが持つウエディングドレスのベールは、なぜあんなに長いものなのでしょう。

その理由は古くまで遡ります。実はもともと、ウエディングベールの長さは家柄を表していたとされています。つまりその長さが長ければ長いほど「格式のある家柄」を意味しました。そのため、ベールが長いことで家柄の良さを表していたのです。

ただ、ベールが長くなると当の花嫁は一人で上手に歩けませんし、どんどんベールの形が崩れたり絡まったりしてしまうので、式場内ではその長いウエディングベールの端をもつアテンダーが必要になりました。

アテンダーとは「付き添い・介添人」といった意味で、当日の花嫁の世話を担当する者のことです。

時は流れ現代になると、アテンダーはもちろん存在しますが、ほとんどは式場スタッフに行ってもらいます。スタッフの動きはむしろ黒子のようにゲストの目にできるだけ触れない位置で花嫁をサポートする側に回ります。

確かに、花嫁のそばにずっとくっついていれば写真にも写り込んでしまいますし後から見直してもあまりいい気分になりません。

アテンダーは常に花嫁が最高のウエディング姿でいられるように、花嫁が歩く時はいつでもドレスの形を整えながら付き添ってくれますが、バージンロードを歩くことはしません。

その代わりに、花嫁の後ろからベールをもって歩く役割は、幼い子どもたちが担うこととなりました。神聖なバージンロードですが、天使のように無垢で可愛らしい子どもたちが歩く分には問題がないからです。

そんな、お手伝いしてもらう子どもたちのことをベールボーイ・ベールガールと呼ぶようになったのです。

また、ベールボーイ・ガールと似ている演出に、「トレーンベアラー」というものがあります。トレーンベアラーとは、花嫁のドレスのトレーン(後ろに長く引く裾のこと)を持って歩く人のことを指します。

ウエディングドレスは一般的に、トレーンよりもベールの方が長いスタイルが多くあります。ですが、中にはベールよりもトレーンの方が長いウエディングドレスもあります。

そういったドレスを選んだ場合は、ベールボーイ・ベールガールの代わりに「トレーンベアラー」をお願いしましょう。

トレーンベアラーの役割も基本的にはベールボーイ・ベールガールと同じです。

どちらも、可愛らしい子どもという存在によって結婚式をより清純なものにし、華やかさも増すことができます。

 

ベールボーイ・ベールガールは誰に頼む?

ベールボーイ・ベールガールをお願いしたい!と思った場合には、一体誰に頼めばよいのでしょうか。また、何歳ぐらいの子が最適なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

 

家族や親族の子どもにお願いしよう

これから結婚する方の中には、子どもがいるご友人や職場の方が多いという方もいるでしょう。日ごろから仲良くしている間柄であって、子どももあなたに慣れている場合はついお願いしたくなりますよね。

ですが、結婚式はあなた一人のためのものだけではありません。例え花嫁の親友の子どもであったとしても新郎からすればそこまで親交が無いでしょうし、まして親族からすると赤の他人です。

本人たちは良くても親族の方の中には少し違和感を覚える方も出てくる可能性があります。ベールボーイやベールガールは家族や親族の子どもにお願いする方が良いでしょう。

もし親族の子が複数いる場合は、みんなに役割を当たられるようにするのもポイントです。親族は今後も長いお付き合いが予想されますので、変なしこりを残さないように手配しましょう。

 

3歳以上の年齢の子に任せよう

子どもは、幼ければ幼いほど天使のような雰囲気があって結婚式に相応しいかもしれません。ですが、大体3歳未満の子どもにベールボーイ・ベールガールをお任せするのは少し荷が重いかもしれません。

普段人見知りなどが無く活発で聡明な子でも、本番は大勢の大人に見守られながら大役を果たさなければいけません。大人でも緊張する瞬間です。特に一人の子にお願いする場合は、年齢は3歳を越えている子が無難です。

また、リハーサルでは上手にできていたのに、本番になると急に緊張して動けなくなったり、ぐずってしまったりすることもあります。

可能であれば、ベールボーイ・ベールガールを念のために2~3人で行ってもらうようにしましょう。この場合、誰かがぐずっても他の子が役割を果たしてくれます。

複数人にお願いできれば、その中に3歳にやや満たない子がいても任せることが出来るかも知れませんね。

 

どんな衣装がいいの

ベールボーイ・ベールガールには、ぜひ新郎新婦のようにタキシードとドレスで着飾ってもらいましょう。

同じ正装でも、子どもが着るだけで何とも言えない可愛らしさが出ますよね。

衣装に加えて、花嫁の持つウエディングブーケと同じお花を使用した子どもたち用のお花アイテムも揃えてみましょう。

女の子には花冠やお花の腕輪、男の子だったら小さいブートニア(コサージュ)を用意します。お花がプリザーブドフラワーや造花などの場合は記念にとっておくことも出来ますね。

ベールガールの女の子が白いドレスを着て、小さな花嫁さんのようにかわいく花嫁さんをサポートするのは何とも愛らしいものです。しかし、男の子の正装は問題ないとしても、いくら子供とはいえ「白いドレスはNGなのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

そう、結婚式当日に白い衣装を身にまとうことができるのは花嫁だけ。他の方が白い衣装を着るのはNGとされています。

ただ、小さなお子様の場合は基本的には問題ありません。ただし、中には「子どもでも白はNG」と思う方もいるので、マナーに厳しい家風の結婚式では白い衣装は避けたほうが無難かもしれません。

 

ベールボーイ・ベールガールを頼む際の注意点

ベールボーイ・ベールガールは、あくまでも新郎新婦や周りの大人が「可愛い!」と喜ぶ演出の一つであり、本人たちにとってみればその意味合いがわかりにくいものです。

そのため、バージンロードの途中で立ち止まってしまったり泣き出してしまったり、走り回ってしまったり…など不測の事態が起きる可能性があります。

そんな場合に備えて、ベールボーイ・ベールガールを頼むときにはその両親にしっかりサポートしてもらえることを忘れないようにしましょう。何かあった場合に、すぐにパパやママがフォローできるよう、近くで見守っていてもらうようにしてくださいね。

 

まとめ

結婚式の演出の中で子どもに手伝ってもらえるものの中で、実はちょっと難しいのが、このベールボーイ・ベールガールです。子どもの年齢や性格によっては結婚指輪を運ぶリングボーイ・リングガールなどのほうが無難にこなせるかもしれません。

ただ、子どもにいろいろ手伝ってもらうことができれば、普通の結婚式や披露宴が格段に可愛らしく、和やかな雰囲気になることは間違いありません。

もちろん、いやがっている子どもに無理やりお願いすることはできませんが、親族などに小さな子どもがいる場合は、ダメもとでお願いしてみることをおすすめします。
パパ・ママにとっても思い出深い日になるので実行できるといいですね。

そして肝心なことは、子どもたちが無事にベールボーイ・ガールをやり終えた後にちゃんとお礼を言う場を設けることです。

子どもたちの名前を呼びあげて、素敵なプレゼントと共に周りのゲストから沢山の拍手をしてもらえるような時間を披露宴の中で必ず設けるようにしておきましょう。

もちろん、失敗しちゃった子にもよく頑張ったねとほめたたえることが大事です。大人でも緊張するものだ、ということを肝に銘じておいてくださいね。

これから結婚するあなたたちの結婚式が、ベールボーイ・ベールガールの協力を得て、ますますステキになることをお祈りしています!

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