披露宴の中座、誰とする?みんなは誰を選ぶ?
結婚式の披露宴での見せ場の1つと言えば、披露宴での花嫁さんのお色直しですよね。
結婚式の主役である花嫁さんのウエディングドレスや和装姿はもちろん、カラードレスも見られるようであればたくさん見たいのがゲストの心理です。
そのためには、花嫁はお色直しのために一度会場から退席をします。新郎もお色直しをする場合は新郎新婦が一緒に中座することもなくはありませんが、高砂席が空っぽになる時間が長くなるため、一般的にはお色直しに時間のかかる新婦が先に中座し、あとで新郎が中座することとなります。
そのため、新婦・新婦はそれぞれ一緒に中座する、エスコートする相手をゲストの中から選ぶのです。
その相手はほとんどがサプライズで選ぶことが多く、披露宴の中でも特に感動的な場面となります。
そこで今回は、披露宴の中座は誰とする?をテーマに考えます。誰とする人が多いのかなど、先輩花嫁たちの事例をぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
最も多いのは両親
中座のエスコートとして、男女問わず最も多いのは両親です。
結婚式はどうしても新婦の方が目立ってしまいますが、 中座の場面は、ゲストも新婦だけでなく新郎にも注目しますので、お互いに大切な人と歩きたいですよね。
新婦の場合は、バージンロードを父親と歩いたから中座は母親と、と考える人が多いようです。新婦はそのほかにも両親への手紙などで、家族の絆を確かめ合い、ゲストにも感動を与えることができますが、新郎はどうしても新郎新婦を代表しての挨拶を任されたり、オフィシャルな立場を要求されたりすることが多く、感動の場面の主役になりにくくなります。
新郎本人はもちろん、それは新郎を育てたご両親にとっても少し寂しいものがありますよね。そこで、新郎がお母さまを指名し親子で歩く演出を見せると、ゲストはもちろんお母さまにとっても忘れ難い思い出となることでしょう。
特に母親と息子となると普段は手をつないだり腕を組んだりすることに照れくささもありますが、結婚式は特別な場ですから一緒に手と手を取って中座すると特別な思い出となります。
筆者の場合は、中座する時は昔からよくお世話になっていた叔母に、そしてお色直しが和装だったのでお色直し入場の時にお手引き役として母親を指名し歩きました。
夫の方はと言うと、お母様を指名し中座したのですが、まさかそんな役回りがあると思っていなかった夫のお母様は、突然スポットライトを浴びてびっくりし、緊張していましたが、とても喜んでいたので、お母さまを指名して良かったと思っています。
後々まで語り継がれる、家族にとっての大事な思い出が一つ増えました。
両親に次いで多いのはそのほかの親族
中座の相手として両親の次に多いのは、兄弟姉妹、従妹や祖父母です。
兄弟姉妹や従妹は、新郎新婦が一番長い時間を共に過ごし、成長してきた相手です。ですから、結婚式と言う人生の晴れ舞台でも、やはり一緒に過ごしたいと思うものでしょう。
特に兄弟や従妹に子供がいる場合、女の子には花嫁に似たふわふわのドレスを着飾り、天使のように可愛らしくエスコートしてもらい、男の子にはビシッとタキシードを着てエスコートしてもらうのもおすすめです。
また、祖父母にとってみては「孫の晴れ姿を見ること」を生きがいにしている方も多くいらっしゃいます。そんな目に入れても痛くないほどかわいい自慢の孫が、中座の相手に自分を選んでくれたとなると、その嬉しさはひとしおでしょう。
他にも、例えば筆者の友人では相手のご両親と一緒に中座をしたカップルがいました。
2つの家族が1つになった素敵な瞬間を見られ、感動したのを覚えています。
親友に頼むのも素敵な演出に
エスコートの相手は、親族に限られるわけではありません。中には、親友や幼馴染を選ぶ方も多いのです。
花嫁の場合は「ブライズメイド」たちに頼むのもおすすめです。ドレスを合わせた華やかなブライズメイドと共に中座すると、見た目も華やかでゲストたちにも喜ばれることでしょう。
新郎の場合も、青春時代を一緒に過ごした友人たちは一生の宝物ですよね。そんな彼らと一緒にエスコートするのも盛り上がりそうですね。
新郎新婦が友人たちとエスコートをする場を観られたゲストの方々、特に親族にとっては、「あの子はよい友人たちに恵まれたんだな」と再認識するきっかけになりますし、ご両親にとっても何よりも嬉しい光景となるのではないでしょうか。
エスコートに選ばれた側の心境は
エスコート役は当日にサプライズで呼ばれることが多いのですが、選ばれた側はどのような気持ちになるのでしょうか。
結論としては、選ばれて嫌な人はいません。迷惑かな?と考えて周りに気を遣い過ぎる必要はありませんので、誰と一緒に歩きたいか、誰が一番喜んでくれるかを考えてエスコート役を考えてみましょう。
家族や兄弟など他に代わりがいない相手の場合はともかく、数ある友人たちの中から特別に誰かだけを選んだら、他の友人が気を悪くしてしまうかな・・・?と悩む方もいらっしゃいます。
しかし、友人が幼馴染など特別な場合を除けば、中座の場合はある友人たちにお願いしつつ、他の演出の場面で他の友人たちに協力してもらうようにすれば問題ありません。
皆、あなたの晴れ姿を身に集まってくれる友人たちですので、そのようなことで友人関係にひびが入ることなど無いと思ってくださいね。
中座のタイミングで、エスコート役と写真を撮ったり、感謝の気持ちを伝えたりすることも出来るので、司会の方と相談すると良いでしょう。
いかがでしたか。
最近はアットホームで小規模な結婚式も増えてきました。新郎新婦とゲストとの時間をなるべく多く取りたいと、お色直しをしないカップルもいるようです。
しかし、お色直しは披露宴の展開を変える大きな場面ですし、衣装を楽しみにしているゲストも多いので、中座も演出のひとつとして考えてみましょう。
筆者の友人は、新郎が幼いころからラグビーをしていてお父様もずっとラグビーをしていたので、ラグビーボールをパスし合いながら中座をしていました。友人も一緒に盛り上がって楽しい時間になり、印象に残っています。
しっとり感動的に盛り上げることもできますし、友人も一緒に賑やかにすることもできます。その人との思い出の曲をBGMにするのも良いと思います。
中座は、誰とするかは特に決まりはありません。思い思いに、それぞれが楽しんでできると良いですね。新郎新婦二人で話し合って、どんな場面にしたいか考えてみましょう。