結婚式に子どものゲストを呼びたいけど…配慮すべき6つのポイント

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自分たちの結婚式には、普段お世話になっている方みんなに来てもらいたいですよね。ですが、自分が周りの中で結婚一番乗り!というわけでもなければ、仲の良い友人や親せきに子どもがいる方もいることでしょう。

特に、子どもがまだ手のかかる年頃であれば、子どもを預けて参加するのが難しいということもあり、最悪の場合はそのせいで結婚式に出席してもらえないということになってしまいます。

そんなことは避けたい!そして、結婚式にはむしろ、その子どもたちにも一緒に来てほしい!と思う方も多いことでしょう。

ですが、特に自分たちにまだ子どもがいない場合、小さい子どものゲストに対して、どんな準備をしておけばいいんだろう?と悩んでしまいます。

子どものいない間は、子どもに必要なものやスペースなどについて考えることが少ないため、しっかり意識して準備しておかないとせっかく招待しても不便な思いをさせてしまいます。

ホスト側である新郎新婦の立場としては、当日は子どもだけでなくそのパパやママにも心置きなく楽しく過ごしてもらいたいですよね。

ここでは、結婚式にゲストの子どもも一緒にお招きする際に配慮すべき6つのポイントをご紹介したいと思います。

 
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1.結婚式場では出入口に近い所に着席してもらいましょう

チャペルや神殿などで行われる結婚式は厳粛に行われます。大人ですら緊張してしまうその厳かな雰囲気の中、ずーっと赤ちゃんが泣き続けていたら、子どもがぐずっていたら、途中でトイレに行きたいと言い出したら…。

子どもにも親にも何の罪もないことですが、そうなってしまうとやはり、新郎新婦やゲストにとっては式の雰囲気が壊れて残念と思うかもしれません。その場限りのことではなく、結婚式のビデオにも子どもの声が入ってしまったら、再生するたびに「あぁこの声がなければな…」と思ってしまいかねません。

自分たちで招いたにもかかわらず、ゲストの子どもに対して恨めしく思ってしまうなんて残念です。何よりも、その子のパパやママにとっては一気に居心地が悪く、「やっぱり参加するんじゃなかった」と後悔させてしまいかねません。せっかくの結婚式でそんな気持ちにさせてしまいたくないですよね。

そんなことを防ぐためにも赤ちゃんや小さい子ども連れのゲストに参列してもらう場合には、あらかじめ出入口に近い場所に着席してもらうようにしましょう。

そうすることで、万一子どもが泣き出しても、目立たずにそっと席を外すことが出来ます。特に親族に小さい子どもがいる場合、通常親族は祭壇に近い席であることが多い為、式中に席を外すのが難しくなりますので、こうした配慮は喜ばれるに違いありません。

また、立ったり歩いたりできる年頃の子どもであれば、じっと座っているのが苦痛になったりもしますので、やはり入り口近くに席を配置してあげて、時折外に出てリフレッシュできる方が良いでしょう。

これは担当のプランナーさんにお願いするのと同時に、パパ・ママたちにも伝えておくようにしましょう。その際は、あくまでもゲスト本人に恥をかかせたくないから…、また子どもにとっても外に出やすい場所の方が、気軽にトイレに行けたり息抜きができたりして良いはずだ…、という前提で伝えると良いでしょう。新郎新婦が結婚式を台無しにされるのがイヤだから…というストレートな理由はNGです。

 

2.赤ちゃんの場合はベビーベッドと授乳室を確認しましょう

結婚式の後は披露宴です。もし、赤ちゃん連れのゲストがいる場合には授乳室とベビーベッドの有無を聞いておきましょう。

大型の施設であれば専用の授乳室があるところがほとんどですが、レストランウエディングなどの場合には、希望する時だけ個室を授乳室として設置する場合があります。

「授乳ケープで、どこか空いている適当な所で授乳しておいてね」では、招待しておいて配慮が足りない人たちだな、と思われてしまいます。

また、新郎新婦が授乳ケープでも気にしないと思っていても、すべてのゲストがそうであるとは限りませんし、結果的に子連れのゲストや周りのゲストに嫌な思いをさせてしまうことになりかねません。

もし、会場にベビーベッドがある場合はそのゲストの席の近くに設置してもらうようにお願いしましょう。そうすれば、赤ちゃんが寝てしまった時に、パパ・ママも子どもの近くに居ながらもゆっくりと食事を楽しむことができます。

ベビーベッドがない会場の場合は、その事をゲストに事前に伝えておきましょう。その場合、会場に来るまで子どもをのせてきたベビーカーをそのままパパ・ママの席のすぐそばまで持ってきてもらえるようにできれば安心です。

披露宴の間は、新郎新婦やゲストだけでなく、配膳をするスタッフも所狭しと動き回ります。当日になっていきなりベビーカーがあると、スタッフがつまずいたりベビーカーを倒してしまったりする可能性があります。

ベビーカーなどを席の近くに置く場合は、スタッフの導線が変わることがありますので、早いうちにゲストにベビーカーを持ち込むかを聞き、持ち込む場合はその分テーブルの着席人数を減らし、余裕を持たせるようにスタッフと事前に相談しておきましょう。

 

3.おもちゃなどの用意をしておきましょう

披露宴は、大人こそ料理や装飾、そして新郎新婦の晴れ舞台を見て楽しめるものですが、小さな子どもにとってはまだその楽しみを理解するのが難しいものです。特に来賓の長いスピーチや、興味のない内輪ネタの余興などは、大人でも退屈ですよね。

そんな披露宴で、小さな子どもに静かにじっとさせておくのはなかなかの苦行です。

そこで、小さな子どもたちにはぜひ、好きなキャラクターのおもちゃや絵本などを、あらかじめ席に用意しておきましょう。子どもの好みなんてわからない!と思っても大丈夫です。大切なのは、子どもも大切なゲストだ、と伝える気持ちです。

そんなささやかな心遣いを見せることで、子どもたちはもちろんですが、むしろパパ・ママの方が感動してしまうでしょう。

新郎新婦もゲストも誰も気にしていなくても、パパ・ママは子連れで公の場に出ると少なからず後ろめたさを感じたり、緊張してしまったりしているので、そんな心遣いが一段とうれしく心に響くものです。

ただ、注意すべきは「音の出るおもちゃ」を避けることです。ゲストのスピーチや新婦の手紙のシーンなどを邪魔してしまうことがあるからです。

また、「ぬりえセット」のようなクレヨンやサインペンが付いているものも避けたほうが良いでしょう。色鉛筆程度なら大丈夫だと思いますが、テーブルクロスなどを汚してしまう可能性のあるものは避けたほうが無難です。

ちなみに、お菓子をプレゼントする場合は会場によっては「食品は持ち込みNG」な場合もありますので、事前に確認してみて下さい。

通常は食品の持ち込みが禁止のところでも、子どものものに限りOKなところもありますし、完全NGだとしても、その会場で子ども用のスイーツなどを手配できるかも知れません。

また、「持ち込みOK」の場合でも、子どもの食物アレルギーの問題がありますので、パパやママにアレルギーの有無も確認しておきましょう。小麦アレルギーの子に、うっかりクッキーをプレゼント…なんて失態は避けたいものです。

 

4.予め進行をパパ・ママに伝えよう

例えば子どもが乳児の場合、時間によってママは授乳のために席を外さなければいけないかもしれません。

例えば歓談中に席をはずして授乳してもらえれば、式中の余興や演出の際には席に戻って参加できますが、参加しているゲストの側にとっては、次に何が行われるのかというタイムスケジュールがわからず、席を立つポイントがつかみにくいのです。

タイミングが悪ければ、外に出て、さぁ中に戻って結婚式を楽しもうと思ったときに、中では新婦の手紙など感動のイベントの真っ最中でなかなか入れず、終わるまで外で待っておかなければいけない…なんてことも考えられます。

そこで、子どもを連れてくる予定の方には予め披露宴の流れを大まかに伝えておき、要所要所で参加してもらえるような工夫をすると良いでしょう。

子連れで参加した方の中には、「子どもの授乳で、メインイベントを見逃したことが残念」という意見もあります。せっかく参加していただくのですから、残念な思いをさせないように配慮すると喜ばれるでしょう。

 

5.料理は持ち込みが出来るか確認しておこう

基本的に結婚式場は食べ物の持ち込みが規制されています。ですが、子どもとなると食べられるメニューが限られますし、量も大人と同じというわけにはいきません。

小さな子どもの場合は、パパ・ママのご飯を少し分け与える程度で十分だったりします。

会場によっては、子ども向けにメニューを提供している会場もありますが、念のために子ども用にごはんやスナックの持ち込みが出来るか確認しておきましょう。

さすがにミルクや離乳食を禁じる会場はないかと思いますが、それ以上の食べ物となると食中毒などの観点から、持ち込みを禁じられることがあるのです。

いきなり結婚式という場に連れて来られて子どもにとっては、たくさんの大人に囲まれて良く分からないイベントが続く戸惑いの多い時間です。そんな場では、落ち着けというほうに無理があるのかもしれません。

そこで、それぞれの子どもが普段食べているお菓子や、大好きな食べ物をパパ・ママに用意してもらっておくと、いつもの慣れた味に安心を取り戻すかもしれません。

その際に、普段使用しているお皿やフォークなどもあると、さらに食べやすくて安心ですね。

もし持ち込めない場合は、式場に言って同じものを用意してもらうなど工夫ができるか確認しておきましょう。

 

6.キッズスペースが作れないか考えてみよう

近年は、ウエディングに子どもを連れてくるゲストの方が増えてきています。

昔に比べて気取らない、自然体のウエディングスタイルが流行しているということもありますが、ウエディングという幸せの瞬間に子どもをのけ者にするようなことに違和感を覚える方が増えてきているという実情もあります。

そこで会場によってはキッズルームを設けて、子どもが退屈するとキッズルームへ行って存分に遊んでもらえる場を提供しています。

スタッフが常駐し子どもを見ていてくれるので、パパ・ママが披露宴に参加できるという利点もあります。

キッズルームがない会場でも、個室を借りて子どもゲストが休憩できる場にできないか相談してみるようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、結婚式に子連れのゲストをお招きする際に気を付けるべきポイントをご紹介しました。

この他、子どもゲストが多い場合には、会場内を「禁煙」にすることも忘れないようにしましょう。とはいえ現在は、多くの施設が「全館禁煙」となっており「喫煙は専用スペースのみ」ということも多くなりましたので気にしすぎることはないかもしれませんが、念の為に確認してみて下さい。

結婚式は、パパやママたちにとっては子ども連れでの出席を迷い、辞退してしまうこともあるところですが、特に親族や仲の良い友人の場合は、やはり出席してほしいものです。

そのためにも、パパ・ママゲストに気兼ねなく過ごしてもらい、子どももパパ・ママも楽しめるような結婚式を準備しましょう。

大人だけでなく、子連れゲストへの配慮も完璧なら、二人の結婚式は大成功間違い無しです!二人の結婚式・披露宴に可愛い笑顔をプラスしてくれる子どもたちを交えることができますよ。

ぜひ、今回の6つのポイントを意識して、あらかじめ子どもがいるゲストと結婚式場に確認を取りながら準備を進めていきましょう。

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