花婿の友人に依頼！グルームズマンで結婚式を盛り上げてもらおう

2022年03月05日

近年、結婚式の演出として、新婦のサポートをする「ブライズメイド」を取り入れるカップルも珍しくなくなってきました。ブライズメイドは、結婚式をより一層華やかにしてくれる存在ですが、その男性版として知られるのが「グルームズマン」です。

グルームズマンは、ブライズメイドより知名度は低いものの、ブライズメイド同様に結婚式をサポートしてくれる存在。そのため、グルームズマンを結婚式で取り入れたいと考えているカップルも多いのではないでしょうか。そこで今回は、グルームズマンに注目し、どんな役割があるのかなどその基礎知識をご紹介していきます。

グルームズマンとは？

グルームズマンとは、結婚式で新郎のサポートをする男性のこと。アッシャーという名前で呼ばれることもありますが、どちらも同じ存在です。新婦のサポートをするブライズメイドを知っている方は、その男性版をイメージすると分かりやすいでしょう。

グルームズマンやアッシャーは、未婚の新郎の友人や兄弟などにお願いするのが一般的。2～5名程度、ブライズメイドと同じ人数にお願いします。そのなかでも、リーダーの役割を担う人は「ベストマン」と呼ばれ、彼を中心に新郎をサポートしていくことになります。

グルームズマンやアッシャーの始まりとされているのが、中世ヨーロッパの時代のとある習わしです。その当時、結婚式には、新郎・新婦に嫉妬した悪魔が来ると考えられていました。

そこで悪魔がやってきた時に、その目をごまかすためにグルームズマンに新郎と同じような服装をしてもらったのが、グルームズマンやアッシャーの始まりだと言われています。ちなみに、ブライズメイドも同様の習わしが起源だとされています。

グルームズマンやアッシャーは、お揃いの衣装を身に付けるのが一般的。全員が同じ衣装を着た姿は圧巻です。ブライズメイドのドレスと色を合わせると、さらに統一感がアップします。

ただし、新しいタキシードをイチから用意するのは、費用負担が大きいため、ジャケットだけ同じものを用意したり、スーツやシャツの色合いだけ揃えたりするのも◎。グルームズマンやアッシャーの衣装は、負担が大きくならない範囲で考えると良いでしょう。

結婚式で存在感を発揮するグルームズマンやアッシャー。衣装だけお揃いにするということもありますが、結婚式当日やそれ以外の場面で重要な役割を担うこともあります。どの程度の役割をお願いするかは、新郎新婦次第ではありますが、具体的にどんな役割を担うことがあるのか見ていきましょう。

以下は、グルームズマンやアッシャーが担うことのある結婚式当日の役割の一例です。ブライズメイドと同じ役割を担うこともあり、彼女たちと協力する場面も多いです。

結婚式当日以外にも、欧米では、結婚式の準備を手伝ってもらうこともあります。また、「バチェラーパーティー」の企画もグルームズマンやアッシャーの役割のひとつです。

バチェラーパーティーとは、新郎が独身最後の日を楽しむパーティーのこと。欧米では結婚前のイベントとして一般的で、日本でも徐々に浸透してきています。

独身最後の夜を友人たちと騒いで楽しむというもので、特に何をするのかは決まっているわけではありません。朝まで飲み明かしたり、思い出の場所に旅行したりとさまざま。グルームズマンやアッシャーと一緒に独身最後の思い出を作れます。

実際に新郎から頼まれてグルームズマンになった男性達からは、さまざまな感想が。皆さん、意外と楽しみながらグルームズマンの役目を満喫しているようですね。

グルームズマンやアッシャーは、欧米では一般的ですが、日本ではまだまだ馴染みの少ない存在です。そのため、日本で取り入れる場合は、簡易的に取り入れることも少なくありません。どんな役割をお願いするかは、事前にしっかりと話し合っておきましょう。グルームズマンを取り入れて、結婚式を盛り上げてくださいね。