多くの人に証人になってほしい！「婚約通知状」の文例集

2022年03月21日

大好きなパートナーと結婚することが決まったら、親族や友人にいち早く知らせたいですよね。最近では、メールやSNSで婚約報告をすることもありますが、少しカジュアルな印象も否めません。

「お世話になっている親しい人たちには、きちんとしたカタチで伝えたい」と思っているカップルにおすすめなのが、「婚約通知状」です。婚約通知状とは文字通り、婚約をしたことを伝える手紙のことを言います。

大切な人たちへきちんとしたカタチで報告したい方は、婚約通知状を送ってはいかがでしょうか。そこでこの記事では、婚約通知状について詳しく解説します。合わせて文例をご紹介しますので、ふたりの婚約通知状の作成にぜひ役立ててくださいね、

婚約通知状ってどんなもの？

親しい友人やお世話になった方へ、婚約の報告をする婚約通知状。日本ではまだまだ馴染みがありませんが、欧米では一般的なコミュニケーションツールとして知られています。手紙だけではなく、地方新聞に載せる場合もあるようです。

日本では馴染みがないため、婚約通知状を出してみたいと思っても、「婚約通知状はどのタイミングで出せば良いの？」「封書かはがきか決まりはあるの？」など分からないことがたくさんあるのではないでしょうか。まずは婚約通知状について、気になるあれこれをお伝えします。

「婚約通知状は必ず出すべき？」「結婚式の招待状のタイミングと重ならない？」と疑問に思うカップルも多いはず。婚約通知状は、必ず出さなくてはいけないものではありません。基本的に婚約をしてから挙式・披露宴までの期間が半年以上開く、もしくは日程が未定という場合のみでOK。

もちろん「上司や親戚にきちんと報告したい」「SNSやメールでは軽すぎる気がする」と不安なカップルは、挙式・披露宴までの期間が短くても、婚約通知状を出してかまいません。送り先にていねいな印象を与えられるでしょう。

婚約通知状は、封書、はがきどちらでも構いません。イラストの載っているはがきや素敵なデザインの便箋など、ふたりの好きなものを選びましょう。

ただし、手書きの文章はカジュアルすぎる印象を与えかねません。招待状のように印刷印字したものを用意するようことをおすすめします。

婚約通知状は、新郎新婦の連名で出すのが一般的ですが、両家の連名でも大丈夫です。細かな決まりはないので、好きな方でかまいません。

婚約した日、また結婚式の日程が決まっていれば、その日時も記しましょう。仲人を立てた場合、その氏名も忘れずに書くようにしてください。

婚約通知状には書き方の決まりがなく、自由度が高い点が特徴です。それゆえ逆にどのように書けば良いのか分からないというカップルが多いと思います。ここでは、婚約通知状に使える文例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

まずは、会社の上司に送る婚約通知状の文例です。上司には失礼がないようにしたいですね。

【婚約通知状：上司への文例】
桜咲く季節を迎え、ますますお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

さて、私たちは去る△月△日、日頃お世話になっています〇〇様ご夫妻立ち合いのもと、6年にわたる交際を実らせ、正式に婚約をいたしました。

大変恐縮ではございますが、こちらにてご報告させていただきます。

日頃からたくさんの方々にご指導をいただいてまいりましたが、今回お互いに一生を共に歩んでいく覚悟が出来て、現在は挙式・披露宴・新生活に向けて準備を進めているところです。

なお、挙式は今年の〇月を予定しております。その折には改めてご招待状をお送りさせていただきますので、ぜひご列席賜りますようお願い申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

次に親しい友人へ送る婚約通知状の文例です。長い文章を書く必要はありません。シンプルかつ自分たちらしい文章を心がけましょう。

【婚約通知状：親しい友人への文例】
いつも私たちふたりを支えてくださり、本当にありがとうございます。

さて、私たちは△月△日に正式に婚約いたしました。これからもふたり仲良く手を取り合って、人生を共に歩んでいこうと思います。

挙式は来年の△月を予定しております。みなさまには改めて結婚披露宴のご招待状をお送りさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

大好きなみなさまにお会いできるのを、心から楽しみにしております。

婚約通知状とその文例について、合わせてご紹介しました。メールやSNSなどで気軽に連絡を取れる時代ですが、あえてはがきや手紙で婚約を報告するというのもあたたかみがあって素敵です。便箋や切手にこだわってみるのもおすすめです。

ユーモアのある文章を綴ったり、日頃の感謝の気持ちを込めたりと、ふたりらしい婚約通知状をぜひ作ってみてくださいね。