教会で式を挙げたい！まずは「キリスト教式」の全体の流れを知ろう

2022年03月09日

神前式や人前式など、さまざまな結婚式のスタイルがありますが、そのなかでもカップルから根強い人気を集めているのが、教会やチャペルで挙げる「キリスト教式」です。キリスト教式は、誓いの言葉や指輪の交換などの演出がよく知られていますが、ほかにもさまざまな内容で構成されています。

そこで今回は、キリスト教式の具体的な流れについて紹介します。キリスト教式を検討中のカップルはもちろん、すでにキリスト教式を行う予定のカップルも今一度、流れを確認してみてはいかがでしょうか。

「キリスト教式」はどんな流れで進む？

そもそもキリスト教式とは、キリスト教の教えに基づいた挙式スタイルのこと。教会やチャペルで行われ、司式者の進行のもと結婚を誓い合います。司式者は宗派によって異なり、カトリックは神父、プロテスタントは牧師が担当します。ホテルや結婚式場内にあるチャペルでは、牧師が進行するプロテスタントのキリスト教式が多いです。

キリスト教式では、20～30分の間に指輪の交換を始めとした、さまざまな事柄が行われます。具体的にどんな流れで進んでいくのか、一例を見ていきましょう。

1．参列者が入場します。祭壇を正面として右が新郎の参列者、左が新婦の参列者です。
2．続いて新郎が一人で入場します。
3．新婦が父親と共に入場します。
4．全員で讃美歌を歌います。
5．司式者による聖書の朗読と祈祷が行われます。
6．司式者の質問に答える形で、結婚を誓い合います。
7．新郎新婦が指輪を交換します。
8．結婚証明書に新郎新婦、証人または司式者が署名を行います。
9．司式者が結婚が成立したことを宣言します。
10．新郎新婦が退場します。

キリスト教式によっては、上記とは異なる流れで進む場合もあります。また、基本の流れに加え、誓いのキスやフラワーシャワーなど、ふたりが希望する演出を取り入れられるケースもあります。

ただし、教会やチャペルによってはできない演出もあるので、やりたい演出があるカップルは事前に確認をするのを忘れないようにしましょう。

教会でキリスト教式を挙げたい！注意したいポイントは？

キリスト教式を検討中のカップルのなかには、ホテルや結婚式場内にあるチャペルではなく、教会での本格的な挙式を希望している場合もあるでしょう。教会は、そもそも礼拝をする場所なので、一般的な式場とは異なる注意点もあります。以下にいくつか紹介するので、チェックしてください。

教会は「礼拝」をする場所

ホテルや結婚式場内にあるチャペルは挙式をするための場所ですが、教会は信者が礼拝をするための神聖な場所です。そのため、そもそも信者以外の挙式を受け付けていない場合も少なくありません。

さらに、信者以外のカップルが結婚式を行える場合も、事前に講習を受ける必要があったり、初婚であることを条件としている場合もあります。すでに気になっている教会があるカップルは、まずは自分たちがキリスト教式を挙げられるのか確認するところから始めましょう。

写真撮影禁止の場合もある

教会では、礼拝として結婚式を行っているため、セレモニー中の撮影を禁止していていることもあります。撮影を許可している教会ももちろんありますが、フラッシュの使用禁止や、教会内を自由に移動禁止など、何かしらの条件があるケースも。

あとから思ったような写真が撮れなかったということにならないためにも、結婚式の様子を写真に残したいと考えている場合は、早めに確認を取ることをおすすめします。

披露宴会場がない場合も

結婚式場のチャペルと違い、教会でのキリスト教式の場合、会食や披露宴ができないことがあります。もちろん、教会によっては披露宴ができる場所を設けている場合もあるので、セレモニー後に家族や親族をおもてなししたいと考えているカップルはチェックしておきましょう。

また、希望する教会でそのまま披露宴ができない場合は、別の場所に移動して会食や披露宴を行うことを検討してみるのもおすすめ。家族挙式でも、食事会やパーティーのみのプランを提供しています。

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礼拝の日は結婚式を挙げられない

結婚式場やチャペルでは、会場のスケジュールが空いてさえいれば、比較的自由に日取りを決められるでしょう。しかし、教会では必ずしも好きな日程に結婚式を挙げられるわけではありません。

というのもキリスト教では、日曜日の午前中は礼拝を行っているため、その時間帯は結婚式をすることができません。教会の日程が空いている日に、結婚式が行えると考えましょう。

キリスト教式で思い出に残る結婚式を！

改めてキリスト教式の流れを確認してみると、さまざまな儀式が行われるため、「当日間違えないかな…」など不安になってしまう人もいるかもしれません。しかし、挙式の本番前にはリハーサルがあるほか、司式者のサポートもあるので、心配しすぎる必要はないでしょう。キリスト教式で、最高の一日を迎えてみてはいかがでしょうか？