両家の顔合わせは実は親も緊張している!トラブルなく円満に進めるコツ

両家の顔合わせは実は親も緊張している!トラブルなく円満に進めるコツ
結婚が決まると、入籍や結婚式などに向けて忙しい日々が始まります。結婚できる喜びを噛みしめつつ、やらなければならない準備をひとつずつこなしていかなければなりません。

結婚前に行うイベントのひとつに、「両家の顔合わせ」があります。まだ婚約前ならば両家が顔合わせをする必要もなく、お互いがお互いの両親に会うことも少ないでしょう。しかし結婚となると、そうはいかなくなります。両家はもちろん、親戚同士のつながりも発生するのです。

結婚する本人達は長い時間をかけてお互いのことや、相手の家族や友達、仕事のことなどを理解し合っています。そして家族になる覚悟が出来た上で、結婚というゴールにたどり着くもの。しかしながらお互いの両親は、ある日突然、息子や娘から「結婚したい人がいる」「この人と結婚したい」と言われます。

「相手のご両親とも仲良くしてほしい」「上手くやってほしい」と息子や娘から言われたり、「仲良くしなければ」と思ったり。新たな親戚付き合いが始まるのは結婚する当事者だけではなく、両家の両親も同様なのです。

そこで今回は「両家の顔合わせは実は親も緊張している!トラブルなく円満に進めるコツ」と題して進めていきましょう。両家の顔合わせでトラブルが発生しないよう、ぜひ成功に導いてくださいね。

 
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/

 

両家の顔合わせで起きたトラブル事例5選


これから両家の顔合わせを予定しているカップルにとって、1番気になるのは「両家の顔合わせで起こりうるトラブル」ではないでしょうか。「トラブルなんて、絶対に起きて欲しくない!」というのが、皆さんの本音でしょう。

そこでこちらでは、実際に起きた「両家の顔合わせトラブル」をまとめてみました。あなたの身にも、同じようなことが振りかからないようにしっかりと確認しておきましょう。

 

【両家の顔合わせトラブルその1】服装のテイストに差が!

顔合わせの際に起こりやすいトラブルとして、服装のテイストに差ができてしまうことが挙げられます。「まずは顔合わせだから」と少しカジュアルな服装と、「顔合わせとはいえ、結納と同じく両家の大切な瞬間」とフォーマル気味な服装が発生してしまうことがあるのです。

どこで顔合わせをするとしても、できる限り両家の服装への認識はすりあわせておきたいところです。

 

【両家の顔合わせトラブルその2】支払いはどちらがする?

両家の顔合わせは、食事会として行われることが多いのが特徴です。食事会にした際に発生してしまうのが、「支払いをどちらがするのか」という問題。事前に打ち合わせをしていないと、当日になって「こちらが支払います」とお互いに主張してしまい、揉めることにもなりかねません。

顔合わせに「支払い」や「料金」が発生するならば、事前に予算や支払い方法についてきちんと打ち合わせておきましょう。

 

【両家の顔合わせトラブルその3】緊張によるトラブル

両家の顔合わせトラブルにありがちなのが、緊張しすぎるあまりに発生するトラブルです。「話が弾まない、話題が見つからない」「汗をたくさんかいてしまった」「お酒を飲みすぎてしまった」など、緊張のあまり普段では考えられないことが起こってしまいます。

 

【両家の顔合わせトラブルその4】料理のトラブル

食事会で顔合わせをした場合、料理の内容でトラブルが発生することがあります。たとえば、「嫌いな食べ物ばかりが出て来てしまった」「病気やアレルギーで控えなければならない食材が出てきてしまった」というケースです。

おめでたい席で、食べ物を残したくはないもの。しかし誰かがどうしても食べられない料理が出てしまうと、周囲も気を遣って場も盛り下がってしまうことがあります。

 

【両家の顔合わせトラブルその5】考え方の違いによる勘違い!

両親の世代と、結婚をする当事者同士の世代では、結婚に対する考え方が異なるものです。昔は必ず結納をする風潮がありましたが、今は結納をしないカップルが増えています。自分たちは結納をするつもりがなくても、両家の両親は結納をすると思っているかもしれません。

両親は顔合わせを「結納の話し合いをする場」だと勘違いしてしまい、その結果、両親と当事者との間で揉めてしまうというトラブルもあるのです。

 

両家の顔合わせをトラブルなく円満に進めるコツ5選


続いては「トラブルが起こりにくい環境」を作るために、トラブルを防ぐ5つのコツをご紹介します! これまでご紹介したトラブルの共通の原因は、「準備不足」にあります。「うちの両親は、きっと上手くやってくれるから心配いらない」という思い込みや、両家のすりあわせをきちんとしないことによって発生するトラブルです。逆に言えば、防ぐことのできるトラブルでもあります。

娘や息子の大切な人のご両親と初めて顔を合わせるのですから、両親も緊張しないはずがありません。そこで、結納や顔合わせ食事会で起こりうるトラブルを予想し、未然に防ぐことがとても重要になってきます。トラブルが起こりにくい環境を、結婚するふたりが中心になって作り上げるためにも、両家の両親の間に入りしっかりと橋渡しをしていきましょう。

 
 

【トラブルを防ぐコツその1】当日のイメージは参加者全員で共有!

両家顔合わせ当日が、どのような雰囲気で進んでいくのかを参加者全員がきちんと理解しておくことが大切です。まずは、最初の顔合わせが「結納」であるのか「食事会」であるのかを確認しておきましょう。

「結納」であれば、長寿・円満・子宝を象徴するのしあわびや小袖料、松魚料などの結納品や、男性側から女性側に結納金を準備する必要があります(婿取りの場合は、逆になります)。服装は、正装の場合は紋付き袴や振袖、色留袖などが基本です。また、最近では略装としてダークスーツやワンピースなども増えています。

いっぽう、顔合わせの「食事会」は形式的なルールや準備する品々、服装に大きな取り決めがなく、「自由」です。結納に比べて、とても気軽に会を催すことができます。しかし、だからこそ男性側は割とキッチリした服装で来たのに、女性側は気軽に食事に行くような服装で参加して、両家の雰囲気が違ってしまうことも少なくありません。

そこで、結婚する本人達が両家の間に入り、きちんと顔合わせ当日の服装や準備するものを指示したり、相談したりするようにしましょう。

また、準備品や服装だけではなく「どのような顔合わせ会にしたいのか?」ということもきちんと共有できるといいですね。「儀式的なことはしないで、和気あいあいと楽しめる会にしたい」「きちんとした結納を挙げたい」などイメージを明確にしておくことで、自然と準備品や服装のイメージも合ってくるでしょう。

 

【トラブルを防ぐコツその2】話題作りでお互いの情報を伝えて!

「おめでたい席のはずなのに、お通夜のように静かだった」「お互いの両親が揃って緊張してしまい、沈黙が続いた」など、両家の仲が深まるどころか、気まずくなってしまうケースがあります。初めて顔を合わせて、同じ時間を共有するのですから緊張しないはずがありません。言葉が出てこず、何を話したら良いのかわからなくなってしまう方もいるでしょう。

そこで当日に緊張することを予想して、話題を事前に準備しておくことをおすすめします。定番の話題を、参考までにまとめてみました。事前に頭の中に入れておけば、会話がスムーズに進みますよ。

  • 天気の話題
  • 実家が離れている場合、それぞれの地域の名物等
  • 仕事の話題
  • 趣味について
  • 結婚式や今後の予定

両家の顔合わせをする前に、事前に頭の中にいくつかの話題をストックしておくことをおすすめします。沈黙が生まれたら、すかさず次の話題、次の話題へとチェンジしていきましょう。あまり1つの話題を引っ張りすぎるのも、良くはありません。

また、結婚相手および両親の情報を、自分の両親に伝えておくようにするといいでしょう。予備知識があることで、「こんな話をしてみよう」「この話は避けておいたほうがいい」と、両親も心の準備をすることができます。

 

【トラブルを防ぐコツその3】緊張状態には、相づちが効果大

結婚のための両家顔合わせで、緊張しないようにするのはとても難しいことです。そこで、緊張を感じた時の対処法をご紹介いたします。

まず、自分が極度の緊張状態にあると自覚したときは、無理に会話を頑張る必要はありません。無理に話をしようとすると声が震えてしまったり、裏返ってしまう可能性があるからです。緊張状態にあるときは、周りの会話に対して「うんうん」「そうなのですか?」「素晴らしいですね」などと相づちを打って聞き手に徹するようにしましょう

聞き手に徹することで相手を不快な気持ちにすることはありませんし、相づちは緊張していても、簡単に行えるコミュニケーション方法なのでおすすめです。緊張したときは、慌てず焦らず、まずは相手の話に耳を傾けるようにしてみましょう。

 

【トラブルを防ぐコツその4】事前に下見を!

両家の顔合わせトラブルで意外と多いのが、食事に関するトラブルです。アレルギー反応が出てしまったり、好き嫌いが多くて料理がほとんど食べられなかったというケースも。せっかくのおめでたい席なのに、食事でトラブルが起こるのは避けたいですね。そこでできる限り、顔合わせのお店や料理の下見をすることをおすすめします。

お店や料理だけではなく、お互いの両親や家族のアレルギーや好き嫌い、座敷は大丈夫かなどもチェックするといいでしょう。

  • 顔合わせのお店までのルート
  • 料理のメニューや原材料、コース料理等の価格や予算
  • 店内の様子
  • 高齢のご両親の場合、歩きづらい場所はないか&座敷に数時間座っていられるか
  • 料理のメニューや原材料
  • お互いの両親や家族のアレルギーや好き嫌い

これらは最低限のチェックリストです。他にもお店や顔合わせの状況、家族構成によって下見や準備が必要な事柄が変わってきます。結婚するふたりで事前にきちんと話し合い、トラブル予防のためにリサーチするようにしましょう。

 

【トラブルを防ぐコツその5】両親に感謝をする会とすればトラブル減

結婚はお互いの家族同士のお付き合いになるので、両家の顔合わせの時点で色々と口を挟んでしまうご両親も珍しくはありません。「顔合わせではなく結納にしてはどうか」「料理を高いコースにしてはどうか」「他のお店にしてはどうか」など、意見が合わないこともあるでしょう。

そこでおすすめの方法は、顔合わせを「両親に感謝をする会」とすることです。今まで育ててもらった両親に感謝の気持ちを表すために、会を催したいと伝えてみてください。両親が主体ではなく、結婚するふたりが主体になって開いてくれた「感謝をする会」であれば、あまり口を挟みにくくなります。

お互いの両親に感謝の気持ちを伝えられるうえに、トラブルも少なくすることができるので「顔合わせ食事会」ではなく「両親に感謝をする会」としてしまうのもひとつの方法です。

 

結婚という幸せに向かって、トラブルにサヨナラ!


両家の顔合わせをトラブルなく、円満に進めるコツをご紹介いたしました。両家の顔合わせを成功させるためには、参加する誰もがその場を楽しむことが最も大切です。ご縁が繋がったことで、これから家族同士のお付き合いと新たな親戚関係が始まります。両家の顔合わせというおめでたい最初の一歩を、笑顔で楽しみたいですね。

両家の顔合わせをトラブルなく乗り切ることができれば、結婚式やその後の親族同士のお付き合いにも、きっと良い影響を与えることでしょう。緊張しすぎずないこと、そしてしっかりとした下準備が、両家の顔合わせを成功の秘訣。顔合わせの前には、今回ご紹介した内容もぜひ参考にして、当日に備えてくださいね。

平日の結婚式ならブーケ・ブートニア(生花)をプレゼント
オンライン相談