花嫁のネイルが注目されるシーン別、美しい手の形をマスター!
結婚式、そして披露宴は新郎新婦が主役になって最も美しく輝く晴れ舞台。この日のために花嫁は何カ月も前から入念に準備を行い、お姫様のように美しく着飾ります。そして来てくださった方々はその姿に釘づけです。
中には、純白のウェディングドレス姿を目にしただけで涙するようなゲストもいらっしゃることでしょう。このように、挙式や披露宴では花嫁は注目の的です。
当日のドレスやヘアスタイル、メイクなど花嫁の気になるポイントは数あれど、実はネイルに目がいくことが多い、ということはご存じですか?
その理由としては、新郎新婦には何かと指先に注目が集まる演出が多いためです。そのため、洋装でも和装でもネイルには何かしらの装飾を施す花嫁さんが殆どですが、いずれもその場にふさわしいものであることが重要です。
また、指先のしぐさによっても花嫁の印象が大きく左右されます。ネイルに注目が集まる瞬間に、少し意識して、美しく「魅せる」指先を演出してみませんか?
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目次
指先が注目されるのはいつ?
花嫁さんの手先がゲストの方々の注目を浴びるのはいったいどんな瞬間でしょうか。挙式から披露宴の間に手元に視線の集まる演出をまとめましたので確認していきましょう。
指輪交換は否が応でも指先が目立つ
挙式の間は、ゲストと新郎新婦は一定の距離がありますので細かいところまで見られることは少ないのですが、挙式のクライマックスである指輪交換のシーンはゲストの視線が新郎新婦の指先に集中する瞬間です。
カメラに収められることも多い瞬間ですので、距離があるからと言って油断しないようにしましょう。
また、この瞬間の美しいしぐさは、次の通りです。
まず、パートナーの前に左手を差し出す時は中指と薬指、薬指と小指の間に僅かな隙間を開けて、人差し指と中指はつけておきましょう。親指は人差し指にぴったりつけずに、指二本分ほど離し、親指の爪は観客側に向けて、手首はまっすぐにせずに少し曲げます。
こうすると手のかたちが不自然にならず、なおかつ美しく見えます。
親指は見守る人たち側に向いているので、ネイルを見せることができます。とは言え、席から指輪交換の場所まで離れているのが通常ですので、微かに見えるネイルの色味と手のかたち、の全体でとらえてもらいましょう。
パートナーに指輪をはめる時も、相手の手を取る手のかたちは適当にならないように、丁寧さが出るようにしましょう。しかし、指輪交換は緊張する瞬間でもありますから、少し意識する、程度であまり気張らない方が良いでしょう。
あまり硬くなりすぎずに、ゆっくりとした動きを心がけることで上品さがプラスされますので焦らずゆっくり行うのが秘訣です。
ケーキ入刀、照明は落としても、写真は正直
挙式では指輪交換の時に手元が注目されますが、披露宴の時はどうでしょう。
披露宴の際も基本的に新郎新婦は高砂席のような、ゲストとは少し離れた位置に座るため、細かいところまで見られることは多くありません。
ただし、ウェディングケーキの入刀の際は新郎新婦がナイフを持っている姿に注目が集まります。この時は、ゲストがカメラを持ってすぐ近くまで撮影に来てくれますので、どうしても細かいところまで写真に収められてしまいます。
この時、会場の照明を落として行うことが多いので爪自体ははっきりと見えないかもしれませんが、ナイフを握る手の形は写真に残ることが多いものです。
普段あまりナイフを持つ際にその持ち方まで気にしない方が多いと思いますので、何も気にせずに持ってしまうと、後から写真を確認した時に何だかがさつな印象になってしまってがっかりするかもしれませんね。
そこで、動作に丁寧さを心がけ自分がお姫様のイメージでおしとやかに動こうとすることで、姿勢も所作も変わります。ネイルも照明を受けて輝くことがありますので、精一杯指先に気を配りましょう。
花嫁のまごころが指先から伝わる瞬間
披露宴の最後、新郎新婦は出口でゲストを送り出します。その際にプチギフトを手渡して言葉を交わすのが定番です。
ゲストは次から次に出てきますので、ついせわしくしてしまって手早くプチギフトを渡してしまいがちですが、この渡し方でゲストによる、あなたたち新郎新婦への印象が決定づけられることもあるのです。
プチギフトは必ず両手で包み込むように持つのがポイントです。
ただし、包み込むと言っても指を曲げすぎると、本当にギフトを包んでしまって受け取る側も戸惑いますので、水をすくう様な手の形にして指は軽く重ねるようにして軽く曲げ、親指を少し内側に曲げて、ネイルを強調するとよいでしょう。
ゲストが帰るこのタイミングは、皆がバタバタとしていてそこまで手元を気にされることはないかもしれませんが、とにかく丁寧にと思いながら心を込めて渡すと、無造作に渡されるよりも印象がぐんとアップします。
親指のネイルは半分以上相手に見えていますので、仲の良い友人ならば、ネイルをほめてくれるかもしれませんね。
写真集撮影はアップ写真に気をつけて
結婚式には写真撮影がつきものです。例え挙式の予定がなくても、写真だけは撮っておくというカップルもいるほど、写真は新郎新婦にとって欠かせないものです。
結婚式場のプランによってはプロのカメラマンが専属で挙式から披露宴まで付きっきりで撮影してくれたり、挙式前後や別の日に撮影してくれたりします。
普段からモデルなどで写真に撮られることに慣れている場合を除けば、意外とどんな風に立ち回ればよいかわからないものです。もちろん、カメラマンが指示をしてくれますのでそれに合わせればよいのですが、その際に手元を写されることが多いのであらかじめ注意が必要です。
結婚のシンボルはやはり結婚指輪。そのため、指輪をはめた手元を写す写真は必ず撮られます。また、ウェディングドレス着用時は、ブーケのアップ写真もよく撮られます。その際に指先が写ることも多いのです。
ネイルは、光の当たり方によっても見え方が違いますから、一生残す記念の写真集なら、最も美しく見える方法・デザインで写真を撮りたいですよね。
もしもネイルのお色直しを考えているのならば
和装で挙式をし、披露宴では洋装、あるいは、披露宴中に和装から洋装にお色直しをする場合に、ネイルもお色直ししたい、という方は、こんな方法がおすすめです。
和装では、ほとんどの方が透明か薄いピンクのネイルを施しますので、その際ストーンなどはつけず、表面が平坦なアートにしましょう。
お色直しは戦場です。ゲストを待たせながら準備を急がなければいけないので悠長にネイルを変える暇はありません。そのため、あらかじめアートを施したチップを用意しておきましょう。披露宴が始める前にチップにシールを貼って準備をしておきましょう。
衣装を着替え、ヘアメイクなどを直している間に自分で貼りかえると良いでしょう。この場合は、あらかじめ担当の方にきちんとその旨を伝えておきましょう。
和装から洋装に変わった時、あるいは、純白のドレスからカラードレスに変わった時に、花嫁のネイルがドレスに合ったものに変わっていたら、ゲストにも驚いてもらえるかもしれません。
結婚式や披露宴は、ドレスやヘアメイク、自身のスタイルはもちろん大切ですが、ネイルや指先の動き、所作など、普段意識しないところに目を向けることで居住まいから美しくなりたいものです。
たった数時間のイベントとはいえ、緊張の中でさまざまなことに注意を向けるのは大変なことではありますが、もしもそれをなし得たならば、極上の花嫁になること間違いなし。
あなたもせっかく選んだとびきりのネイルを、しっかり魅せてくださいね。