結婚式の衣装は和装にしたい!和装の立ち居振る舞いなど注意点を紹介


婚礼衣装としても人気が高い“和装”。和婚で着るのはもちろん、お色直しに和装を選択するカップルも少なくありません。しかし、普段から着慣れない和装は、立ち居振る舞い方によっては、ゲストからの見え方や写真写りがイマイチだったりしてしまうことも……。

結婚式で最高の姿でいるためにも、和装での立ち居振る舞いはしっかり覚えておきたいところです。そこで今回は、結婚式に和装を身に付ける予定の新郎&新婦にチェックしてほしい、立ち居振る舞いなどの注意点をご紹介していきます。

 

伝統衣装を結婚式で! 和装を着るときの注意点は?【新郎編】


結婚式で新郎が和装を着る場合、5ヶ所に家紋が入った「黒五つ紋付羽織袴」または、黒以外の色を用いた「色紋付羽織袴」のいずれかを選ぶことが多いです。どちらの衣装を着る場合も、注意したい立ち居振る舞いは同じ。スマートに和装を着こなすためにも、今回の注意点をチェックしてくださいね。

【結婚式で和装を着る際の注意点1】立ち方
まず注意点としてあげるのが、立ち姿。背筋が曲がっていたりすると、だらしない印象に見えてしまいます。堂々とした立ち姿を意識し、背筋をピンと伸ばしましょう。その際、足を肩幅に広げるのもポイントで、つま先が外側を向くようにして立つと良いです。

また、扇子は右手で持つようにし、親指は扇子の親骨と呼ばれる外側の太い骨に沿うように置きます。左手は軽く握りしめた状態で下ろすのが正解。和装の立ち姿は、前撮りなどの写真撮影時にも役立つポイントなので、しっかり押さえておきたいですね。

【結婚式で和装を着る際の注意点2】座り方
披露宴の高砂では、新郎新婦の足元がゲストから見えないことも多いですが、足を組んだりするのはもちろんNG。立っているときと同様に、背筋を伸ばし、足を肩幅に広げることを意識しましょう。また座るときは、手をももの上に置いておくのも忘れずに。手を下ろした状態でいると、だらしなく見えてしまうこともあります。

【結婚式で和装を着る際の注意点3】食事中
食事中は、袂(たもと)を意識した立ち居振る舞いをしましょう。袂とは、和装の袖にある袋のような部分のこと。洋服にはない形なので、気づかないうちに袂を汚してしまう方も少なくありません。

とくに披露宴や会食では、新郎新婦も食事を楽しみながら過ごします。遠くのものを取ったり、腕を伸ばしたりするときは、袂を押さえて、汚さないようにしましょう。

 

伝統衣装を結婚式で! 和装を着るときの注意点は?【新婦編】


和装といってもさまざまな種類がありますが、新婦が着るのに相応しいのが、白無垢・色打掛・引き振袖・振袖などの和装。どれも違った魅力を持つ衣装なので、挙式のイメージなどに合わせたお気に入りの一着を見つけたいものです。

もちろん、新郎同様、新婦も和装ならではの立ち居振る舞いは、しっかり気を付けたい部分。具体的にどんなことに注意すればいいのか見ていきましょう。

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【結婚式で和装を着る際の注意点1】立ち方
新郎と同じく、新婦もしっかり姿勢を伸ばすのは変わりません。とくに帯を締めている新婦は、前かがみになりやすいので注意しましょう。重心が片足に寄ったりすると着崩れてしまうため、両足にしっかりと重心をかけることも大切です。内股を意識すると、奥ゆかしい印象になります。

扇子を持つ場合は、右手で持ち、左手は扇子の下に添えるようにしてください。また、新郎と並んで立つ場合は、外に開いた「八」のような形で立つと見栄えが良いです。

【結婚式で和装を着る際の注意点2】座り方
座るときは、帯がつぶれないよう、背もたれに寄りかからないようにしましょう。もちろん姿勢をしっかりと伸ばすことも意識してください。新婦の和装はほとんど足元が見えないことも多いですが、足を開くと着崩れにつながります。内股気味または、まっすぐそろえるようにしましょう。手は、ももの上で指先が重なるようにします。

【結婚式で和装を着る際の注意点3】歩き方
和装を着て移動をするときは、歩き方にも注意が必要です。大股のような歩き方は着崩れにつながるのでNG。姿勢を伸ばして、小さい歩幅でゆっくりと、内股ぎみで歩くようにしましょう。

また、外を歩くときは裾を引きずらないよう、自分で着物の裾を持たなければならない場面も出てきます。基本的に介添人の指示に従えば問題ありませんが、「着物の裾を右手で持ち、体に寄せる」と覚えておくと良いでしょう。左手は、右手に添えるように重ねればOKです。

【結婚式で和装を着る際の注意点4】腕を伸ばすとき
腕を伸ばしたときに袖口から二の腕が見えてしまうと、上品さに欠けてしまいます。しかし、結婚式では、乾杯や食事など、意外と腕を伸ばす動作が多いので注意してください。腕を伸ばすときは、反対の手で袖口を押さえるようにすると、腕が見えずに美しいです。

 

和装を着こなして、最高の結婚式に!


一生の思い出として残る結婚式は、最高の姿を披露したいもの。「背筋を伸ばす」「背もたれに寄りかからない」など、和装ならではの立ち居振る舞いを少し意識するだけで、当日の着こなしが違ってみえます。今回ご紹介した立ち居振る舞い方をマスターして、結婚式当日を迎えてみてはいかがでしょうか?

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