結婚したら忘れずに!夫婦ふたりで準備する防災対策


地震や水害などの自然災害は、日本に住んでいる以上、残念ながら避けられません。結婚前後は、挙式や披露宴の準備、新居への引っ越しなどバタバタしてしまい、つい防災対策を後回しにしてしまいかねません。

しかし、自然災害はいつ起こるか分からないもの。新生活を迎えるタイミングで、早め早めに防災対策を始めましょう。この記事では、揃えておきたい備蓄品の他、夫婦で決めておきたい災害時のルールなどを詳しくご紹介します。

 

備えあれば憂いなし!結婚後に準備したい防災対策


災害は、いつどこで発生するかわかりません。いざという時に慌てないよう、命を守る準備を万全にしたいですね。つい後回しにしがちですが、新居にふたりで暮らすことで、独身時代のさまざまな備えが一旦リセットされます。夫婦できちんとと話し合って、しっかり備えましょう。

 

【結婚後に準備したい防災対策1】家具の配置に気を配る

家具のレイアウトをどうするかというのも防災対策に必要なことです。大きな家具をあとから動かすのは大変ですが、新居に引っ越すタイミングは絶好のチャンス。ベッドの近くに本棚などの背の高い家具を置かない、ドアの付近や避難経路をスッキリさせるなど、あらかじめ対策しておくことが可能です。

テレビやパソコンといった家電は、ジェルマットなどで固定します。大きな家具は突っ張り棒などで固定する、倒れないようストッパーをかませるといった対策も有効です。なるべく物を置かない、常に片づけておくように心がけることも大切。また新築や築浅のマンションでは、食器棚やクローゼットなどの家具が作り付けてある場合があります。新居に引っ越す際には、そのような部屋を選ぶのもいいでしょう。

 

【結婚後に準備したい防災対策2】ハザードマップを確認する

ハザードマップとは、自然災害が起きた時の被害状況を予測したもののこと。自分が住んでいる地域の避難場所や、危険なエリアが記載されているので、必ずチェックしましょう。ハザードマップは各自治体のサイトでダウンロードできることが多いほか、役所でもらえる場合もあります。

ハザードマップでは、住むエリアによってどのような災害が起こりやすいかが分かります。新居に引っ越して来たら、まずはその街のハザードマップを確認しましょう。ハザードマップを確認したうえで、避難ルートをどうするのかふたりで決めておくと、いざ災害に見舞われた時に安心です。

 

【結婚後に準備したい防災対策3】連絡方法を決めておく

災害が起きたら、真っ先に家族の安否が知りたいはず。しかし、非常時は携帯電話が使えない・相手に繋がらないケースがあるため、どのように連絡を取るか事前に話し合っておくことが大切です。「電話は繋がらないが、インターネットは使用できる」ような場合は、SNSやインターネットを使った災害用伝言版を、自身の携帯電話が使える状況にあれば、災害伝言ダイヤルなどを利用するといいでしょう。

また、お互いの予定を把握しておくと、もし災害が発生しても居場所が分かるため、安否を確認しやすくなります。パートナーには、日頃から予定を報告することをおすすめします。加えて、災害時は無理に帰宅せず会社やホテルに泊まるなど事前に決めておくと、いざという時慌てません。

 

【結婚後に準備したい防災対策4】ローリングストックを取り入れる

非常用食料の備蓄方法として、最近注目されているのがローリングストックです。これは、普段から水や食料品を少し多めにストックしておき、使ったら買い足して、常に一定量をキープするというもの。

災害用のためだけの備蓄では、鮮度が落ちる、賞味期限が切れるというリスクがありますが、日常的に消費している食品ならば、そのような心配がありません。非常用の食料を備蓄する場合は、ローリングストックを取り入れることをおすすめします。

 

【結婚後に準備したい防災対策4】非常用持ち出し袋を用意する

自然災害は、いつ起こるか分からないうえ、災害の規模によっては、支援が十分に行きわたらない可能性もあります。万が一災害に見舞われても慌てないように、非常用持ち出し袋を用意しましょう。

必要なものを購入してリュックに入れておいてもいいですし、非常用持ち出し袋を購入してもOK。インターネットサイトやホームセンターなどで販売されています。最低限揃えておきたいのは、以下の通りです。

  • 保存水・非常食・保存食
  • 簡易トイレ・不織布マスク・ティッシュ、ペーパー類、生理用品などの日用品
  • モバイルバッテリー・手回し充電ラジオライト・懐中電灯
  • ホイッスル・アルミブランケット
  • 薬・おくすり手帳のコピー・応急手当の道具
  • 貴重品(現金・運転免許証・保険証など)
  • ※貴重品を持ち出し袋に入れるのが難しい場合は、すぐに持ち出せるような工夫をする

その他、各自必要と思うものを追加しましょう。しかし、たくさん詰め込みすぎて重くなってしまうと、災害時に持ち運ぶのが難しくなります。自分で背負えるかどうかを確認しながら、非常用持ち出し袋の準備をしてください。

 

【結婚後に準備したい防災対策5】お風呂の水を貯めておく

大規模な自然災害が起こると、高い確率でライフラインがストップしてしまいます。電気やガスも大切ですが、生きていくうえでなくてはならないものが水です。飲料水以外にもトイレの水を流したり手を洗ったりと、水が必要になる場面はたくさんあります。

さまざまな防災マニュアルで推奨されていますが、お風呂にお水を張っておくと、災害時に役立ちます。飲料水にはできませんが、トイレを流したり汚れたものを洗ったりはできます。災害に備えて、お風呂のお湯を残すように習慣づけましょう。

ただし、小さな子どもがいる家庭は要注意。子どもが誤って溺れる危険性があるため、おすすめできません。また常に湯船に水を張っておくとカビ発生の原因になるため、掃除はこまめにおこなうようにしてください。

 

日頃から防災意識を持って行動しよう


日常生活ですぐに取り入れられる防災対策について、いくつかご紹介しました。紹介した以外にも、ベッドの横にスリッパや靴を置いておく(地震の際、割れたガラスを踏んでもケガしないようにするため)、定期的に非常用持ち出し袋の確認をするといったことも忘れないようにしましょう。大切な家族の命を守るために、防犯意識をしっかり持って、対策するようにしてくださいね。

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