興信所の結婚調査とは?調査理由や調査内容を解説
一生を共に歩むと決めたパートナーとは、幸せな結婚生活を送りたいと誰もが思っているはず。しかし交際するのとは違い、ただ「好き」という気持ちだけではむずかしいのが結婚です。
例えば、パートナーが自分にとって知られたくない過去や素性を秘密にしているケースもあるかもしれません。結婚してからそのようなことが発覚すると、もめごとやトラブルの原因になり、最悪の場合、離婚を避けられない事態にも。
そんなときに力になってくれるのが興信所です。興信所では、結婚前にパートナーの身辺調査を依頼できます。今回の記事では、結婚前にパートナーの素性を調べることができる、興信所の結婚調査について詳しくご紹介します。
目次
興信所に結婚調査を依頼する主な理由は?
一般的に興信所を頻繁に利用するという方は少ないと思います。興信所というのは、いわゆる探偵事務所のこと。歴史を見てみると、興信所と探偵事務所はその成り立ちや役割が少し違うことがありますが、現代においては、ほぼ同じと考えて差し支えありません。
仕事を依頼するときは、興信所と探偵事務所のどちらでもいいので、まずは問い合わせてみることが大切です。公式サイトを持っている興信所が多いので、インターネットで調べてみると良いでしょう。
では、一般的にどんな場合に興信所の結婚調査を利用するのか、具体的に見ていきましょう。
【興信所を利用する調査理由1】経歴詐称の疑いがある
職場や学歴を詐称していたことが結婚後に発覚……というトラブルは少なくありません。例えば、大手企業勤務と言っておきながら、実際はその下請け、孫請けの会社に勤めていたり、全く関係のない会社や無職であったりするケースがあります。また、有名大学卒と聞いていたはずが全く異なる学歴だったというように、プロフィールについて虚偽の申告をしていることがまれにあります。
パートナーの言動に矛盾がある、経歴などに違和感を覚えるような場合、興信所に依頼するケースが多いようです。
【興信所を利用する調査理由2】家族を紹介してくれない
結婚の話が出ているのに、家族に一切会わせてくれない、のらりくらりとかわされる……というように、パートナーがはっきりしない態度を取るケースがあります。そのような場合、相手の家族が結婚に反対している可能性があります。もしくは、聞いていた家族構成と違っていたり、既婚者だったりしたということも。なかには結婚詐欺だったというケースも見られます。
結婚は相手だけではなく、家同士の結びつき。家族に反対されている、そもそも家族構成などが聞いていた話と全然違うといった状況では、幸せな結婚はできません。
「いつまでたっても家族を紹介してくれない」といったケースで、調査依頼をすることも多いようです。
【興信所を利用する調査理由3】金銭をたびたび要求される
「後から必ず返す」と言いながら、なんやかんやと理由を付けて、たびたびお金を要求してくるパートナーは要注意。前出のように既婚者であったり、結婚詐欺であったりするケースや、惚れた弱みに付け込んでお金をせびる目的で近づいてきたケースも考えられます。
金銭面に関する言動などに不信感が募り、興信所を訪れるパターンも典型的です。
興信所の結婚調査の方法は?
結婚調査を依頼する主な理由についてご紹介しました。次に、興信所がおこなう具体的な調査方法についてご紹介します。
興信所の調査方法は、「尾行」「張り込み」「聞き込み」が基本です。さらにデータ収集を細かくおこない、対象者であるパートナーと接触せずに調査することが可能です。
周辺人物への聞き込み調査は、覆面調査でおこないます。ひとりではなく複数人で調査するため、対象者(パートナー)に気付かれることはほとんどないようです。また、より安全に正確な調査をおこなうため、最新のガジェットで慎重に調査をしている業者が多く見られます。
興信所は、法律に触れないように細心の注意を払って調査をしています。自分で調査すると法に触れてしまったり、パートナーに見つかってしまったりといったリスクがあるため、避けた方がいいでしょう。
興信所の結婚調査は費用も含めて慎重に判断を
興信所の結婚調査について、調査を依頼するケースや調査方法などにを解説しました。パートナーの素性を知るのに興信所は有効ですが、調査段階で絶対にパートナーから見つからないという保証はありません。もし興信所を利用したことがパートナーに気付かれてしまったら、疑惑は晴れても関係が壊れてしまうリスクがあります。
また、結婚調査にかかる費用は、10万円から20万円くらいが相場のようです。特殊な調査が加わると、さらに高額になることもあります。決して安いものではなく、調査結果も自分の望むものではない可能性もあります。「興信所にパートナーの調査を依頼したい」と考えている場合は、慎重に判断することが大切です。