ブロッコリートスの基礎知識!演出のコツや注意点を解説
結婚式の演出に「ブーケトス」がありますが、新郎がおこなう「ブロッコリートス」という演出があるのをご存じでしょうか? その名のとおりブロッコリーを投げるというもの。ブーケトスとは逆に、未婚の男性が受け取るという演出です。
結婚式や2次会を盛り上げる演出として、この10年ほどで人気が上がり、取り入れるカップルも増えてきています。今回はそんな「ブロッコリートス」について、基礎知識から演出のコツ、注意点などをご紹介します!
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目次
ブロッコリートスとは?演出のコツや注意点もチェック!
ブロッコリートスは、基本的にはブーケトスと同じです。新郎が投げたブロッコリーを未婚の男性ゲストがキャッチ、キャッチした男性は近いうちに結婚ができるというもの。ブーケトスの前におこなわれ、手軽に盛り上げることができる演出として、2次会でもおこなわれることがあります。
そんなブロッコリートスですが、なぜブロッコリーを使うのかをはじめ、演出のコツや注意点を見ていきましょう。
ブロッコリートスはなぜブロッコリーを使うの?
ブロッコリーが使われるのには、数々の説があります。たくさんの房があるブロッコリーには、「子孫繁栄」という意味があります。またブロッコリーは栄養価の高い野菜ですので、子孫繁栄と健康を願い、幸福をお裾分けするという意味が込められている、そんな説が有力です。
ただ、このブロッコリートスはブーケトスほどの長い歴史はありません。ブーケトスはヨーロッパが発祥で14世紀ごろからおこなわれており、長い歴史と伝統が詰まっています。いっぽうのブロッコリートスはまだ10年~20年ほどの歴史しかなく、日本で発祥したという説もあるほど。いつ誰が始めたのかわからない、少し不思議な儀式なのです。
ブロッコリートスの演出のコツは?
ブロッコリートスの演出のコツとして、まずはブロッコリーをブーケに見立てる必要があります。そのままブロッコリーを投げるのではなく、リボンや包装紙、造花などを使い、ブーケのように飾ります。
ブロッコリーは生花と同様に、時間が経つと鮮度が失われていくもの。式場側で用意できない場合は、前日にブロッコリーを購入して用意するといいでしょう。キャッチした男性がその場で食べられるよう、ブロッコリーにマヨネーズを添えるケースも多く見られます。
ブロッコリーではなく、カリフラワーやロマネスコを使ってブロッコリートスをするカップルも増えています。白くウェディングドレスを連想させるカリフラワー、そして幾何学模様が美しいロマネスコ。個性を出したいときにはぴったりです。ただしロマネスコはどのスーパーでも買えるわけではないので、事前にどこで売っているのかチェックするようにしましょう。
ブロッコリートスの注意点は?
ブロッコリートスの注意点は、すばり「ブロッコリーが食べ物である」ということ。「食べ物を投げるのはちょっと……」と難色を示すゲストがいたり、自分自身が少し抵抗感を持ってしまったりすることも。その場合は、緑色のタオルをブロッコリー風に丸めて飾り付けてみるなど、ブロッコリーに見立てたものを用意してもいいですね。
また、ブロッコリーの房がむき出しになっていることに抵抗があれば、透明なフィルムで包んでおくのもおすすめ。万が一キャッチできずに地面に落ちてしまった場合も、ブロッコリーが汚れることはありません。
もう一点注意したいのは、ブロッコリーは思いのほか重量があるということ。後ろ向きで投げるとはいえ、あまり力強く投げたり、ふざけて正面を向いて投げるようなことは避けるようにしてください。ゲストの突き指や思いがけないケガに繋がりかねません。ぽーんと軽く放り投げるイメージで投げるようにしましょう。
ブロッコリートスの次にブーケトスが控えているのであれば、ブーケトスに楽しく幸福な気分を引き継げるようにしたいですね。
「ブーケプルズ」ならぬ「ブロッコリープルズ」もアリ!
ブロッコリーを投げることに抵抗がある場合や、ブーケトスやブロッコリートスができない会場の場合は、「ブロッコリープルズ」にしてしまうという方法もあります。この場合はブーケトスも「ブーケプルズ」にすると、男性と女性の両方で盛り上がることができておすすめ。
「ブーケプルズ」や「ブロッコリープルズ」は、ブーケやブロッコリーに未婚のゲスト分のリボンを繋げ、未婚のゲストに「くじ引き」をしてもらうというもの。ブーケやブロッコリーに繋がった「当たり」を引いたゲストは、ブーケやブロッコリーを受け取ることができます。
これなら食べ物を投げることにはならないため、ブロッコリートスに抵抗がある方も安心して楽しめます。
ブロッコリートスで新郎も幸福をお裾分け!
かつては新婦のブーケトスだけでしたが、いまは新郎からもブロッコリートスで幸福をお裾分けすることができます。結婚式を盛り上げる演出として、ゲストへの感謝の気持ちを表すおもてなしとして、ブロッコリートスをおこないたいですね。
あまりコストもかからず、それでいてブロッコリーの緑が爽やかで、2人の門出にはぴったりの華やかさがプラスされる「ブロッコリートス」。ブーケトスとともに、新郎新婦でたくさんの幸福をお裾分けしてくださいね。