必要?不要?男性のブライダルメイク
結婚式当日、花嫁さんは普段なら絶対に身に付けない特別なドレスであるウェディングドレスに身を包み、和装であれば白無垢や色打掛などを身にまといます。そのため、どの花嫁さんもメイクやヘアスタイルも衣装に合ったものを施し、最高に美しい自分を目指し努力しているのです。
このように、花嫁さんたちは誰しもがここぞとばかりにドレスに合ったメイクを施しますが、一方で男性はどうでしょう。
最近こそ男性向けの基礎化粧品も増えてきてスキンケアを気遣う男性も増えてきましたし、芸能人などでもメイクを施したアイドルや俳優もでてきています。
しかし、一般の人ではいくら結婚式という特別な場であっても、メイクとなると少し抵抗がある方が多いのが実情です。
ただ、ブライダルに関しては男性にもぜひメイクを行ってほしい理由があります。
そこで今回はまだ耳なじみの薄い、男性のブライダルメイクについてお伝えします。
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目次
男性のブライダルメイクって?
ブライダルメイクと言っても、男性が行うブライダルメイクは基本的に肌やひげ、眉毛などを調整する程度です。決してアイラインを引いたりマスカラやチークを使用したりするわけではありませんので、ご安心ください。
結婚式前は新婦のみならず新郎も緊張するものです。
特に新郎にはバージンロードをまず一人で歩いたり披露宴で代表して挨拶をしたりと、一人で行う演出が多くあるため注目を浴びるものです。ドレスの美しさがパッと目を引く新婦に比べ、新郎はともすると新婦よりも「顔」をゲストに見られる機会が目立ちます。
また結婚式当日は写真やビデオなど色々な記録に残ってしまいますので、折角ならお肌を綺麗な状態にしておきたいですよね。そのため、最低限の身だしなみとしてスキンケアをしておくことに越したことはありません。
男性も結婚式前は肌荒れする!
結婚式に備えて新婦はエステなどで入念にスキンケアを行いますが、新郎でそこまで考えられている人は多くありません。
ですが、知らず知らずのうちにバージンロードを歩く際のことや披露宴最後のスピーチなどのことを考えてナーバスになってしまう新郎が多いのです。
ナーバスになると肌のコンディションもいつもより悪くなってしまいがちです。例えば普段はあまりできない吹き出物が結婚式前に限って出てきたり、睡眠不足やストレスから肌がかさつき、くすんで見えてしまったり…なんてことが考えられます。
そのため「肌トラブルはあまりない方だから大丈夫」と思い込まず、念のために本番では肌を整えるブライダルメイクを取り入れておくことをおすすめします。
毛髪は清潔感を左右するポイント
新郎の身なりは思っている以上に注目を浴びるものだという事が分かりましたが、そのなかでも髪型や髭、眉などの毛髪は清潔感を左右する重要なポイントです。
例えば接客業や営業職の方などは普段から相手受けの良い清潔感のある身なりを意識していらっしゃると思いますが、結婚式では更に入念に毛髪類はケアしておきましょう。
個性的な髪型や髭がお似合いの新郎に「絶対髭は剃るべきだ」とは言えませんが、招待客が不快な思いをすることがない様に、清潔感を意識して整えておくのが得策です。
また、普段あまり整えていない方でも眉は無駄な毛を取り除いて形を整えておくとキリッとしたイメージをつけることができるためおすすめです。
これらのことは普段から自分で行っていて、自分に合うスタイルを熟知している人でなければ、プロのヘアメイクさんにお任せするのが安心です。
男性もブライダルメイクをするものなの?
実際、結婚式でどれくらいの男性がブライダルメイクを行っているものでしょうか。
既に結婚式を行った男性の中でブライダルメイクをした新郎は30~40%というデータがあります。
普段日常的にメイクを行う男性はほとんどいらっしゃらない中で、結婚式では30~40%の方がブライダルメイクを行っているという結果です。この数字はかなり高いと言えるのではないでしょうか。
さらに最近の男性用コスメブームのおかげで、これから結婚式を挙げるカップルでブライダルメイクを行う予定の新郎が増えてきています。
更にメイクに加えてブライダルエステをカップルで行う新郎新婦も多く、新婦だけでなく新郎も自分史上最高の恰好良い状態で結婚式に臨むよう努める風潮が強まってきているといえます。
男性メイクの利点
男性のメイクは当日の見栄えの良さはもちろん写真やDVDに残るためにしておくと良いものですが、それだけでなくアルコールを飲んですぐ顔が赤くなってしまうタイプの新郎にも特におすすめです。
新郎は新婦に比べて披露宴の場でお酒を飲まされます。お祝いの席でのお酌ですので断れない機会が多く、アルコールが顔に出てしまうタイプの新郎だと後から写真を見直した時に、全部酔っぱらい顔になっていた…ということがあります。
そこで、予めファンデーションで押さえておくと、顔の赤らみがわかりづらくなり、飲酒後の写真写りが良くなります。他にも、代謝が良く顔がすぐテカってしまう方も、マットタイプのファンデーションで顔を押さえておくとテカリが軽減されますので、写真を見てがっかりする…ということがなくなります。
男なのにファンデーション!?と驚いてしまうかもしれませんが、結婚式当日は常にスポットライトを浴び続けるのが新郎です。舞台に出る俳優さんたちがメイクをしているのと同じ感じでとらえると、そこまで拒絶反応も出ないのではないでしょうか。
あまりに新郎の顔が赤らんでいたりテカっていたりするとゲストに与える印象も良いものではありません。自分の写りのことだけでなく、ゲストのためにもぜひ最初から最後まで格好良い新郎として振る舞ってくださいね。
いかがでしたか。
男性のブライダルメイクと聞くと派手な化粧をするようなイメージを持ってしまいがちですが、実際はお肌の調子を整えたり髭や眉毛などを清潔感のある形に整えたり剃ったりするものです。
普段はメイクをしないのに、結婚式当日にバッチリ変わってしまっていたら違和感もありますが、少し整える程度であれば周りにはそう気づかれません。
また、髪型だけでなく髭や眉毛を整えておくと、タキシードや紋付き袴に映える素敵な新郎としてゲストに良い印象を与えることができるでしょう。
結婚式前にストレスや緊張で肌荒れや肌のくすみが目立ってしまう方や、ニキビや吹き出物がなかなか治らないという新郎は多くいらっしゃいます。そのまま当日を迎えてしまい、後日写真やDVDを見た時に「このニキビが無ければな」と後悔してしまうことのない様にしておきたいですね。
また、お酒を飲むと赤ら顔になる方やスポットライトで照らされて暑くなったら顔がテカりやすくなる方も、ファンデーションで顔色を整えておくことをおすすめします。自分のためでなく、隣に立つ新婦や来て下さったゲストの方々のためにも、最高に格好良い新郎の姿で結婚式を執り行ってください。
折角の二人の晴れの舞台、二人で最高に美しい状態で臨めるようにしてはいかがでしょうか。