結婚式の「もしも」に備える、ブライダル保険を解説


保険というと、医療保険や生命保険などを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は結婚式を挙げるカップルのための保険もあります。ブライダル保険と呼ばれる種類の保険で、実際に利用しているカップルも少なくありません。

そこで今回は、結婚式の“もしも”に備える「ブライダル保険」について解説します。ブライダル保険に興味があるというカップルはもちろん、思わぬ事態に対する不安を少しでも減らしたいというカップルもチェックしてみてください。

 

思わぬ事態に備える、「ブライダル保険」とは?


保険は、将来のリスクに備えるための制度ですが、今回ご紹介するブライダル保険も同じです。ブライダル保険は対象を結婚式に絞っており、加入することで結婚式にまつわるキャンセル料などのリスクに備えることができます。

ブライダル保険によって細かい補償内容は異なりますが、多くの場合、思わぬ事態による結婚式のキャンセル料や、結婚式場の設備・衣装の破損に対する修理費の補償などに対応しています。キャンセル料は決して安いものではないですから、万が一に備えたいカップルがブライダル保険を利用しているようです。

 

どんなときに補償対象になるの?


ここまで簡単に、ブライダル保険について説明しましたが、具体的にどんなときに補償してもらえるのかイメージできない方もいるのではないでしょうか? ここからは、より具体的なシーンを例に紹介していきます。

※いくつか例をご紹介しますが、全てのブライダル保険が対応しているとは限りません。詳細な補償内容については、各保険をご確認ください。

 
新郎新婦の入院
入院を伴うような病気やケガの場合、結婚式をキャンセルせざるを得ません。結婚式当日の新郎新婦の入院を理由にキャンセルする場合、補償対象となることがあります。実際にインフルエンザや新型コロナウイルスの感染により、補償を受けた方もいます。

 
身内の不幸
両親、子供、兄弟姉妹が急逝した場合、結婚式をそのまま開催するのが難しいこともあるでしょう。身内が亡くなったことによる、結婚式の中止にも保険金が支払われることがあります。

 
災害による家屋・家財の損害
家屋や家財が損害を受けるような災害が起きた場合、結婚式の中止を選択しなければいけないことが予想できます。こうしたケースでは、家屋や家財の損害状況に応じて、補償を受けられることがあります。

 
結婚式場設備の破損
結婚式当日に不慮の事故で会場の備品や設備を破損、汚損してしまった場合、会場から修理費用を求められることもあるかもしれません。ブライダル保険では、こうした場合の弁償費用も補償してくれるケースがあります。

 
貸衣装の破損
ウェディングドレスやタキシードなどの衣装をレンタルしているカップルは多いです。気を付けていても、不慮の事故で破損してしまうということもあります。こうした貸衣装の破損なども補償の対象となることが多いです。

 

ブライダル保険に加入するメリット・デメリットは?


ブライダル保険に加入する・しないは、カップルの考え方次第ですが、加入によるメリット・デメリットは一度チェックしておきたいところです。どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

 

ブライダル保険に加入するメリット

ブライダル保険に加入する最大のメリットともいえるのが、キャンセル料の補償です。多くの式場では、結婚式をキャンセルするときにキャンセル料が必要になりますが、その金額は、結婚式の予定日に近いほど高くなります。

トラブルが起きない可能性はゼロではありません。なかには、思わぬケガや病気、自然災害などにより、予定日ギリギリになってやむを得ず結婚式を中止しなければならないこともあるでしょう。こうしたときもブライダル保険に加入しておけば、補償を受けられることがあります。

 

ブライダル保険に加入するデメリット

ブライダル保険に加入するには、お金を支払わなければならないため、その点はデメリットになると言えるでしょう。補償内容が支払った金額に見合わないと感じる場合は、とくにその気持ちが大きくなるかもしれません。

また、キャンセル補償へ対応しているとはいえ、全てのキャンセルに対応しているわけではありません。保険により、補償対象内の事象が決まっているため、その辺りはチェックした方が良いでしょう。

こうしたデメリットを感じないようにするためには、事前にしっかりと調査することが大切です。各ブライダル保険にかかる保険料や補償内容などを比較・検討し、自分たちにとってベストな対応をしましょう。

 

ブライダル保険の加入は、ふたりでよく話し合って!


ブライダル保険は、必ず加入しなければならないものではありませんが、加入することで、結婚式における万が一の事態に備えることができます。思わぬ事態に備えておきたいという気持ちが強いカップルは、検討してみても良いかもしれませんね。

加入した方が良いのか、しない方が良いのかは、カップルによって異なります。どうするのがふたりにとっていいのか、よく話し合いをして決めてくださいね。

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