結婚式当日に台風や大雪など悪天候に!新郎新婦はどう対処したらいい?


「結婚式は過ごしやすく快適な季節を選びたい」と考えているカップルは多いことでしょう。しかし結婚式の日取りは半年から1年前に決めるケースが多いため、残念ながら結婚式当日に悪天候に見舞われることも考えられます。

特に最近では、季節外れの大型台風が日本列島を襲うことも珍しくなく、ますます天候が読めなくなってきました。結婚式当日に大型台風が直撃したとしても、翌週に変更することはできません。

このように結婚式に台風や大雪といった悪天候に見舞われた場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

 

できれば台風の多い季節や真冬の結婚式は避ける


季節外れの台風が上陸することもありますが、災害級の悪天候が訪れる時期はだいたい決まっていると言えます。台風であれば、最も日本に接近する時期は7月から9月にかけてです。

特に8月と9月は、毎週のように台風が発生してしまう年もあります。もちろん、すべての台風が日本列島に上陸するわけではありません。2020年のように日本本土への上陸がゼロという年もごくまれにあります。しかし台風が直撃しなくても、酷暑による熱中症の危険性や、ゲリラ豪雨などに見舞われる可能性が高いため、できれば避けた方が無難です。

いっぽう、冬場は雪による影響も考慮したいところ。地域によっては、大雪などの雪害に襲われることも考えられます。まれに普段は雪があまり降らない平野部が大雪に見舞われることも。雪に慣れていないと対応が大変ですので、強いこだわりがない限り真冬の結婚式もやめておいた方が良いでしょう。

 

結婚式当日が災害級の悪天候に!対処の仕方は?


日本は世界的に見ても自然災害が発生しやすい国と言われています。最近では、台風や大雪に加え、記録的豪雨も珍しくなくなりました。比較的天候が穏やかな季節に結婚式を選んでも、災害級の悪天候に見舞われる可能性はゼロではありません。

結婚式当日の悪天候が予想される場合、結婚式を決行するのか、延期するのか、判断するのは新郎新婦です。結婚式は準備する時間や費用もかなりかかるうえ、一生に一度の大切なセレモニーです。そのため、すぐに延期や中止の判断をするのは難しいと思います。

しかし、ゲストの安全を考えると、延期や中止の判断をせざるを得ない場合もあるでしょう。ただし当日のキャンセルは、ゲストに迷惑をかけてしまいます。では、どのタイミングでどのようにゲストへ伝えれば良いのか、具体的な流れを見ていきましょう。

 

結婚式当日が悪天候の予想!情報収集は1週間前から

結婚式の1週間前になったら、天気予報をこまめにチェックするようにしましょう。台風が接近している場合は、予想進路や規模なども確認してください。結婚式当日に大型台風が直撃する可能性が高い場合は、延期や中止も視野に入れて、結婚式場側と相談しましょう。

結婚式会場のなかには、自然災害への特別措置に対応しているところもあります。結婚式場と交わした契約書を、あらかじめしっかり確認しておくことが大切です。また、両実家へ現状報告も忘れないようにしましょう。

ただし、1週間後の天気予報は大きく変わる可能性があります。特に台風は予想進路が大きくずれたり温帯低気圧に変わったりと短いスパンで変化するため、この時点で結婚式の延期や中止を判断するのは時期尚早と言えます。まずは情報収集と両親への現状報告に留めておくようにしましょう。

 

結婚式当日が悪天候の予想!4~5日前にやるべきこと

結婚式まで1週間を切ると、台風についての情報が少しずつ具体的になってきます。ただし大雪や記録的豪雨についてはこの限りではありません。

ゲストも結婚式を挙げるのかどうか心配になってくる頃です。特に新幹線や飛行機を利用する予定の遠方に住むゲストにとっては、交通機関の運行状況は気がかりなはず。この時点で調べられる情報はきちんと把握しておきましょう。

ゲストへの連絡もこのタイミングでおこないます。まずは現状の報告と結婚式の決行・延期・中止の最終決定をいつにするのかを伝えましょう。ゲストへの連絡はメールでもかまいません。ふたりでおこなうのが大変な場合、親戚への連絡は両親に頼むなどして連携するとスムーズです。

 

結婚式当日が悪天候の予想!2~3日前に最終決定を

結婚式の2~3日前には、最終決定をしなくてはなりません。天気予報もこのタイミングであれば、かなり正確になってくるでしょう。悪天候で交通機関が運休している、暴風警報等が発令されているなど、ゲストに影響が出そうな情報を収集します。

最終的には、ゲストの安全性等を考慮して判断しましょう。最終決定をしたら速やかに会場に報告し、ゲストにもその旨をメール等で一斉に連絡します。

結婚式を決行する場合は、タオルや温かいドリンクなどを用意して、足場の悪いなか駆けつけてくれるゲストへのおもてなしを心がけましょう。控室や着替え室が用意できる場合は、そちらのアナウンスもすると親切です。前泊できるホテルがあれば、その案内もしましょう。

延期する場合は、会場と話し合って延期日を決めます。ゲストにも連絡し、延期する旨と延期日を伝えましょう。その際にはお礼とお詫びをすることも忘れないようにしてくださいね。

 

ゲストや新郎新婦の安全を考慮して最終判断を


結婚式当日が災害級の悪天候になってしまったときの対処方法についてご紹介しました。穏やかな季節に結婚式の日を選んでも、予想外のことは起こり得ます。ここ数年、自然災害が増えてきたため、ブライダル保険に加入するカップルも急増中です。ブライダル保険では、大型台風や大雪といった自然災害による、やむを得ないキャンセルに対応してくれますよ。

前々から準備していた結婚式が、自然災害で延期や中止になってしまうのはとても悲しいこと。しかしゲストや本人たちの安全がなによりも重要です。万が一、結婚式当日が自然災害に見舞われそうなときは、この記事を参考にしていただき、安全第一で行動してくださいね。

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