結婚のキホン!婚姻届の書き方&提出方法をチェック
結婚を決めたカップルの一大イベントといえば、「婚姻届」の提出ですよね。提出日にこだわり、記念日などの覚えやすい日や、結婚式の当日に提出したいと考えるカップルも多いでしょう。しかし、不備があると希望日に受理してもらえないことも……。
そこで今回は、婚姻届をスムーズに受理してもらえるよう、必要な書類や書き方、提出方法などを簡単にご紹介していきます。婚姻届の書き方や提出方法がわからない、というカップルは要チェックです!
目次
【結婚のキホン】婚姻届の書き方
婚姻届は、ふたりが公的に結婚したと認められるために必要な書類。大切なものだからこそ、当日に不備が見つかり、慌ててしまうことがないよう、しっかりと記入したいものです。婚姻届を書く際は、落ち着いて、一つひとつの項目を確認しながら記入するようにしましょう!
婚姻届の提出に必要な書類を用意
婚姻届の提出準備は、婚姻届を入手するところから始まります。婚姻届は、役場の窓口で入手できるほか、インターネットからダウンロードすることも可能です。ダウンロードした婚姻届を利用する場合は、A3サイズの用紙に印刷しましょう。婚姻届を用意する際は、書き間違えなどが起こることも想定し、予備を用意しておくこともポイントです。
婚姻届の入手と合わせて用意しておきたいのが、「戸籍謄本(こせきとうほん)」。本籍地と異なる役場に婚姻届を提出する場合に必要となる書類です。例えば、東京都世田谷区に本籍地のあるAさんと神奈川県横浜市に本籍地のあるBさんが、東京都世田谷区の区役所に婚姻届を出す場合、Bさんのみ戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は、本籍地のある役場で入手することになるため、遠方に本籍地がある場合などは早めに動き出しましょう。本人が役場に赴くほか、代理人による取得や郵送での取り寄せも可能です。ちなみに、戸籍謄本と戸籍抄本(こせきしょうほん)は別の書類なので、用意する際は間違えないように注意してください。
婚姻届を書き方! 注意したいポイントは?
婚姻届は、記入しなければいけない部分が多いため、記入漏れや記入間違いをしてしまうことも少なくありません。スムーズに受理してもらうためにも、どんなところに注意したらいいのか見ていきましょう。
- 記入は黒いペンで行う。消えるボールペンはNG
- 「氏名」や「本籍」、「届出人」は、戸籍謄本に記載されている通りに記入
- 「本籍」の筆頭者の氏名は、戸籍の一番上の人を記入
- 「住所」は、住民票に記載されている通りに記入
- 「父母の氏名・父母との続き柄」は、離婚や死亡している場合でも記入が必要
- 印鑑は旧姓のものを用意。ただし、スタンプ印は不可
また、婚姻届は証人の記入も必要です。証人は、親や共通の友人など20歳以上の人であれば誰でもOK。証人欄は、氏名や生年月日、住所、本籍の記入のほか、押印も必要です。記入をお願いする人には、必ず印鑑の用意もお願いしておきましょう。
なお、証人を親や兄弟など名字が同じ人にお願いするケースもありますが、同じ印鑑を使うことはできません。それぞれ別の印鑑を用意するようにお願いしましょう。
【結婚のキホン】婚姻届の提出方法
婚姻届が書き終わったら、いよいよ提出です。ここからは、婚姻届を提出する際に、どんなことに気を付ければいいのか見ていきましょう。
婚姻届提出前に必要な持ち物を確認!
婚姻届を提出する際には、婚姻届以外にも必要なものがあります。婚姻届を提出する前に、必要な持ち物を忘れていないかチェックしましょう。
- 必要な持ち物リスト
- 婚姻届……すべての項目に記入・押印されているか確認
- 戸籍謄本……本籍地以外に提出する場合に必要
- 印鑑……不備があった際に必要。それぞれのものを用意
- 本人確認書類……運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど
婚姻届はどうやって提出するの?
婚姻届は、夫婦となるふたりまたは代理人が、ふたりの本籍地または所在地の役場に提出する必要があります。旅行先などの一時的な滞在場所も所在地に当たるので、ふたりの思い出の場所の役場で提出しても問題ありません。
婚姻届は、役場の開庁時間だけでなく、休日や夜間などに提出することも可能。ただし、開庁時間外の提出は預かり対応となり、次の開庁日に職員が確認し、書類に不備がなければ、提出日にさかのぼって受理をするという流れになります。
不備があると受理日が変わってしまうこともあるので注意しましょう。その場ですぐに確認や修正ができない場合や日付へのこだわりが強いカップルは、提出前に役場で婚姻届の確認をお願いしておくと安心です。
婚姻届のキホンを押さえて、幸せな結婚生活を!
婚姻届の書き方や提出方法をご紹介しましたが、スムーズに提出するにはしっかりとした確認が大切です。必要な書類を忘れていないか、記入漏れや記入誤りがないかなど、ふたりでチェックするようにしましょう。不安なことがある場合は、役場の担当者に話を聞いておくと安心です。婚姻届を提出して、幸せな結婚生活をスタートさせてくださいね!