どう書く？何を書く？「花嫁の手紙」の書き方を解説

2020年04月27日

出席者の感動を誘う「花嫁の手紙」。披露宴の定番演出の一つで、「絶対演出に取り入れたい！」と思っている花嫁も多いはず。しかし、いざ書こうとすると「上手く文章がまとまらない」「どんな内容を書けば良いのかわからない」など、いろいろと悩みが出てくるものです。

そこで今回は、「花嫁の手紙」の内容に悩んでいる花嫁に向けて、書き方や書く上での注意点をご紹介します。ポイントをしっかりと抑えた手紙を書いて、両親にしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう！

「ありがとう」の気持ちを伝える、花嫁の手紙

花嫁の手紙は、両親に感謝の気持ちを伝える、披露宴の定番演出。涙ながらに感謝の気持ちを伝える花嫁の姿は、両親はもちろんゲストの感動も誘います。素直に感謝の気持ちを伝えられるとあって、披露宴を代表する人気の演出ですが、必ずしもおこなわなければならないものではありません。

最近では、「花嫁の手紙をゲストの前で読まずに、両親に直接渡す」「花嫁の手紙の代わりに、記念品をプレゼントする」など、花嫁の手紙を読まない選択をするカップルも。どんな形であれ、ふたりにとってベストな形を選びたいですね。

自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたいと思っていても、まとまりのある文章を書くのは難しいもの。そんな人もこれからご紹介する構成に則った書き方を知れば、自分らしい内容の花嫁の手紙が書けるはず。どんな内容にすればいいか悩んでいる花嫁は必見です！

花嫁の手紙を書くときに、闇雲に書き始めるのはNG。ポイントは、「導入」「エピソード」「結び」の流れを意識して書くこと。構成の流れに沿って内容を考えていくことで、まとまりのある文章を作ることができます。事項ではそれぞれの具体的な内容を見ていきましょう。

「導入」は、花嫁の手紙の始まりとなる大切な部分。花嫁の手紙を読むことについて、他のゲストへ断りを入れたり、「お父さん、お母さん…」など両親への呼びかけの言葉を入れたりするのが定番です。

続く「エピソード」では、両親との具体的なエピソードを記載します。子供のころの思い出や迷惑をかけたことへの謝罪、感謝の気持ちなど、ゲストが両親の人柄をイメージできるようなものが良いですね。子供時代を振り返って具体的なエピソードを探してみましょう。

「結び」の部分では、今後の抱負や両親への感謝、義両親への挨拶などを述べます。幸せな未来をイメージできるようなポジティブな言葉を使うことで、両親を安心させることができますよ。

花嫁の気持ちを自由に伝える手紙なので明確なルールはありませんが、いくつか気を付けたいポイントはあります。これからご紹介するポイントを意識することで、感謝の気持ちが伝わりやすいまとまった文章になりますよ。

結婚式では、悲しい・忘れる・苦しいなどの「忌み言葉」や、重ね重ね・たびたび・くれぐれもなどの「重ね言葉」などは避けた方が良いとされています。知らず知らずのうちに忌み言葉を使っていることのないように、書いたあとに読み返してみましょう。

また、両親とのエピソードを話す部分では、ゲストに両親の悪いイメージを持たれるような内容は避けましょう。結婚式という幸せな場で読む手紙ですから、誰が聞いても気持ちの良いものにしたいですね。

エピソードの部分では、お父さんとお母さんの両方のエピソードを盛り込むようにしましょう。お母さんとのエピソードが中心で、お父さんとのエピソードがほとんどないという内容だと、「仲が悪いのかな？」と思われてしまいます。

また、エピソードについて話す部分では、複数のエピソードを羅列するのではなく、一つのエピソードをしっかり掘り下げていくようにするのがおすすめ。具体的に話をすることで、ゲストにも両親の人柄をイメージしてもらいやすいです。

感謝の気持ちがあふれるばかり、文章が長くなってしまうことも。ダラダラとした文章はまとまりがなく、聞いている方も困ってしまいます。2分～3分程度の長さを意識して花嫁の手紙を書きましょう。ひと通り書き終わった段階で、新郎にも協力してもらいながら、時間を計ってみてください。

花嫁の手紙は、日ごろ伝えられていない感謝の気持ちを直接伝えられる演出です。今回ご紹介したポイントを押さえながら自分らしい言葉で、これまでお世話になった感謝の気持ちを伝えてくださいね。花嫁の感謝の思いがたくさん詰まった手紙に、両親もゲストも喜んでくれるはずですよ！