新郎の衣装選び!気になる選び方や種類を徹底解説
結婚式の準備の中で、とても大切なのが新郎新婦の衣装選び。花嫁の衣装選びは気合いを入れていても、新郎の衣装については「タキシードなんて色だけ気にすれば…」「自分は適当で、花嫁が目立てば…」とお考えの方もいるのではないでしょうか? 新郎の衣装もしっかりと選ぶことで、花嫁の美しさを引き立てることができますし、何より二人がより素敵に映ります。
今回は新郎の衣装選びに焦点を当てて、選び方のポイントや洋装と和装の種類を解説します。新郎の衣装決めでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
新郎の衣装選びのポイント2つ
デザインや色味、季節に合わせた工夫など、新郎の衣装もこだわりたいポイントがたくさんありますが、今回は最低限押さえておきたい2点に絞ってご紹介します。シンプルでもかっこいい新郎になるために、まずチェックしてみてください。
1.花嫁の衣装や結婚式のコンセプトにマッチしたものを選ぶ
1つ目のポイントは、花嫁の衣装や結婚式のテーマとバランスが取れるような衣装を選ぶことです。色合いについては、洋装の場合、花嫁のウエディングドレスやカラードレスに合った色合いを選ぶことが重要です。
例えば白いウエディングドレスの場合は、新郎はアイボリーなど少しトーンを落としたものを。パステルカラーのウエディングドレスには濃紺やダークブラウンなど引き締まった色にすると、二人の印象がぼやけません。
また、花嫁のテーマカラーと同じ色の小物を合わせると、統一感が出ておしゃれになります。和装の場合も同様、黒の袴以外の場合は花嫁の着物の色に合わせた紋付袴を選ぶとまとまりますよ。
そして結婚式のコンセプトも考えてみましょう。屋内での式なのかガーデンウエディングなのか、カジュアルかゴージャスかなど、なんとなくでもイメージを持っておけば、それに合わせた衣装選びができるはずです。
2.サイズ感をチェックして、体型に合ったシルエットのものを選ぶ
2つ目のポイントはサイズ感です。ジャケットの袖が長すぎたりパンツがだぼだぼしたりしていると、どんなにかっこいいデザインの衣装を着ても残念な印象に。新郎もフィッティング(衣装合わせ)を必ず行うようにしましょう。
また、シルエットにこだわりがあったり目立たせたくないコンプレックスがあったりする場合、あらかじめスタイリストに伝えておくのがおすすめです。靴などの小物については私物を使うことも多いので、フィッティングの際に持っていくのが良いでしょう。
頭からつま先まで、全体のバランスを考えた衣装選びが大切です。
新郎の衣装の種類は?洋装or和装、時間帯も要チェック
次は、衣装の種類についてご紹介します。時間帯や格によって異なってきますので、ご自身の結婚式に合ったものを選ぶようにしましょう。
日中の結婚式に合わせた洋装2パターン
日中に着る礼装で、最も格式が高いのは「モーニングコート」。ジャケットの前裾がカーブを描いているデザインが特徴的です。正式なものは黒のジャケットと共生地のベスト、グレーのストライプのスラックスを合わせるといったルールも。そしてジャケットのボタンは1つで、生地を重ねないように留めます。
ただし、結婚式ではもう少しカジュアルな、デザイン性を持ったものでもよいでしょう。最近では白やネイビーなどの色合いのものやジャケット丈を短めにしたものも多いです。モーニングコートは、格式高い式場での挙式にもぴったり。クラシカルにまとめたい新郎新婦へおすすめです。
もう1つの礼装が「フロックコート」と呼ばれるものです。モーニングコートとの大きな違いはジャケットの裾のデザインではないでしょうか。前後とも直線的なカットで、膝近くまである長い丈が特徴です。
今日ではモーニングコートやタキシードが主流のためあまり見かけないデザインですが、モーニングコート同様格式高い礼装ですので、厳かな雰囲気の式にぴったりですよ。
夜の結婚式に合わせた洋装2パターン
夜の礼装で最も格式が高いものは「テールコート」。日本では「燕尾服」といわれるものです。その名の通り後ろの裾が長く前丈は短いのが特徴で、白い蝶ネクタイと白いベストを合わせるのが正式な着方です。
ジャケットとパンツは黒が正式ですが、白やグレーでもOK。正礼装なので、格式ある結婚式ではぜひ着用したい衣装です。
もう1つは「タキシード」。現在は日中でも着られがちですが本来は夜の礼装です。本来は、ジャケット・ベスト・スラックス・ボウタイ(蝶ネクタイ)は黒といったルールがあります。タキシードについても他の礼装と同様に、花嫁の衣装などに合わせてデザイン性のあるものを選んでも良いでしょう。
ルールにこだわりすぎず、二人のバランスやイメージを大切に素敵に着こなしてくださいね。
和装の場合は「紋付き羽織袴」
神前式など和装で臨む結婚式の場合、新郎の衣装は「紋付き羽織袴」です。格式が最も高いのは「黒五つ紋付き羽織袴」と呼ばれるもので、家紋が5箇所に入った黒い袴です。
格式は下がりますが「色紋付き羽織袴」もあり、三つ紋や一つ紋のものがあります。花嫁が白無垢や色打掛を着用するなら「黒五つ紋付き羽織袴」で格を合わせるのがベター。
披露宴のお色直しなどで、和装に洋風のデザインを取り入れるなどカジュアルダウンする場合は「色紋付き羽織袴」でもいいのではないでしょうか。
シーンや雰囲気に合った、すてきな衣装に出会えますように
結婚式における新郎の衣装について、選び方のコツや種類についてご紹介しました。大切なのは花嫁衣装とのバランス、サイズ感、そして時間帯や格式などのマナーです。困った時はウエディングプランナーやスタイリストとも相談し、挙式や披露宴の格に合ったものを選べば大丈夫。
ぜひ花嫁にも「かっこいい!」と言われる、素敵な衣装を見つけてくださいね。