神社婚(神前式)に招待されたら!知っておきたい神社婚のマナー
挙式にはさまざまなスタイルがあり、チャペル婚(キリスト教式)や神社婚(神前式)、仏前式、人前式など、実に多種多様です。これは日本ならではと言えるかもしれませんね。
多種多様な挙式スタイルがありますが、もちろんそれぞれに守るべきマナーがあります。とくにゲストとして招待された場合は、きちんとマナーを守って参列したいもの。そこで今回はさまざまな挙式スタイルのなかから神社婚(神前式)にスポットを当て、そのマナーについてご紹介します!
目次
服装や作法など、神社での結婚式のマナーをチェック!
神社で挙式をおこなう神社婚(神前式)のマナーとして、服装や作法などチェックしておきたいものがいくつかあります。作法は神社側やスタッフなどから教えてもらえるケースが多いですが、事前に知っておくことでスムーズに対応でき、緊張や失敗することなく挙式に参列することができますよ。
神社婚(神前式)の「服装マナー」をチェック!
まずは神社婚における「服装マナー」をチェックしましょう。神社は大変厳かで、格式が高い場所。そのため服装はフォーマルなものがふさわしく、カジュアルな服装はNGです。
- 振袖……OK。ただしあまり華美なものは避ける。
- 留袖、訪問着……OK。
- フォーマルドレス……落ち着いた雰囲気のものを。露出の高いものや、華美すぎるものは避ける。
- 白い服装……花嫁の白無垢やドレスと重なるため、避ける。
- 靴……神社内には砂利があるため、ピンヒールやヒールの高い靴は避ける。
- 素足……NG。神殿に上がる際、素足で上がるのはNGであるため、靴下やストッキングは必ず着用する。
- 殺生を感じさせる素材の着用や、派手なアクセサリーなどは避ける。
- 両親が正装になるため、両親以外の親族は準正装を着用する。
服装のマナーではどうしても女性に関するものが多くなりますが、男性も華美すぎないフォーマルなスーツやネクタイを着用するよう、意識してくださいね。
神社婚(神前式)の挙式中は「写真撮影」をしてもいい?
挙式中の写真撮影は、どの結婚式でも基本的にはNGと考えましょう。また挙式の前後に、神社の敷地内で写真撮影をしたいと考える場合もあるでしょう。しかし神社内には、撮影禁止の場所があるケースもあります。写真撮影をする前に、かならず神社側に確認を取るようにします。また、フラッシュ撮影や三脚、自撮り棒なども避けるようにしてくださいね。
神社婚(神前式)の「挙式中のマナー」をチェック!
神社婚では、チャペル婚よりも作法が細かく、また気をつけるべきマナーがあります。まずはマナーから見ていきましょう。
まず、私語は慎むようにします。これは神社婚に限らず、チャペル婚など他の挙式でも同様です。新郎新婦が夫婦になる大切な儀式ですから、私語で邪魔をしてはいけません。また落ち着きなくごそごそとしたり、周囲をきょろきょろと見渡したりなどももってのほか。背筋を伸ばし、静かに儀式に参加するようにしましょう。
そして意外と盲点になりがちなのが、荷物の量です。結婚式場やホテルであれば預かってくれるサービスもありますが、神社では荷物を預ける場所がないケースが多く、大きな荷物を抱えて挙式に参列しなければならない、なんてことも。そういった事態を回避するために、荷物は必要最小限に抑えておきましょう。
神社婚(神前式)の「挙式中の作法」をチェック!
最後に、神社婚における挙式中の作法をチェックしていきましょう。とは言え、神社婚の作法を完璧に知っているという方のほうが少ないはず。そのため「全く知らないけれど大丈夫だろうか」と心配する必要はありません。
挙式前に、控え室で神社側やウェディングプランナーなどの担当者から、挙式の流れについて説明があります。そのなかで作法も教えてもらうことができますが、ついつい友人などと私語をしてしまい聞いていなかった、というのはNGです。挙式前の説明はしっかりと聞き、完璧ではなくてもいいので頭に入れるようにしてくださいね。
挙式中にゲストも参加する所作の代表的な例をご紹介します。
- 入場……新郎新婦などに続き、一緒に神殿に入場します。
- 「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」……新郎新婦が玉串を奉納する際には、ゲストも新郎新婦と共に二礼二拍手一礼をします。
- 親族杯の儀……親族だけになりますが、注がれた御神酒を三口で飲み干します。
これらは代表的な例ですが、神社によって作法などが異なるケースがあります。神社婚に参列した経験があっても、前述したように挙式前の説明はしっかりと聞くようにしてくださいね。
神社婚(神前式)に招待されたら、事前にマナーを確認しよう
神社での結婚式に招待されたら、事前にマナーをしっかりと確認し、当日は失礼のないように振る舞いたいもの。おめでたい席であると同時に、挙式では神聖で厳かな儀式が執り行われます。
とくに神社は、神社そのものに歴史があり、神様を祀る場所として古くから信仰されてきた場所です。神社婚の当日は新郎新婦を祝福すると共に、神社でお祀りしている神様への敬意も忘れずにいたいですね。