海外では通じない!?ウェディング用語に隠れている和製英語の数々


結婚が決まると、結婚式に向けてさまざまな準備が進められていきます。結婚情報誌を買ってみたり、この「家族挙式のウェディング知恵袋」をはじめとしたメディアをネット上でチェックしたり。さまざまな方法で、結婚式や式場に関する情報を収集することでしょう。

結婚が決まる前にはほとんど知らなかったウェディング用語も、結婚式が近くなる頃にはたくさん知っていた、なんてことも珍しくありません。しかしウェディング用語のなかには、和製英語もあることをご存じでしょうか? それら和製英語は海外や外国の方には通じないケースも。

そこで今回は、ウェディング用語に隠れている和製英語についてご紹介します! 正式名称を知らなくても国内で結婚式を挙げるのに問題はありませんが、知っていると少しだけ得した気分になりますよ。

 

あの言葉も、その言葉も!よく知るウェディング用語はみんな和製英語!


和製英語のウェディング用語には、誰もがよく知る言葉もあります。「まさかこの言葉も?」と驚いてしまうようなものも。それくらい馴染みがあり、英語でも通じてしまいそうな言葉が多いということですね。

和製英語は、単語そのものは実際に英語にもあるという特徴があります。だからこそ「英語だと思っていた」「和製英語だなんて気づかなかった」「海外で通じなかった」といった、和製英語ならではの驚きが生じるのでしょう。ウェディング用語となると、なおさらかもしれませんね。

それでは、一体どんなウェディング用語が和製英語なのか、順番に見ていきましょう。

 

【和製英語のウェディング用語】ヴァージンロード

「ヴァージンロード」という言葉は、誰もが知っていることでしょう。教会式の挙式で、花嫁が祭壇まで歩くあの道のこと。絨毯が敷かれていたり、大理石だったり、さまざまなケースがあります。しかしこの「ヴァージンロード」というウェディング用語も、れっきとした和製英語なのです。

欧米では「アイル(aisle)」や「ウェディングアイル(wedding aisle)」と呼ばれています。また、ヴァージンロードに敷かれる絨毯は「アイルランナー(aisle runner)」と呼ばれ、欧米では教会が用意するのではなく、新婦側が用意するもの。この「アイルランナー」は、近年日本でも注目され、オリジナルのプリントやデザインが施された「アイルランナー」を取り入れるカップルも増えてきています。

 

【和製英語のウェディング用語】ウェディングパーティー

披露宴のことを、「ウェディングパーティー」と表現することもあるのではないでしょうか。実はこの披露宴を意味する「ウェディングパーティー」も和製英語なんですよ。披露宴は英語では「ウェディングレセプション(wedding reception)」や、「レセプション(reception)」が正解です。

 

【和製英語のウェディング用語】エンゲージリング

婚約指輪を意味する「エンゲージリング」も和製英語。英語では「エンゲージメントリング(engagement ring)」と表します。

さまざまなジュエリーブランドや、ブライダル関係のサイトなどでは、「エンゲージリング」と書かれています。それくらい、日本人にとっては「エンゲージリング」が定着し、馴染み深いもの。しかし、ティファニー(Tiffany & Co.)では「エンゲージメントリング」と記載するなど、ブランドなどによっては英語に沿った記載をしているケースもあります。

 

【和製英語のウェディング用語】マリッジリング

「エンゲージリング」が和製英語なら、結婚指輪の「マリッジリング」も和製英語。「エンゲージリング」の時点で予想がついた方もいらっしゃるのではないでしょうか。「マリッジリング」は、「ウェディングリング(wedding ring)」や「ウェディングバンド(wedding band)」と呼ばれています。

 

【和製英語のウェディング用語】ファーストバイト&ラストバイト

新郎新婦が互いにウェディングケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」。新郎からは「食べ物には一生困らせない」という意味を込め、そして新婦からは「美味しい料理を一生作ってあげる」という意味を込める演出です。この「ファーストバイト」も和製英語なのだそう。そうなると、「ラストバイト」も……ということになりますね。

 

これからも増えるかもしれない、和製英語のウェディング用語


今回ご紹介した和製英語以外にも、ウェディング用語のなかに和製英語が隠れているかもしれません。「もしかしてこれは?」と気になったら、調べてみると面白いですよ。

日本人は外来語もカタカナで表すなど、日本語と外来語をミックスさせて使うことが得意です。第二次世界大戦のときには、英語の使用が禁止されるほどでしたので、英語などは日本に古くから馴染んでいるとも言えるでしょう。

日本の結婚式の演出には、海外の風習や伝統などを取り入れて独自にアレンジした演出もあります。とくに教会式などはなおさらですね。20年前と現在では、演出にも違いがあり、たった20年で「あまり見かけなくなった演出」もあれば、「20年前にはなかった演出」もあります。

これから先、どんどん新しい演出が増えていくにつれ、和製英語のウェディング用語も増えるかもしれませんね。

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