会費制結婚式に備えて知っておきたい!立食パーティーのマナー
結婚式の二次会などで採用されることの多い、立食パーティー。最近では自由度が高く、ゲストとの歓談時間を多く確保できることから、会費制結婚式などの披露宴に立食パーティーを選択する新郎新婦もいます。
立食スタイルの披露宴と聞くと、カジュアルなパーティーというイメージを持つ新郎新婦もいるでしょう。しかし、着席スタイルの披露宴にテーブルマナーがあるように、立食スタイルの披露宴でも押さえておきたいマナーがあります。
そこで今回は、ゲストや新郎新婦が知っておきたい、立食パーティーを楽しむためのマナーについてご紹介していきます。立食スタイルの会費制結婚式に招待されている方や、開催を予定している新郎新婦は参考にしてくださいね。
目次
立食パーティーって、どうやって食事を楽しむの?
披露宴の料理というと、一人ひとりの座席に順番に料理が運ばれる、コース料理をイメージする人が多いでしょう。一方で立食パーティーの料理は、ビュッフェスタイルが採用されています。
ビュッフェでは、メインテーブルにさまざまな料理が並べられているのが特徴。そこから好きなものを自分のお皿に取り分けて食べるのが、基本的なスタイルです。
会費制結婚式などでおこなわれるビュッフェスタイルの立食パーティーと、着座式の披露宴の大きな違いは、料理や会話を立ちながら楽しむということ。とくに食事をするよりも多くの人と交流することに重きを置いています。
そのため、マナーも着座式のそれとは異なります。立食パーティーならではのマナーを覚えて、スマートに披露宴を楽しみたいですね。
立食パーティーのマナー
自ら料理を取りにいく立食パーティーでは、食器の扱い方や料理の取り分け方など、着座式の披露宴とは異なるマナーがいくつもあります。具体的にどんな部分に気をつければ良いのか、見ていきましょう。
お皿やグラスの持ち方
立食パーティーでは、利き手を空けておくのがマナー。そのため、右利きの人は左手だけでグラスやお皿、カトラリーを持つことになります。
もちろん、グラスやお皿、カトラリーを全て片手で持てればスマートです。しかし、慣れていないとグラスやお皿を落として割ってしまうことにつながります。無理をして片手で持つよりも、食事用のテーブルに置くのが安心です。
また、レストランのバイキングでは、1度に何枚ものお皿を使い料理を運ぶことがありますが、立食パーティーではNG。1回につき1人1枚ということを頭に入れておいてください。新しい料理を取りにいく際は、新しいお皿に交換します。
冷たいドリンクを取る際は、グラスの下半分をナプキンなどで包んでから持つとスマートです。結露によりできる水滴が、ドレスやテーブルにたれて汚れてしまうのを防げます。
料理の取り方
メインテーブルには前菜からデザートまで、さまざまな料理が並んでいますが、基本的には前菜、メイン、デザートと、コース料理のように取っていくのが良いとされています。料理を取るときは、人の流れに逆らって進んだり、人の間に割り込んだりしないように注意しましょう。
ビュッフェは、自分の好きな料理を好きなように食べられるのが良いところですが、お皿に山盛りになるような取り分け方をするのはNG。他のゲストも同じ料理を食べる、ということを忘れないようにしたいですね。2~3種類の料理を、お皿の7割を目安に取り分けるのがマナーです。食べたい場合は、再度取りにいくようにしましょう。
もちろん、取りすぎて食べられない、ということにならないようにするのも気を付けたいポイント。お腹の具合と相談しながら、食べられる量だけを取り分けるようにしてください。
また、立食パーティーでは自分の料理は自分で取るのがマナー。友達や恋人、親族などの料理を一緒に取り分けるのは、気を利かせたつもりでもマナー違反となるので注意しましょう。
食事中のマナー
立食パーティーでは、食事をしながら歩き回るのはマナー違反です。食事用のテーブルまで料理を運び、食べるようにします。
また、会場に椅子が設けられていることがありますが、これは休憩したい人のための椅子です。座って食事をするための椅子ではありません。バッグなどを置いて席を取ったりするのはやめましょう。
また、立食スタイルの披露宴でも、ゲストによるスピーチや余興がおこなわれます。スピーチの最中は、話に耳を傾けるのが基本。食事や会話に夢中になりすぎることのないようにしましょう。
マナーを身につけて、スマートに立食パーティーを楽しもう!
ゲストとの距離が近く、アットホームな雰囲気が漂う、結婚式の立食パーティー。カジュアルな披露宴で取り入れられることが多いパーティーのスタイルですが、マナーを守らなくて良いというわけではありません。
結婚式というハレの場であることを、忘れないようにしましょう。今回ご紹介した立食パーティーのマナーは、どれも基本的なことばかり。マナーをしっかりと押さえて、スマートに立食パーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか?