緊張する新郎のウェルカムスピーチ 失敗しない方法3つ

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「ウェルカムスピーチ」とは、披露宴の最初に参加者全員に対しておこなう挨拶のことです。昔は、司会者がゲストに対して挨拶をすることが多かったようですが、現在では新郎新婦がおこなうことが増えてきました。

何事も始まりが肝心ですので、披露宴のウェルカムスピーチも絶対に失敗にできませんよね。しかし、大勢のゲストの前でスピーチをするのはどうしても緊張してしまうものです。

そこで今回は、新郎のウェルカムスピーチで失敗しない方法を3つご紹介します。ウェルカムスピーチの準備をする際には、3つのポイントを押さえていいスタートをきりましょう。

 

披露宴の「ウェルカムスピーチ」、失敗しない方法とは?


結婚式では一般的に、挙式が終わると披露宴が始まります。いまは挙式を親族のみの小規模で行い、友人知人は披露宴のみに招待するカップルも多いようです。

ゲストは先に会場の席に着いて、新郎新婦の入場を待ちます。新郎新婦が入場・着席してから、最初に行われるのがウェルカムスピーチ、開会の挨拶です。新郎新婦二人でスピーチをすることもあるようですが、多くは新郎一人でおこないます。

ウェルカムスピーチの準備は念入りにおこない、失敗しないようにしたいもの。それでは失敗しない方法を順番に見ていきましょう。

 

失敗しないウェルカムスピーチ!メモに書いて内容を整理する

まず、ウェルカムスピーチで何を伝えたいのか、メモに書いて整理しておくと良いでしょう。箇条書きでも構いません。一般的には、ゲストへ結婚式に来て下さったことのお礼と感謝、挙式を済ませた報告、今日一日を楽しんでくださいという心配りの言葉があると良いでしょう。

形式にこだわり過ぎず、どんな準備をしてきたか、結婚式で注目して欲しいところなど、オリジナリティのある挨拶も好感が持てます。話が長すぎると内容がぼやけてしまうので、シンプルに、整理できたら繰り返し読んで暗記します。また、忌み言葉や重ね言葉など、言葉遣いには注意が必要です。

内容に悩んだり、どんな言葉遣いが適切か不安になったりしたら、プロのウェディングプランナーさんに相談するのも良いでしょう。

 

失敗しないウェルカムスピーチ!声に出してイメージトレーニング

ウェルカムスピーチのメモが完成したら、本番をイメージしながら声に出して読んでみましょう。実際に声に出して読んでみるのと、頭の中で想像してみるのとでは文章から受ける印象は全く異なります。

言葉は、少しのミスで伝わる印象が変わってしまいます。頭の中で読んでいたときには見つからなかった間違いが、見つかることもよくあります。少しおかしな表現や、言葉につまる表現が見つかったらすぐに直しましょう。

この作業は、1日で終わらせるのではなく、毎日繰り返すと効果的です。同じ文章をずっと読んでいると、徐々に表現に慣れていき違和感を抱かなくなってしまいます。ある程度時間をおいて読み直すことで、それまでは見つからなかった間違いを見つけることができるでしょう。

また、緊張して声が小さくなったり顔が俯いたりしないように、イメージトレーニングが重要です。例えば、スピーチする会場が広いことから、声の広がり方や大きさなどが違うことは明らかです。本番で内容のこもったスピーチをしたとしても、相手に聞こえなければ成功とは言えません。実際に、会場でスピーチの練習をさせてもらったり、少し広い空間で声をだす練習をしたり、事前にできることはやっておきましょう。

ウェルカムスピーチは、新郎の大きな役目のひとつですが、新婦にも相談に乗ってもらいましょう。スピーチの練習を見てもらい、声の大きさや話すスピード、笑顔などアドバイスをもらえるといいですね。また実際に人を目の前にして、スピーチをすることで現場さながらの臨場感で練習できます。

 

失敗しないウェルカムスピーチ!気持ちが伝わる正しい文章構成

事前の練習はとても大切ですが、文章の構成もウェルカムスピーチを成功させるために必要な要素の一つです。ウェルカムスピーチは、1〜2分の短い挨拶ですが基本的な流れをおさえて置けば、失敗することはありません。ここでは、全体の流れとその例文をご紹介させていただきます。

【ゲストへの挨拶】
まずは、披露宴にお越しいただいたゲストに対して感謝の意を示し、お礼の言葉を伝えます。以下のような形で簡潔にウェルカムスピーチを始めましょう。
「本日は、お忙しいところ結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます」

【結婚の報告】
披露宴は、挙式の後におこなわれるものです。そのため無事に挙式が終わったこと、そして二人が夫婦になったことを、簡潔に伝えると良いでしょう。
「先ほど、挙式を終わらせ私どもは夫婦となりましたことを皆さまにお伝えいたします」

【趣旨の説明】
披露宴の目的は、結婚したことを披露する場所のことです。ここでは、披露宴の主旨を伝えるようにします。
「日頃お世話になっているみなさまに、感謝をお伝えしたくこのような会をご用意させていただきました」

【締めの言葉】
そして、最後に締めの言葉です。
「短い時間ではありますが、どうぞごゆっくりくつろぎください。本日は、ありがとうございます」

このようにウェルカムスピーチは、挨拶から始まり、感謝の意を伝え、披露宴の趣旨の紹介、そして締めの言葉で終わります。これらすべてで、約1〜2分を目安としておくといいでしょう。これらの基本ステップを押さえることで、間違いのないスピーチができるようになります。

 

ウェルカムスピーチにオリジナルの要素を入れてみても!

ウェルカムスピーチの基本をご紹介しましたが、一般的な構成で話をしてしまうとどうしても硬くなってしまいます。結婚式は誰にとっても特別な日になるので、少しオリジナリティを出してもいいかもしれません。

最初の挨拶や感謝の意を伝える部分については、オリジナリティを出してしまうと全体の締まりがなくなってしまいます。そのため、趣旨の説明の部分で少しだけオリジナリティを出すことをおすすめします。

そこでポイントとなるのが、披露宴のこだわりがどこにあるかです。100人いれば100通りの披露宴がありますので、自分の披露宴のこだわりをお伝えするのがおすすめです。

例えば、食べることが好きで料理やデザートにこだわったということであれば、その旨を伝えることで相手は料理が楽しみになるでしょう。また、もし演出にこだわっているのであれば、演出について軽くさわりだけ触れてもいいかもしれません。

ウェルカムスピーチは式全体の雰囲気を決めるものになるため、少し笑いのテイストを入れる人もいます。最初はどうしても空気が硬いため、空気を和ませる意味でも会場に話しかけるようなスピーチにする人もいるほどです。それは、新郎新婦がどのような式にしたいのかという想いに通じる部分ですので、二人で話し合って決めることが大切です。

 

ウェルカムスピーチを成功させて、最高の披露宴に!


新郎のウェルカムスピーチで失敗しない方法として、メモに書いて内容を整理する、声に出してイメージトレーニングをする、文章構成に気をつける、という3つの方法を紹介しました。事前練習として、内容を整理したり、イメージトレーニングをしたりするということはとても大切なことです。事前準備をしっかりとおこなうことで、ウェルカムスピーチが成功するかどうか決まると言ってもよいでしょう。

結婚式のスピーチは、誰もが初めてです。緊張するのは当たり前ですので、緊張を楽しむ気持ちで臨みましょう。お伝えしたポイントを踏まえてウェルカムスピーチを成功させ、最高の披露宴にしてくださいね。

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