結婚式でゲストと最後まで疲れなく楽しめるお手軽な方法
新郎新婦にとって結婚式は、2人の人生の節目となる大切なイベントです。
花嫁にとってはまるでお姫様のように着飾ることができ、世界で一番美しい花嫁として過ごせる貴重な1日です。また、素敵な会場で大切なゲストの方々に見守られながら過ごせる時間は、新郎新婦にとってまさに至福の時ですね。
そんな、みんなの笑顔で溢れた最高の時間がずっと続けばいいのに…なんて思う方もいるでしょう。
けれども、そう思っているのは新郎新婦だけかもしれません!
挙式・結婚披露宴と参加されるゲストにとっては疲れがないとは言えません。
中には遠方からわざわざ駆けつけてくれている方もいるでしょう。現地に前乗りしたとしても、ホテルで寛ぐ時間も限られているでしょうし、当日の朝早くから美容院を予約し髪をセットして…と、ゲストの皆様はあなた方の挙式・披露宴までにたくさんの時間とお金を使ってくれているのが普通です。
そのため、楽しい場であっても、披露宴が長丁場になるほどにぐったりとするゲストの数も増えてしまいます。少し残念な気持ちになるかもしれませんが、体は正直ですし事実なので仕方ありません。
そこで今回は「結婚式でゲストと最後まで疲れなく楽しめるお手軽な方法」と題して、結婚式を更に充実させ、皆に楽しんでもらえる方法をご紹介していきます。
ゲストの方々に、そして自分たち自身が「あの結婚式はすごく疲れた!大変だった!」などと印象付けないためにも、これから結婚式を挙げる予定のあるカップルには、ぜひ知っておいて頂きたい情報です。一緒に確認していきましょう。
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目次
ゲストの本音!実は結婚式って疲れるのです
幸せの絶頂にある新郎新婦は緊張やテンションが最高潮に達しているため分からないかもしれませんが、結婚式に参加する側となると案外疲れるものです。
まずは、結婚式で疲れる原因となるものをみていきましょう。
披露宴が長丁場
これまでに結婚式に出席した方の中には、なんと披露宴が4時間もあった…という方もいらっしゃいます。特に親戚や会社関係のゲストが多くなると、スピーチをされる方の数が増えたりして、結果的に長丁場になることが多いのです。
新郎新婦にとってはすべてがありがたいお言葉ですが、それでも沢山人がいる場所で長時間過ごしたり、長時間座ったりするだけでも身体は疲れてしまいます。
その上、ゲストにとっては、新郎新婦と違って周りが知り合いばかりとは限りません。いくら新郎新婦にとっては大切な方だとしても、ゲストにとって知らない人のスピーチや演出が続けば疲れてしまいますよね。
着慣れない衣装が疲れを増幅させる
結婚式では、ゲストも着飾って出席してくれます。特に女性は、繊細な素材のドレスを身にまとう方が多く、料理や飲み物をこぼしたりしないように気を遣いながら過ごすので、どうしても気疲れしてしまうものです。
更に、着物を着る女性の場合は動きが制限されるだけでなく締め付けの関係でご飯も食べづらく、どうしても時間が経つごとに疲れてきます。
内輪ノリに対する疎外感が疲れを招く
人はどうしても、退屈に思える時間が長くなったり、何もせずにいる時間が長くなったりすると疲れが出てきます。
例えば、楽しいはずの余興もあまりに内輪ノリが激しいと、他のゲストの方々は疎外感をお覚えてしまい、つまらなく感じて疲れを助長させてしまいます。
このように、結婚式というものには「疲れ」がつきものなのです。そこで何とかして、出席者全員が楽しめるイベントや演出を考えていきましょう!
結婚式でゲストと最後まで疲れなく楽しめるお手軽な方法
ゲストが楽しめる結婚式にするためには何といっても疎外感を与えず、「自分達も参加している!」「新郎新婦は自分たちのことをしっかり考えていてくれる」という気持ちをゲストの方に持ってもらうことが大切です。
挙式はともかく披露宴は新郎新婦のためだけでなく、新郎新婦にゆかりの深い大切な方々をお招きして日頃の感謝を伝える場です。ただの「新郎新婦のお披露目会」になってしまわないように、ゲストが積極的に参加して楽しめる演出を考えていきましょう。
これから5つの演出方法をご紹介致しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ゲストが楽しめる方法1:ウエディングケーキはゲストの手作り!
結婚披露宴の見せ場の1つに、ウエディングケーキの入刀があります。甘い香りとともに大きなケーキが新郎新婦の前に登場します。
二人で一緒にケーキに入刀し、その後二人で食べさせ合うファーストバイトが一般的な流れになっています。
このケーキカットの瞬間は「夫婦最初の共同作業」と言われ、シャッターチャンスなのですが、最近はややマンネリ化が進んできています。ケーキカットとファーストバイトは定番のイベントなので、欠かすことができないだけでなく、アレンジも加えづらい演出なのです。
また、ケーキ自体もバブル時代のように何段にも積み上げられたゴージャスなケーキより、実際にその後ゲストにおすそ分けできる生ケーキが主流になっています。
生ケーキは本物のケーキで作るため、どうしても高さが出せず、また切り分けることを考えると形も丸や四角と言った無難な形になってしまいます。そのため見栄えとしては劣ってきていますし、ゲストもあまり興味を示していません。
筆者が参加したいくつかの披露宴でも、ケーキの周りに集まるゲストの数は減っていて、中にはケーキカットのイベントには見向きもせずご飯を食べているようなゲストもいました。
司会者が必死にゲストをケーキ周りに集め、集まらないとイベントが進行しないためゲストも渋々カメラやスマートフォンをもって集まる、なんて披露宴もありました。
そこでゲストと一緒に楽しめる方法として、「出席者全員でのウエディングケーキ作り」というのはいかがでしょうか。
テーブルごとに生クリームのボールとヘラを置いておき、新郎新婦の前にあるウエディングケーキをデコレーションしてもらうという演出です。
テーブルごとに天然着色料で色付けした、様々なカラーのクリームにしても面白いですね。
皆でケーキ作りをすれば、きっと会場内の雰囲気も盛り上がるので、不格好なケーキになったとしても最高に楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
当日、その時になってみるまでどんなケーキになるのかわからない、というのも面白いですし、世界にたった1つだけの新郎新婦とゲストの手作りオリジナルケーキなんて思い出に残ること間違いなしです。
更にその後みんなで味わうことができるので、一石二鳥ですし美味しさも倍増ですね。通常のケーキ入刀に比べでもずっと喜ばれ、楽しい演出になるはずです。
ゲストが楽しめる方法2:疲れてきたら甘い物。超豪華なスイーツブッフェ
長時間座り集中して祝辞や謝辞を聞いていると、心身ともに疲れてしまいますよね。そこでおすすめするのが、超豪華なスイーツブッフェです。
特に女性のゲストに喜ばれるビッグイベントの1つとして、最近では多くの結婚式場で開催されています。
余興が終わり、あとは最後のセレモニーを待つだけだというタイミングで超豪華なスイーツブッフェのイベントを始めれば、きっとゲストも飽きることなく楽しむことが出来るでしょう。
基本的に座り続けているゲストにとっては、立ち上がって足を動かすことで疲れが軽減されますし、他のゲストや新郎新婦に近づいて話ができる貴重な時間となります。
また、デザートも好きなものを好きなだけ食べられるとなると思わず顔がほころび、疲れも吹き飛んでしまいます。
シェフがゲストの前でクレープシュゼットを実演したり、ケーキを取り分けたり、といったちょっとした演出を行うと、その場の雰囲気もより盛り上がることでしょう。
豪華なお料理でおなか一杯でも、デザートとなれば別腹!自然とブッフェ周りにはゲストが集まってくるでしょう。
ぜひ、食後のデザートプランで検討してみてはいかがでしょうか?
ゲストが楽しめる方法3:キャンドルリレーで全員参加
新郎新婦とゲスト全員で、最高の空間を作り上げていきませんか?皆が楽しめる演出方法として「キャンドルリレー」をおすすめします。
キャンドルリレーの方法は、以下の通りです。
- ゲストにキャンドルを配る。
- 新郎新婦が種火を持って、各テーブルの代表者に火を渡す。
- 火を受け取ったら、それをリレー形式で同じテーブルの人に広めていく。
このキャンドルリレーの良いところは、一気に会場が明るくなるのではなく、ゲスト全員で灯したキャンドルの明かりが徐々に広がっていき、とても素敵な空間を作り上げてくれるところです。
ほわんとした繊細な明かりが、会場内の雰囲気を盛り上げてくれることでしょう。ロマンチックなムードを楽しみたい方は、ぜひお試しください!
ゲストが楽しめる方法4:ゲストから新郎新婦へ歌のプレゼント
新郎が新婦に歌のプレゼントをする演出はよく聞きますが、ゲストから新郎新婦への歌のプレゼントをしてみるのはいかがでしょうか?
新郎新婦がお色直しの為に中座している最中に、ゲストが歌の練習をして、サプライズで歌のプレゼントをするという素敵な演出です。
ゲストが一体感を楽しめるだけではなく、新郎新婦にも全員で最高のサプライズプレゼントが出来るので、とてもおすすめです。
定番のウエディングソングでも良いですし、定番の曲を新郎新婦に当てはまるような詞にした替え歌や、家族や友人が作詞・作曲したラブソングを練習して捧げるのも良いでしょう。お色直しの時間にサクッと覚えられる簡単な曲がおすすめです!
皆で一生懸命練習した曲を、新郎新婦に披露して喜んでもらえたら、きっとこの上ない喜びを感じることが出来るでしょう。
ゲストが楽しめる方法5:ゲストをサプライズの仕掛け人にする
結婚式は、新郎新婦が日ごろお世話になっている方々を招待して、日頃の感謝と共に結婚のご報告をするイベントです。
けれども、ゲストが主役である新郎新婦にサプライズを仕掛けて、とびっきりの笑顔を引き出すのも驚きとうれしさが混じった思い出深いものとなるはずです。
それでは、仕掛けている張本人であるゲストが楽しめる、サプライズ演出をご紹介します。一緒に確認していきましょう。
- ゲスト皆で寄せ書きをする。
- サプライズVTRを代表者が編集して流す。
- 新郎新婦の両親が、息子と娘にサプライズの手紙を準備する。
- ゲストでお揃いのドレスを着ていく。
- 親しい友人で、新郎新婦にプレゼントをする。
サプライズは、予想していないだけに嬉しさが倍増します!仕掛け人となる代表者の方がゲストと新郎新婦が思い切り楽しめる素晴らしい演出をお考え下さいね。
イベント続きは意外と大変!ほっとする場所を提供しよう
ここまで、ゲストが皆で楽しめるような演出をご紹介してきました。
ですが、実際に何時間も式や披露宴が続くと、誰しも疲れが出てくるものです。そんな中、次から次へと余興などの演出が続ければ楽しいものの休める瞬間が無くて、全力で楽しめなくなってしまいます。
そこで、演出の間には十分に歓談の時間を設けることがおすすめです。演出が続きすぎると、美味しいお料理を堪能することもできず、ゲストの方々のフラストレーションもたまってしまいます。
それだけでなく、同じテーブルにずっと座っていると疲れもでてきますので、自由に立ち歩けるスペースを用意するのもゲストの方々に喜ばれます。ただ、立ち歩いて良いというだけではゲストの方々も動きづらいので、イベントと絡めて自由に動いてもらうのが良いでしょう。
例えば、披露宴が始まる前にウエルカムスペースでゲストの方々にメッセージを書いてもらったり、皆でウエディングツリーを作成してもらったりして、それを披露宴の中盤で皆に見てもらえるように準備します。
自分が書いたメッセージだけでなく、他のゲストのメッセージを見ることもできますし、それをきっかけにゲスト同士の話も盛り上がるかもしれません。
他にも、新郎新婦のこれまでのなれそめをプロフィールムービーにする方が多いのですが、それ以外にもゲストの方々との思い出が詰まった写真を添えたパネルを用意しておけば、ゲストの方々にとっても懐かしい思い出に浸ることができるでしょう。
テーブル席が分かれてしまったゲスト同士がパネルの前で話すこともできますし、ちょっとした同窓会気分で楽しんでいただけることでしょう。
これらの時間は、ともするとゲスト同士でのみ盛り上がって新郎新婦がないがしろにされているようにも感じてしまいますが、花嫁のお色直しの間におこなったり、新郎新婦も自由に動き回ってゲストと一緒に歓談したりすると更に思い出に残る時間となるでしょう。
いかがでしたか?
以上、結婚式でゲストが一体となって楽しめる方法を5つご紹介しました。また、演出ばかりだと疲れてしまいますので、ゲストが自由にお料理を堪能したり、立ち歩いて新郎新婦や他のゲストと歓談してもらえたりするような、ほっとした時間を作れるアイデアもお伝えしました。
結婚式は新郎新婦だけが楽しむものではなく、家族・同僚・友人達全員が一体となって楽しめる最高のイベントです。
記憶に残る楽しい時間であると同時に、長丁場になりますし普段着慣れない服装やかしこまった雰囲気などが相まって、疲れてしまうのも本音です。
自分たちのことばかりを考えすぎずに「ゲストが楽しめるには、どうしたらいいのか?」ということをしっかりと考えて、出席者全員の心に刻まれるような素敵な結婚式にしましょう。
そのためには、ゲストができれば全員で参加できるような演出を数多く用意しておくことや、ゲストが自由に立ち歩ける時間を作ってあげることが効果的です。
結婚式が終わった後でも、ゲストに疲れを感じさせない、心から楽しめる結婚式にしたいものですね!皆さんの結婚式がより充実したものになるように、心からお祈りしています。