近頃人気の平日結婚式、そのメリットは?
結婚式を行おうと思った時に、まず決めなければいけないのが「場所」と「日程」です。この両方を決めてから準備がスタートしますが、このどちらか、または両方にこだわりのあるカップルは多くいらっしゃいます。
「場所」は結婚式当日の印象を決める大きな要因となりますが、「日程」はその後も毎年「結婚記念日」として二人にとって大切な一日となる場合もあります。
そのため、結婚式の日取りは大安吉日に重なる週末、そして11月22日(いい夫婦の日)など語呂が良い日に人気が集まっていますが、最近では平日に結婚式を行うカップルが増えてきています。
一昔前まではあまり考えられなかった平日の結婚式ですが、新郎新婦たちのニーズが多様になってきたことや、そのほかにも様々なメリットが見られることから最近では人気が出てきています。
今回は、そんな平日の結婚式が人気である理由を探ってみましょう。
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/
目次
何といっても費用!休日に比べてリーズナブル
まず平日の結婚式が人気の理由は、何といっても費用のリーズナブルさにあります。
結婚式場側としても平日に式場を使ってもらえたほうがいいので、通常よりもお得なプランで提供しているところが多いです。式場によっては100万円以上もお得になるプランや、同じ値段で結婚式の仕様をグレードアップさせるプランなども出ていますので、まずは結婚式場に確認してみましょう。
経験者に聞く!平日に結婚式を行うメリットは
では、実際に平日に結婚式を行ったカップルの意見を聞いてみましょう。どんなことにもメリットとデメリットがあります。まずは平日に結婚式を行うメリットをお伝えします。
<平日に結婚式を行うメリット>
- 浮かせた費用でデコレーションや演出を追加することができた
- 料理のグレードを上げ、引き出物を豪華にできてゲストに喜ばれた
- 式場が込み合っておらずのんびりと楽しむことができた
- 直前でも希望の日程を選ぶことができた
このように様々な意見が出てきました。その理由や、そのほか式場スタッフたちにしかわからない平日結婚式のメリットも一緒にご紹介します。
ゲストにいかに喜んでもらえるかが結婚式のカギ
結婚式を成功させるカギは何といっても、ゲストに満足していただけることです。もちろん、お金をかければかけるほど演出やお料理・引き出物も豪華になりますし、ゲストに喜んでもらいやすくなります。
しかし、使える予算には限りがあります。同じ予算で最大限にゲストに喜んでもらえるには、費用がリーズナブルになる平日結婚式は賢い選択と言えるでしょう。
単に費用を安く済ませたいのではなく、お金を上手に使いたいカップルが選んでいるのが平日の結婚式です。
ゆったりとゲストと時間を過ごせる
週末のウェディングに参加したことのある人なら誰しもが感じることですが、結婚式はとにかく慌ただしく過ぎていきます。
挙式の後、記念撮影などをしてすぐに披露宴、披露宴では来賓のあいさつやケーキカット、余興などをしているうちにあっという間にお開きとなります。
まさにそのスケジュールは分刻みのタイトなもの。新郎新婦と写真を撮るのが精いっぱいで、ゆったり語らう場などないのが現実です。
ところが、平日のウェディングでは会場を貸し切りにできることもあり、その場合は時間に制約がなく思う存分に過ごせます。
結婚式は普段なかなか会えない友人や親せきなどが一斉に集う場で、新郎新婦にしてみても、どのゲストともゆっくり話したいはずです。それが叶うのが平日の貸し切りウェディングです。
希望の日程が選びやすい
週末でしかも大安となれば、その日程を予約するには早いところでは1年も前から予約が埋まっていきます。そのため、希望の日を予約するには、かなり早くから動く必要があります。
その点、平日の結婚式であれば人気が出ているとはいえ、まだ週末に比べると随分と予約が取りやすいので結婚式までに時間がない方にもおすすめです。ほかにも、付き合った記念日や二人の思い出に残るイベントがあった日など、自分たちだけの記念日に設定することなども可能です。
式場スタッフや料理の質もよくなる
これは、ホテルや結婚式場のスタッフたちにしかなかなかわからない情報ですが、何と平日の結婚式は週末や祝日に行うよりもスタッフの対応や料理の質が良くなるというのです。
その理由は、考えてみれば至極当然のこと。週末や祝日は、何件も結婚式が重なることが多く、現場の裏側はごった返しています。アルバイトスタッフが入って手伝っているところも多いのですが、それでも人手が足りず大忙しという状況です。
忙しいと厨房から料理がゲストのもとに届くのに時間がかかることもあり、せっかくの料理が運ばれるタイミングが悪くなることもあります。
また、ゲストにおもてなしするスタッフもゲストの数が多くなればなるほどどうしてもそのケアが行き渡らなくなります。
しかし平日は常勤スタッフが多く、同じ日に行われる結婚式の数も少なくなればあなたたちのために注力することができるため、同じ式場でもサービスの質が上がることがあります。
より良いサービスが受けられるのも平日の結婚式で得られるメリットの一つです。
平日に結婚式を行うデメリットは
平日に行う結婚式は、メリットが多いことが分かりました。それでは、反対にデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
<平日に結婚式を行うデメリット>
- ゲストの予定を合わせるのが難しい
- 前日や翌日も休みを取らなければ大変
平日に結婚式を行う最も懸念されるデメリットとしては、何といっても予定を合わせる難しさではないでしょうか。
例えば旦那様のお仕事が美容師や不動産関係で、月曜日や水曜日と言った決まった日に休みが多く、会社の関係者が多い場合は割と日程調整がしやすいですが、そうでない方々にとっては平日にお休みを取ってもらう必要が出てきます。
もちろん、結婚式をナイトウエディングという形にしてお仕事帰りによってもらえるようにすれば、ゲストの皆様に仕事を休んでもらわなくても良いかもしれません。
ただ、遠方からお越しのゲストにはどうしても不便をかけてしまいます。
また、遠方からのゲストはもちろん、新郎新婦のお二人も結婚式当日だけでなく前日や結婚式の次の日も休みを取る必要が出てくるかもしれません。
必ずそうしなければいけないわけではありませんが、準備や後片付けなどで時間を取られることは頭に入れておくほうが良いでしょう。
いかがでしたか。
思いのほか、メリットがたくさんの平日ウェディングでした。お値段がリーズナブルになったり、同じ値段でもグレードを上げられたりするだけでなく、サービスや質も向上することがあるなんて嬉しい事尽くしですね。
デメリットとして日程調整が難しいことが考えられますが、例えば結婚式を金曜日に設定すると、有休をとった側は3連休になり、不便をかけるだけでなく思いがけなく喜ばれる、なんていう事もあります。ゲストや親族に休みを取ってもらうこともあながち悪いことばかりではありません。
平日ウェディングができそうであれば検討してみる価値はあるでしょう。