知っておきたい！結婚式の芳名帳（ゲストブック）の基礎知識

2022年10月17日

結婚式では、まず会場受付でゲストに名前と住所などを帳面に記帳していただきます。この帳面を「芳名帳」もしくは「ゲストブック」と呼びます。芳名帳はほとんどのカップルが用意するウェディングアイテムですが、そもそもどうして必要なのでしょうか。

この記事では、芳名帳とは何なのか、なぜ用意する必要があるのかなど、結婚式における芳名帳の重要性について詳しくご紹介します。結婚式の準備を始める前に、芳名帳の基礎知識を学びましょう。

結婚式のマストアイテム、芳名帳（ゲストブック）の役割を知ろう

芳名帳とは、受付時にゲストに名前や住所などを記入してもらう帳面のこと。ゲストブックと呼ばれることもありますが、基本的に同じものです。

芳名帳には、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどを記入します。結婚式における芳名帳には、さまざまな役割があります。その役割について、詳しく見ていきましょう。

ゲストが結婚式場に到着したら、受付で芳名帳に記帳していただきます。あらかじめ用意しておいた出席者リストと芳名帳を照らし合わせることで、到着していないゲストを知ることができます。

結婚式の開始時間が近くなってもゲストが到着していない場合、携帯電話に連絡を取るなどしてスムーズに対応できる点がメリット。出席者リストだけでも、ゲストの出席確認はできますが、芳名帳はゲスト本人が直接記入するため、チェック漏れの心配がありません。

招待状の返信が送られてから結婚式の日程まで2カ月程度あるため、その間に引っ越したり、電話番号やメールアドレスを変更したりするゲストもいることでしょう。年賀状やハネムーンのお土産を送る際に、住所や連絡先が間違っていたら、困ってしまいますよね。

そんな時に役立つのが芳名帳です。芳名帳はゲスト本人が記帳するので、最新かつ正しい情報を知ることができます。招待状の返信ハガキと芳名帳に記帳された内容を照らしあわせて、最新情報にアップデートしましょう。

ゲストからご祝儀をいただいたかどうかも、芳名帳を用意することでチェックしやすくなります。まれにご祝儀に名前が記載されていないということもあるため、芳名帳を記帳していただく際に確認しましょう。出席者リストにご祝儀欄を作っておくと、さらに安心ですね。

披露宴の席次表は、招待状の返信をもとにして事前に作成しますが、思い込みや勘違いなどで、ゲストの名前が間違っていることがあります。名前を間違えるのは大変失礼な行為で、あってはならないことです。しかし、ゲストが直接名前を記帳した芳名帳があれば、間違いに気付けます。

もし席次表の名前が間違っていても、披露宴が始まる前に席次表を作り直せば問題ありません。残念ながら、作り直せない、間に合わないという場合でも、両親がゲストに謝罪するなどして、対応できます。芳名帳はリスクを最小限にできるメリットがあると言えるでしょう。

結婚式における芳名帳の重要性が分かったところで、どんな種類のものがあるのかをご紹介します。ゲストブックとも言われるように本の形になっている記帳式のもののほか、カード式のもの「ゲストカード」があります。ゲストブックとゲストカード、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ゲストブックは、結婚式の当日に受付にて記帳していただきます。1冊のノートにまとまっているので「後から見やすい」、「収納しやすい」というメリットがあります。昔からあるスタイルのため、年配のゲストも分かりやすいでしょう。

ただし、受付が混雑してゲストを待たせてしまうことが多くあります。また、名前や住所といった個人情報が他のゲストの目に触れるため、気になる方もいるかもしれません。

最近の結婚式で増えているのがゲストカードです。カードタイプの芳名帳で、ゲストカードを招待状と一緒に同封し、事前に記入していただき持参してもらうスタイル。受付時に混雑しないので、コロナ禍における結婚式では、感染対策としても選ばれています。また、ゲストをお待たせする心配もありません。

なかには、ゲストカードを忘れてしまうゲストもいるので、結婚式当日は、念のため予備のカードを用意しておくといいでしょう。

結婚式には用意しておきたい芳名帳の基礎知識をご紹介しました。芳名帳は出席者やご祝儀をいただいたかチェックできるだけではなく、結婚式後のあいさつにも役立つため、ぜひ用意していただきたいアイテムです。

さまざまなデザインの芳名帳が販売されているので、ふたりらしいものを選べば、素敵な思い出になりますね。個性を出したいカップルや節約したいカップルは、手づくりしてみるのもおすすめですよ。結婚式のスタイルに合わせて、最適な芳名帳を用意しましょう。