結婚披露宴はどんな流れで進行するの?披露宴の基礎知識を紹介
ふたりの結婚が決まったら、結婚式の準備を始めましょう。気の置けないゲストを招いて、アットホームな披露宴を挙げたいと考えているカップルも多いことと思います。けれども、結婚式の準備を始めるにあたって「そういえば披露宴ってどんなことをするのかな?」とふと疑問に思うカップルもいるかもしれませんね。
結婚式に出席したことがある方ならば、なんとなくイメージできるかもしれませんが、改めて披露宴の一般的な流れや進行をおさらいしましょう。この記事では、知っておきたい披露宴の基礎知識を詳しくご紹介します。理想とする披露宴がイメージしやすくなりますよ。
目次
披露宴の基礎知識!披露宴ってどんなもの?
披露宴とは、文字通りふたりが結婚したことをゲストに披露するパーティーのこと。挙式の後におこなわれるのが一般的ですが、海外ウェディングを挙げたカップルは、帰国後に披露宴をおこなうこともあります。
また最近では1.5次会と呼ばれるカジュアルなパーティーを開催するカップルも多いです。どんなスタイルの披露宴であれ、基本的な流れは大きく変わりません。ここでは、披露宴の進行について代表的かつ一般的な例をご紹介します。なお、所要時間は2~3時間くらいと思っておくと良いでしょう。
披露宴の流れ「ゲスト入場」
結婚式の披露宴が始まる前に、ゲストは会場内の決められた席に着席。その間、新郎新婦の両親が会場入り口でゲストをお迎えすることもありますし、そのまま式場スタッフに誘導されて、披露宴会場に入場することもあります。披露宴が始まる10分前には、ゲストが全員着席しているのが理想です。
披露宴の流れ「新郎新婦入場(5分)」と「新郎新婦紹介(10分)」
披露宴会場にゲストが着席すると、「新郎新婦入場!」という司会者の声を合図に、新郎新婦がBGMとともに入場。ゲストに拍手で迎えられるなか、新郎新婦はメインテーブルに着席します。
着席したら、司会者から開宴の辞が述べられ披露宴がスタート。司会者が新郎新婦の紹介をするのが一般的ですが、媒酌人を立てる場合は媒酌人がおこないます。
披露宴の流れ「主賓祝辞(5~10分)」
新郎側の主賓、新婦側の主賓の順に祝辞をいただきます。新郎側の主賓にはあいさつを、新婦側の主賓には乾杯の音頭をお願いすることも。主賓の名前が呼ばれたら新郎新婦はその場に立ち、「おかけください」とすすめられてから座るようにしてください。
披露宴の流れ「乾杯(5分)」
披露宴での会食を始める前に、乾杯をおこないます。その際、ゲストの代表に簡単なスピーチと乾杯の音頭をお願いするケースが大半です。新郎新婦、ゲストも立ち上がって乾杯します。
披露宴の流れ「ウェディングケーキ入刀(10分)」
披露宴のメインイベントであるケーキ入刀をおこないます。シンプルにナイフを入れるだけのケースもあれば、近年では新郎新婦がお互いにケーキを食べさせる「ファーストバイト」の演出も人気です。
ファーストバイトには「一生食べ物に困らせない」「一生美味しいご飯を作る」といった意味が込められています。会場が大いに盛り上がる演出なので、多くの新郎新婦が取り入れています。
披露宴の流れ「歓談(15分)」
ケーキ入刀まで終わったら、しばしの歓談タイム。ゲスト同士が会話を楽しんだり、新郎新婦とゲストで写真撮影をしたりと、食事をしながら自由に過ごせる楽しい時間です。
この時間にいただいた電報などが読み上げられることもあります。新郎新婦の親は、テーブルを回りお酌をしながら、結婚式に足を運んでくれたゲストに対してお礼を述べます。
披露宴の流れ「新郎新婦中座(15分)」
新郎新婦はお色直しのため、一旦退場。新婦はお色直しに時間がかかるため、先に新婦が中座し、少し経ってから新郎が退場するのが一般的です。新婦だけが中座してお色直しをし、再入場の際に新郎が迎えに行くというケースもあります。
新郎新婦が退場した後、ゲストは引き続き、食事やおしゃべりを楽しんだり、プロフィールムービーなどの映像を観たりして過ごします。このタイミングで、祝電を読み上げることも。
披露宴の流れ「新郎新婦再入場(10分)」
お色直しをした新郎新婦が再入場します。再入場の際には各テーブルを回り、キャンドルサービスやフォトサービスなどの演出をおこないます。
披露宴の流れ「余興・スピーチタイム(10分)」
ゲストの余興や友人によるスピーチタイムです。新郎側、新婦側各一組ずつお願いすることが多いようですが、ゲストに負担をかけたくない場合は、プロに余興を頼むこともあります。クラシック生演奏やマジックショー、お笑い芸人によるコントなどの出し物で、ゲストをもてなしましょう。
披露宴の流れ「親への手紙朗読・花束贈呈(10分)」
いよいよ披露宴もクライマックス。育ててくれた親への感謝の気持ちを手紙で伝えます。新婦から親への手紙が一般的ですが、最近は新郎新婦どちらも読むパターンも増えています。
その後、新郎新婦から両家の親への花束贈呈です。花束の代わりに出生時の体重と同じ重さのぬいぐるみやその他の記念品を渡すこともあります。
披露宴の流れ「謝辞(5分)」
両家の代表がゲストへの感謝の気持ちを伝えます。多くの場合、新郎の父がこの役を担いますが、新婦の父でも母でもかまいません。その後、新郎が改めて、謝辞を述べます。
披露宴の流れ「閉会(5分)」と「送賓(15分)」
披露宴が閉会し、新郎新婦、両家の親が退場します。最近では、エンドロールムービーを流す新郎新婦が増加中です。
退場した新郎新婦と両家の親は、披露宴会場の出口でゲストのお見送りをします。その際に、お菓子やバスグッズなどのプチギフトをゲストへ渡しながら、感謝の気持ちを伝えましょう。
披露宴はどこの会場でできる?
披露宴をおこなえる会場は、専用の式場だけではありません。ホテルであれば、ゲストの人数や好きなテイストに合わせて、最適なバンケットを選べるでしょう。
カジュアルな結婚式の場合は、レストランやカフェを貸切ってウェディングパーティーを開くのも素敵です。また和装での結婚式は、料亭での披露宴もおすすめです。ゲストの人数や結婚式のスタイルに合わせて、披露宴会場を選んでくださいね。
披露宴は意外と忙しい!スムーズな進行で笑顔あふれる時間に
一般的な披露宴の流れ、進行と基礎知識についてご紹介しました。披露宴は2~3時間ほどかかりますが、5分、10分刻みでスケジュールが決まっており、なかなかタイト。披露宴当日にスムーズな進行ができるよう、事前にしっかりと打ち合わせすることが大切です。新郎新婦、ゲストともに満足できる披露宴が実現することを祈っています。