美しい花嫁の心得!ブライダルプロトコールってなあに?

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「ブライダルプロトコール」という言葉をご存じでしょうか? ブライダルプロトコールとは、正装した新郎新婦の美しい立ち振る舞いのマナーのことです。

結婚式は、とくに花嫁にとって女性が一番キレイに輝く日でもあります。しかしいくらドレスやメイクで着飾っても、立ち振る舞いがその美しさに見合っていないと美しさを半減させてしまい、花嫁の魅力も最大限に引き出すことができなくなってしまいます。

しかしドレス姿での立ち振る舞いなど、普段着のときとどう姿勢を変えるのか、どこに気を付けて振る舞うのかすら、なかなかわからないものです。また、それは新郎も同様でしょう。そうした結婚式での美しい立ち振る舞いの鍵を握るのが、ブライダルプロトコールなのです。

そこで今回は、美しい花嫁であるためのブライダルプロトコールについてご紹介いたします。

 

プロトコールマナーとは


まず「プロトコール」という言葉の意味ですが、日本語にすると「外交儀礼」などと訳されます。プロトコールマナーとは、「異文化をもつ人々が交流する際に、お互いに相手の国を尊重しながらコミュニケーションをはかるための国際的マナーのこと」と解釈されています。

このプロトコールマナーはロイヤルマナーとも呼ばれ、国際人なら、正装して出席するような場では心得ておかなければならない世界基準のマナーなのです。

 

ブライダルプロトコールは新郎新婦の心得


結婚式におけるプロトコールマナーをブライダルプロトコールマナーと呼びます。結婚式の主役は新郎新婦です。結婚式当日の新郎新婦は360度どこからでも、常に人に見られているということを忘れてはなりません。自分たちが主役になるハレの日ですが、それと同時に1分1秒たりとも気を抜けない、常に気を張っていなければいけない日でもあると言えるでしょう。

結婚式のために正装した新郎新婦であれば、どんなときもエレガントで品のある立ち振る舞いを心掛けたいですよね。新婦をスマートにエスコートする新郎の姿は洗練された大人の男性を、ドレス姿の新婦の美しい所作は気品ある大人の女性を感じさせます。

普段はカジュアルで親しみやすい雰囲気のお二人が、結婚式当日、別人のようにエレガントな立ち振る舞いでゲストをお迎えしたら、一目おかれること間違いなしでしょう。

では、そんなドレスアップした二人にふさわしい振る舞い方のポイントをご紹介します。

 

【ブライダルプロトコール】結婚式で新婦が心掛けるポイント

新郎新婦が主役の結婚式ですが、とくに注目を集めるのは何といっても花嫁です。花嫁は常に見られていますので一瞬たりとも気は抜けません。

ここでは、とくにドレスを身にまとった際の基本的な立ち振る舞いのポイントをご紹介します。コツをつかめば、結婚式に限らずどんなフォーマルな状況にも応用できますよ。

  • 常に背筋は伸ばす(座っている時も)
  • ドレス姿で歩くときは、常に誰かのエスコートを受けて歩く(中座のときなども、例えば、お母様や姉妹など女性と一緒に歩く時は手を預ける形でお手引きしてもらう。兄弟など男性の場合は、新郎と同様にエスコートを受ける)
  • ドレスの裾が長い場合は、ドレスの中からつま先で軽く蹴るように歩く
  • ブーケは「一番美しく見える角度」があるので、その面が正面に見えるように持つ
  • 会釈はゆっくりと上半身から倒す(猫背にならない)
  • 座る時はイスに浅く腰掛ける
  • ゲストのスピーチや余興の時は体をそちらに向けて座る(食事しながら見たりしない)
  • 常に笑顔で過ごす

普段の服装でも猫背は気になるところですが、特にドレス姿は下半身が覆われてしまうため上半身に注目があつまり、猫背が余計に目立ってしまいます。とは言え、猫背が気になりすぎて自分の結婚式を楽しめなくなると、本末転倒です。いつもよりは気を付けようという気持ちで臨んでくださいね。

不安な場合は、式や披露宴中に猫背になっていたらそれとなく知らせてもらえるよう、身近な人にあらかじめお願いしておくと良いでしょう。

また、ドレスは「裾に引っかかって転倒する」というようなアクシデントがありがちです。ドレスで歩く場合は、手でドレスの裾を少し持ち上げて歩くように気を付けましょう。ブーケを持っていてドレスの裾がつかめない場合は、ドレスを少し蹴り上げるように歩くと裾をふまずに歩きやすくなります。

こういった歩き方は、式場のスタッフにも教えてもらえますので、挙式の前にリハーサルしておきましょう。

 

【ブライダルプロトコール】結婚式で新郎が心掛けるポイント

新郎にとってもブライダルプロトコールは大切です。新郎が最低限おさえておきたいブライダルプロトコールは、やはり花嫁をエスコートするときの振る舞いでしょう。ここで素敵な振る舞いができれば、新郎の魅力や、紳士的な印象がゲストや新婦に伝わります。

以下は、花嫁をエスコートするときのポイントです。

  • 新婦がドレス姿の時は常にエスコートするのを忘れずに(一人でさっさと歩いて行かない)
  • 階段を降りる時は手を差し出して必ずエスコートする(新婦が転ぶような事態を防ぐ)
  • 常に新婦の半歩先を歩く(ドレスの裾を踏まないように新婦の少し前を歩く)
  • 歩く速度は新婦のスピードに合わせて
  • 背筋を伸ばし、胸を張る姿勢を心掛ける
  • エスコートする時は、こぶしはみぞおちの前の辺りで軽く握る
  • グローブを持つ時はグローブの指側が正面に見えるように持つ(手首側は見せない)

新婦はウエディングドレスを着るため、その動きにくさは想像以上です。上記のような振る舞いを意識することで、新郎の第三者からの「見え方」も変わりますし、新婦の歩きやすさや姿勢などにも影響し、美しい新郎新婦を演出することに繋がります。

これは和装でも同じです。男性も袴となると多少動きにくくはなると思いますが、和装の女性は着物の重さと裾の具合で歩幅が極端に狭くなってしまいます。こういった点も考慮して、エスコートに徹底すると良いでしょう。

 

ブライダルプロトコールは少し意識するだけでも美しい花嫁に!


今回ご紹介した内容はブライダルプロトコールの全てではありませんが、少し意識するだけでも美しい花嫁姿を演出できます。ブライダルプロトコールをレッスンしてくれるサロンなどもありますので、興味のある人は受けてみるのも良いですね。

花嫁はもちろんですが、パートナーもブライダルプロトコールを取り入れることによって新郎新婦共に魅力が増します。ふたりにとって新しい出発となる結婚式を、より良いものへと演出してくださいね。

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