結婚を機に印鑑を新調!作っておきたい印鑑の種類や素材を紹介


結婚をすると、公的な届出や手続きなど、さまざまな場面で印鑑が必要になる機会が増えます。旧姓の印鑑を使用できる場合もありますが、パートナーの姓を名乗るようになったら、新調した方が何かと便利です。

結婚は、印鑑を新調する絶好のタイミング! これから新生活をスタートさせるという方は、ぜひこの機会に印鑑を新調してみてください。この記事では、用意した方が良い印鑑の種類やおすすめの素材などを詳しくご紹介します。結婚を控えている方や印鑑の新調を検討している方、必見です。

 

印鑑を見直してみよう!結婚を機に必要な印鑑って?


結婚前は、1本しか印鑑を持っていなかったという方も多いのではないでしょうか。独身のうちは1本だけで済んだかもしれませんが、結婚して所帯を持った場合、実印と銀行印、認印が必要になってきます。3種類の印鑑がどのような場合に必要なのか、具体的にみていきましょう。

 

【結婚を機に新調したい印鑑の種類1】実印

印鑑のなかで最も重要なのが実印です。実印とは、公的に認められている印鑑のこと。実印として認められるには、市区町村などの地方自治体の役所等で印鑑を登録する必要があります。役所等で登録されて初めて実印として使用できます。実印が必要になる代表的な場面は、以下の通りです。

  • マイホームなどの住宅ローンの契約時
  • 車の購入や売却、廃車手続きをするとき
  • 保険金の受け取り時
  • 不動産取引するとき
  • 遺産相続

このように、結婚生活を続けるうえで実印が必要になる場面は多いため、作っておいたほうがよいでしょう。

 

【結婚を機に新調したい印鑑の種類2】銀行印

銀行印とは文字通り、銀行をはじめとした金融機関で使用する印鑑のことです。具体的に必要になる場面は以下の通りです。

  • 銀行や郵便局、証券会社で口座を開設するとき
  • 銀行に預けているお金を窓口で引き出すとき
  • 支払いを口座引き落としにするとき

いまは「印鑑レス」の口座が登場しています。またふだんから窓口よりATMを使用する機会が多いと、銀行印の必要性を感じなくなってしまうかもしれません。しかし高額の引き落としは窓口でしかできないですし、さまざまな支払いの口座引き落としでは手続きに銀行印が必要になるケースが多いため、印影の届け出をしておくと何かと便利です。

 

【結婚を機に新調したい印鑑の種類3】認印

認印とは、日常的に使うことが多い印鑑のことを言います。実印、銀行印と比べると、使う頻度は圧倒的に多いでしょう。サインで代用できる機会も多く、公的な効力はありません。

100円ショップなどで販売されている印鑑でも、認印としては十分使用できます。いわゆる三文判と呼ばれる印鑑もこのタイプのものです。認印を使用する機会は多岐にわたります。

  • 学校などのプリントや提出物
  • 病院などの書類
  • 回覧板のサイン
  • 宅配便の受け取りのサイン

このように、日常的に使用する機会が多いのが認印です。認印は一般的に朱肉で押すタイプのもので、いわゆるシャチハタと呼ばれるネーム印とはまた違います。ネーム印では認められない場合も多くありますので、ひとつは認印を用意するといいでしょう。

 

印鑑を作りたい!おすすめの素材は?


印鑑の種類が分かったところで、次はふさわしい素材についてみていきましょう。素材は金属から木、動物の角まで多種多彩。また、使用するのが男性か女性かによっても、おすすめの素材は変わってきます。特に実印は一番重要な印鑑ですので、素材はしっかり考えたいですね。

 

男性の印鑑におすすめの素材は?

男性に人気の素材は、チタンや黒水牛、象牙です。特にチタンは、機能面や見た目のスタイリッシュさ、価格を含めて、バランスの取れた素材として根強い人気です。水洗いもでき、湿度に強く、落としても欠けにくいといった耐久性の良さも強みです。色や種類が豊富なので、好みのものが見つかりやすいでしょう。

天然素材が良い方は、黒水牛がおすすめ。印鑑の素材と言えば黒水牛というほどの定番素材です。高級感があり、風格が漂う素材でありながら、リーズナブルな価格で購入できる点も魅力のひとつ。黒水牛のなかには、純天然黒水牛という高級なものもあります。

ステータス重視の方には、象牙の印鑑が好まれています。なめらかな質感や手触りの良さ、捺印のしやすさなどに優れていて、印鑑の最高峰と言えるでしょう。ただし、1989年のワシントン条約によって、象牙の取引は全面的に禁止されているため、今流通しているものは、それ以前のものか限定的に輸入したものです。大変貴重な素材なので、その分価格も高くなります。

 

女性の印鑑におすすめの素材は?

女性に選ばれているのは、琥珀や白檀、オランダ水牛などです。透明感のある琥珀は、別名「太陽の石」や「人魚の涙」と呼ばれ、昔から愛されている素材です。耐久性にはやや欠けますが、強度をアップしている場合が多いので問題なく使用できるでしょう。

また、香木として知られる白檀も、女性人気が高い素材です。捺印するたびにほのかに香るのも白檀の特徴。オーストラリア原産のオランダ水牛は、天然素材ならではの美しい模様が魅力です。ひとつとして同じものがないため、オリジナリティがあります。白をベースに美しい模様が入った印鑑は、上品で優美な印象なので、女性にぴったりです。

 

そろえたいのは、実印・銀行印・認印!お気に入りの素材で作ろう


結婚を機に新調したい印鑑をご紹介しました。公的に認められている実印・金融機関で必要になる銀行印・日常使いできる認印の3種類を用意することをおすすめします。認印はどんなものでもいいため実印や銀行印に代用できますが、悪用される可能性があるので、やめた方がいいでしょう。

印鑑の素材はご紹介したもののほかに、柘(ツゲ)、彩樺(サイカ)、薩摩本柘(サツマホンツゲ)といったものも人気です。それぞれ特徴があるので、納得のいくものを選んでくださいね。

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