結婚式のご祝儀袋に何も入っていない!こんなときどうすればいい?
結婚式に参列してくれたゲストからいただくご祝儀。しかし結婚式後、いざご祝儀袋を開封したら、なにも入っていなかった点というケースがあることをご存じでしょうか。そんなアクシデントに遭遇すれば、お金が関わることですからきっと慌ててしまうことでしょう。しかしそんなときこそ、慌てずスマートに乗り切りたいですね。
そこでこの記事では、結婚式のご祝儀袋に何も入っていなかった場合の対処方法について、具体的にご紹介します。
目次
結婚式のご祝儀の中身が空っぽ!そのような場合の対応は?
結婚式のご祝儀袋に何も入っていなかったというトラブルは、実はそれほど珍しくはありません。参列者が多い結婚式ほど、遭遇する確率は高くなることでしょう。ご祝儀袋が空の場合、相手に伝えるべきか迷うもの。相手との関係が悪くなってしまうのではないかと、モヤモヤした気持ちにもなってしまいかねません。
ご祝儀袋の表に、日頃は書く機会が少ない筆ペンで名前や住所を書いたり、袱紗を用意したりするのは、何かと慣れない作業です。ご祝儀を用意する最後の段階で、肝心なお金を入れ忘れてしまうというのも、あり得るミスと言えます。
また、あってはならないことですが、「意図的にお金を入れなかった」という可能性もゼロではありません。しかし、ほとんどのケースがただの入れ忘れであることが多いようです。
それでは、ご祝儀袋が入っていなかったとき、具体的にどのように行動したら良いのか見ていきましょう。
結婚式のご祝儀袋が空っぽだった!どう対応するべき?
ご祝儀袋に何も入ってなかった場合、まずは落ち着いて一呼吸おきましょう。本当にご祝儀が入ってなかったか、自分の行動を振り返ってみてください。もしかしたら、すでにご祝儀を片付けてしまっていたかもしれません。知らない間にパートナーが片付けていたというケースも考えられます。
それでもやはりご祝儀が入っていない場合、相手にそのことを伝えた方がいいのか迷われるのではないでしょうか。結論から言えば、相手には伝えない方が良いでしょう。
ご祝儀を「入れた」と言われてしまうと、それ以上こちらは追及しようがありません。もしかしたら盗難の可能性もありますが、そうすると受付を引き受けてくれた人にも確認する必要があります。
どちらにしろ、本人はご祝儀を入れたつもりでいるのに、入っていなかったと言われたら、良い気持ちはしません。もちろん、本当に入れ忘れていて、すぐにご祝儀をいただける場合もあるでしょう。
しかし、「入れた」「入れていない」の押し問答の末、お互いの関係に亀裂が入ってしまう可能性も十分考えられます。また、「本当はご祝儀を入れたけど、相手から入ってないと言われたから仕方なくもう一度用意した」というケースも考えられます。
結婚式に招待するほどの関係のゲストですから、日頃から関係が深い存在であることが多いはず。親族や上司、同僚、友人など、ゲストとの関係性はさまざまですが、相手と今後も良好な関係を築きたいと考えているのであれば、ご祝儀が入ってなかったことを伝えない方が無難です。
ご祝儀の額は大きくとも、相手との関係性にひびが入ることを思えば、あえて言わないという選択をおすすめします。
結婚式のご祝儀袋が空だったことを相手に伝えたいときは?
結婚式でいただいたご祝儀になにも入っていなかった場合、前述したとおり相手には伝えないのがベストです。しかしそれでもモヤモヤする、どうしても伝えたいということもあるでしょう。
このような場合、もし伝えても相手との関係が悪くならないくらいの間柄、もしくは関係がギクシャクしてもいいという覚悟ができるのであれば、伝えてみてもいいかもしれません。しかしご祝儀袋に何も入っていなかったと伝えるのは、大きなリスクを伴う行動です。慎重に言葉を選び、ていねいに伝えるようにしましょう。
もし、相手が中身を入れ忘れていたということならそれで解決です。いっぽう、「ご祝儀を入れたよ」と言われたら、今後の関係性に影響を来さないためにも、謝罪してそれ以上追及しないようにしましょう。
ゲストが結婚式に参列するということは、ご祝儀以外にも服や靴、アクセサリー、交通費など、さまざまな形で結婚式のためにお金を使ってくれている可能性があります。お互いに辛い気持ちにならないよう、相手が結婚式に参列したいと思ってくれた祝福の気持ちも尊重できるといいですね。
相手との関係を良好に保ちたいなら、言わない方が吉!
結婚式や披露宴を挙げるのにもお金がかかりますし、新生活準備にも何かとお金は必要です。結婚祝いのご祝儀袋に何も入っていなかったら、驚くとともに、モヤモヤとした気持ちになってしまうのではないでしょうか。
しかし、ご祝儀袋に何も入っていなくても、よほどのことがない限り相手に伝えるのは避けた方がいいでしょう。どうしても伝えたいときは、相手との関係を考慮し、慎重に伝えることをおすすめします。
一生に一度の結婚式。ご祝儀のことに気を取られるのも疲れてしまいます。自分にとっても、相手にとっても、最も幸せな選択をしてくださいね。