学生結婚ってどんな感じ?メリットやデメリットは?
2022年4月に法改定がおこなわれ、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることをご存じでしょうか。それに伴い、結婚できる年齢も男女とも18歳に統一されます。
2021年4月現在の現法では、男性18歳・女性16歳が結婚できる年齢とされていますが、未成年のため親の同意が必要です。しかし新しい法律では、成人として認められるのは18歳。法律改定後は、親の同意なく結婚できるようになるため、若いカップルの結婚が増える可能性があります。学生同士の結婚も18歳以上ならば可能です。
そこで今回は、今後増えるかもしれない学生結婚をクローズアップ。学生結婚のメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
目次
学生結婚のメリット・デメリットは?
学生結婚したカップルは、いわゆる「できちゃった婚」が多いイメージがあります。割合としては確かに多いですが、年齢関係なくふたりの相性が良ければ「一緒にいたい」と思うのは当然のこと。子どもがきっかけではなく純粋に「結婚したい」という思いから、ゴールインした若いカップルも多くいます。
とはいえ社会人同士の結婚と比べて、ハードルが高いのも事実。「学生結婚したい!」と考えているカップルは、メリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、学生の間に結婚する必要があるのかどうかを真剣に考えられるといいですね。
【学生結婚のメリット1】人生設計を早くから立てられる
まずは学生結婚のメリットから見ていきましょう。学生結婚のメリットのひとつに、「人生設計を早くから立てられる」というものがあります。
ただ何となく日々を過ごすのではなく、将来や人生についてきちんと計画するのは大切なことです。学生結婚をすると、将来どうしたいのか子どもはいつ頃欲しいのか、といった計画をより具体的に立てやすくなります。
お金についてもシビアになるでしょう。学生同士だとなかなか貯金まで手が回らないかもしれませんが、どちらかが社会人の場合は、無理のない範囲でいいので、お金を貯めるよう努力できるといいですね。
【学生結婚のメリット2】体力のあるうちに出産・育児を経験できる
最近では30歳を過ぎてからの出産が当たり前になってきましたが、育児にはとてもエネルギーがいるもの。若いうちに子育てを始められるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
子どもをたくさん欲しいというカップルならば、なおのこと。若く体力のあるうちに子どもを生みたいと考えている場合は、学生結婚を視野に入れてもいいですね。
【学生結婚のメリット3】パートナーと長い時間を一緒に過ごせる
大好きなパートナーと一生を共にする結婚。若いうちに結婚すれば、それだけ長い時間をパートナーと過ごせます。また学生時代は、勉強に忙しくてなかなか会える時間がないというカップルも、結婚して生活を共にすれば、一緒にいる時間を確保できます。
ゆっくりと愛を育み、信頼関係を築ける点はメリットと言えるでしょう。
【学生結婚のデメリット1】遊ぶ時間が確保しにくい
ここからは、学生結婚のデメリットをご紹介します。学生結婚のデメリットでまず挙げられるのは、「遊ぶ時間が確保しにくい」ことです。
20歳前後はエネルギーが有り余っているとき。勉強も遊びも全力投球できる年ごろです。しかし学生結婚をすると、遊ぶ時間はどうしても少なくなってしまいます。学校での勉強やアルバイト、家事に加え、子どもがいる場合は育児もあるため、遊ぶ暇はほとんどないでしょう。
とはいえ、まったく遊ばないというのも交友関係が狭まってしまいますし、ストレスも抱えてしまいます。ふたりで話し合って、遊ぶ時間もきちんと確保できるようにしたいですね。
お互いの実家が頼れるのであれば、たまには協力してもらいましょう。サポート体制を築いておくことが大切です。
【学生結婚のデメリット2】就職活動で不利になることも
就職活動をする際には、配偶者の有無を伝える必要があります。なかには、経済的に自立していないうちから結婚することに対して、いい印象を受けない面接官もいるかもしれません。
また女性は妊娠、出産という大きなライフイベントがあるため、人事担当が採用をためらうことも現実問題ではあるようです。採用直後の産休や育休での長期離脱を企業側がデメリットと考えるのも仕方がないかもしれません。
しかし、今はライフスタイルが多様化している時代です。大手企業の場合、子育てのバックアップ体制を強化している会社も増えているため、学生結婚だから採用されない、ということは少なくなってきています。
どこの企業も優秀な人材は欲しいもの。学生結婚をしていることが不利にならないよう、勉強をしっかりしておくことが大切です。
【学生結婚のデメリット3】経済面で苦しくなる
結婚したら経済的に自立しなくてはいけません。しかし、学生は学業優先。空いてる時間にアルバイトするのが精一杯なので、経済的には苦しくなるでしょう。
もしパートナーが妊娠してる場合は、男性は女性の分までがんばって、お金を稼がなくてはなりません。両親からの援助が期待できる場合もありますが、そうではない家庭も多くあるでしょう。
しかし、成績優秀でなおかつ生活が困窮している学生の場合、授業料が免除になる制度を利用できる可能性があります。条件は厳しいですが、まずは学校に問い合わせてみることをおすすめします。
学生結婚にはメリットもデメリットも!後悔しない結婚生活を
学生結婚におけるメリット・デメリットについてご紹介しました。ライフスタイルが多様化してるとはいえ、学生結婚を選択するカップルは少数派。最初のうちは、経済面や学業との両立などで大変なことも多いと思いますが、大好きなパートナーと長くいっしょに過ごせるのは幸せなことです。
結婚にはタイミングや勢いも大切です。メリットとデメリットを把握して、最良の選択をしてくださいね。