結婚式にまつわる「ジンクス」や「言い伝え」にはどんなものがあるの？

2020年10月09日

ふたりの男女が永遠の愛を誓う神聖な場である結婚式。じつは結婚式には、さまざまなジンクスや言い伝えが存在するのをご存じでしょうか？　一生に一度の大切な結婚式だからこそ、ハッピーなジンクスや言い伝えを取り入れたいですよね！

この記事では、結婚式にまつわるジンクス、昔から伝わる言い伝えなどを、有名なものからちょっとマイナーなものまで、いくつかご紹介します。これから結婚式を挙げる予定の方はぜひ参考になさってください。

実はたくさんある！結婚式にまつわるジンクスや言い伝え

結婚式をおこなう際、大安の日などお日柄のいい日を選びますよね。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」を六曜と言い、現代の日本においても、冠婚葬祭の日時を決めるうえで、大事な指標となっています。

こういった考え方も言い伝えのひとつと言えます。それでは、他にはどのようなものがあるのでしょうか？

結婚式にまつわるジンクスで、まっさきに思い浮かべるのがブーケトスではないでしょうか？　海外ではもちろん、今や日本の結婚式でもよくおこなわれる演出のひとつとなりました。

ブーケトスとは、花嫁が後ろ向きになり、未婚である女性のゲストに向けて、ブーケを空高く投げる演出のことを言います。ブーケをキャッチした女性は、次に花嫁になれると言われており、大変盛り上がります。ただし、未婚の女性ゲストしか参加できないため、既婚者のゲストが多い場合には、あまり向かない演出です。

また未婚であることを周囲に知られたくないという方もいるため、ブーケトスではなく、式場に飾られている花で小さなブーケを作り、ゲストに配る「シェアブーケ」をおこなうカップルも増えています。ゲストすべてに幸せをシェアできる、新しいジンクスになりそうですね！

結婚式に「何か新しいもの」「何か古いもの」「何か青いもの」「何か借りたもの」この4つを身に着けると幸せになれると言われているのをご存じでしょうか？　この4つを合わせて、サムシングフォーと呼んでいます。

サムシングフォーは、イギリスで古くから親しまれているマザーグースの童謡に由来します。それでは、サムシングフォーについて詳しくみていきましょう。

「新しいもの」
これから新しいことを始めるにあたり、壁にぶち当たっても乗り越えられるようにという意味が込められています。

「何か古いもの」
お母さまやおばあさまが身に着けていたものや、先祖代々受け継がれいるものがあれば用意しましょう。幸せを引き継ぐと言われています。

「何か青いもの」
聖母マリアさまのシンボルカラーである青は、純潔や清らかな色とされています。そのため何か青いものを身に着けると、けがれのない心でいられるという言い伝えがあります。特に目立たない場所に身に着けると良いそうです。

「何か借りたもの」
すでに結婚生活を送っている先輩ご夫婦のものを借りて、幸せにあやかるという意味が込められています。

イギリスでは、花嫁の左の靴に6ペンスコインを入れておくと、一生お金に不自由せずに暮らせるという言い伝えがあります。すでに製造されていないコインですので結婚式に取り入れるのは難しいですが、アンティークショップやインターネットで販売している場合があるので、探してみてはいかがでしょうか？

この言い伝えは、サムシングフォー同様、童話マザーグースの一節からきていると言われています。

ヨーロッパでは、雨の日に結婚式を挙げると幸せになれるという言い伝えがあります。神様が新郎新婦のかわりに一生分の涙を流してくれるからだそうです。なんともロマンチック！　ライスシャワーやフラワーシャワーといった演出も、雨を見立てていると言われています。

せっかくの結婚式が雨だとがっかりしてしまいそうですが、こんな素敵な言い伝えがあるならハッピーな気持ちになれそうですね！

結婚式のプチギフトとして贈る定番のドラジェは、アーモンドを砂糖でコーティングした色とりどりのかわいらしいお菓子です。ドラジェはフランス語で「幸せの種」という意味があり、ヨーロッパでは、結婚式以外にもさまざまなお祝いごとに欠かせないお菓子として重宝されています。

またドラジェには、「健康」「幸福」「富」「子孫繁栄」「長寿」といった5つの意味が込められているため、新郎新婦の幸せをおすそわけするという意味も込めて、ゲストに贈るのが習慣になったのだとか。結婚式には、ぜひカラフルなドラジェを用意して、祝福してくれたゲストにプレゼントとして贈ってはいかがでしょうか。

結婚式にまつわるさまざまなジンクスや言い伝えをご紹介しました。気持ちがほっこりあたたくなるようなハッピーなものばかりです。新郎新婦はもちろん、結婚式に足を運んでくれたゲストにも幸せが訪れるようなジンクスや言い伝えを積極的に取り入れて、笑顔があふれる結婚式にしたいですね！