電気料金はどうやって節約すればいい?気楽にできる節約法6選
「電気代を安くしたいけど、何から始めればいいか分からない」と悩んでいませんか? 「高いな」と感じつつも、特に対策をしていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、日々何気なく使用している電気料金を気軽に節約する方法をご紹介します。毎月の節約金額は小さなものでも、長い目でみれば大きな効果がありますよ。
目次
電気料金ってどうやって決まるの?
そもそも電気料金はどのように計算するのでしょうか。普段何気なく使っている電気ですが、節約のためには料金について知ることが大切。まずは、電気料金の仕組みについて理解しましょう。
電気料金の仕組みは?検針票をチェック
大手電力会社が供給する電気料金プランは、一部を除き「従量電灯」と呼ばれるものが大半です。この従量電灯においては、「最低料金制」「アンペア制」という2種類の基本料金があります。この基本料金の部分は、毎月必ず発生する料金です。
さらに、使用した電力量が加算される「電力量料金」の他、再生エネルギー発電を普及させるための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が追加されます。検針票(電気使用のお知らせ)を確認すると、電気料金プランとともに細かく表記されているので、チェックしてみてくださいね。
電気料金を節約する具体的な方法は?
電気料金の仕組みが分かったら、次は具体的な節約方法をみていきましょう。すべてを実践するのは難しいかもしれませんが、可能な範囲で取り入れるだけで電気料金の節約が期待できますよ。
【電気料金を節約する方法1】電気の供給会社を見直す
2016年4月から電気の自由化が始まったことは、記憶に新しいのではないでしょうか。さまざまなサービスやキャンペーンを打ち出している会社が多くあるので、これを利用しない手はありません。
今よりお得になる電気会社を見つけて、電気の契約を乗り換えてみましょう。各会社のホームページを参考にしたり、ホームページに電気料金のシミュレーションがあればしっかりと活用してくださいね。
また、ガス料金とセットでお得になる会社も多数あるので、ガス料金と合わせて検討してみるのもおすすめです。
【電気料金を節約する方法2】契約アンペアを見直す
電気の契約では、「アンペア」を決めて契約しています。一般家庭では30~50アンペアを使用するケースが多いですが、各アンペア毎に基本料金が異なるのです。もしご自宅の契約アンペアに対して、使用する家電の数などが少ないようであれば、少ないアンペア数への変更を検討してみましょう。
ただし、やみくもに少ないアンペア契約にすると、すぐにブレーカーが落ちてしまったり、消費電力が大きい家電を使用するときに他の家電を使えなかったりと何かと不便です。ライフスタイルに合ったアンペア数を契約するようにしましょう。
※アンペア制を導入している電力会社に限ります。また、各アンペア数ごとの基本料金は、契約している電力会社にご確認ください。
【電気料金を節約する方法3】待機電力を削減する
待機電力も、実は結構電気料金がかかっています。なんと電気料金の約6%は待機電力なのだとか。この待機電力を減らす方法はとても簡単。使用していない電化製品の電源プラグをこまめに抜くようにすれば良いのです。
もちろん、電源プラグを差したままにしておくべき電化製品もあります。すべてを抜くのではなく、抜いていいものといけないものをきちんと区別するようにしましょう。
<参考資料>
経済産業省資源エネルギー庁ホームページ「待機時消費電力を減らしましょう。」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/standby/
【電気料金を節約する方法4】エアコンの使い方を工夫する
消費電力の大きい電化製品の代表格がエアコンです。しかし近年、日本では猛暑続きのため、エアコンは必需品。電気料金を浮かせたいからと使用を我慢してしまうのは、熱中症の危険性もあるため絶対に避けたいところです。 使い方さえ工夫すれば、エアコンの電気料金を節約することができますよ。
外出などでエアコンのある部屋にいないときなど、使わないからとこまめに電源を切ってしまいがちです。しかしエアコンは設定温度と室温の差が大きいほど、電力を消費します。つまりこまめに電源を切って室温が上がってしまうことで、再度電源を入れたときに余計に電力を消費してしまうことがあるのです。とはいえ24時間ずっとエアコンをつけっぱなしにすればいいわけではありません。
部屋にいない時間が3時間程度であれば、つけたままの方が電気料金を抑えられるでしょう。逆に部屋から長時間出てしまう場合は、エアコンの電源を切った方が電気料金は節約できます。
またエアコンのフィルターなどが汚れていると、本来持っている機能を発揮できないばかりか、電気料金もアップしてしまいます。定期的な掃除やメンテナンスも忘れないようにしましょう。
【電気料金を節約する方法5】冷蔵庫の使い方を見直す
常にフル稼働の冷蔵庫は、電力量のウェイトをかなり占めている家電のひとつ。工夫して、電気料金を削減しましょう。
まずは温度設定を季節に合わせて見直します。夏は室温自体が高いため、庫内の温度を一定に保つためにも「強」などの強めの設定が求められます。いっぽうで室温そのものが低くなる冬は「弱」にしても問題ありません。
また冷蔵庫に食材を詰め込みすぎるのもNGです。庫内の冷気が循環しないため、消費電力が大きくなります。しかも見通しも悪くなるため必要なものを探すのに時間がかかってしまい、開閉時間も長くなるという悪循環に陥る可能性も。冷蔵庫のなかは適量にして、整理整頓を心がけましょう。
ただし、冷凍庫は逆なので注意が必要です。 冷凍庫の場合は、冷やしているものそれぞれが保冷剤の役割をするため、結果的に電気料金を節約できるのです。「冷蔵庫はスカスカに冷凍庫はパンパンに!」と覚えておくといいでしょう。
【電気料金を節約する方法6】省エネ家電に買い替える
「壊れてないし、買い替えると高いから」と電化製品を長く使用し続けるのは、逆に損をしてしまう場合があります。電化製品は年々進化し、省エネ効果も飛躍的にアップ。買い換えたほうが電気料金が安くなり、その差額が大きいほど早く元を取ることができますよ。
電気の使い方を見直すことで、自然に電気料金が節約できる
電気料金は供給会社やプランなどを見直したり、家電の使い方を少し工夫することで、節約効果が期待できます。今回ご紹介した方法はもちろんですが、基本中の基本である「使っていない部屋の電気を消す」など、普段の生活のなかですぐに実践できる節約方法がたくさんあります。ぜひこの記事を参考に、電気料金の節約をしてみてくださいね。