結婚式のお礼や御車代はしっかりと準備をしよう

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結婚式の準備も順調に進み間もなく挙式というタイミングに差し掛かった時に、絶対に準備を忘れてはいけないことがあります。それは結婚や挙式の準備でお世話になった方々へのお礼です。

自分たちの事だけを考えて、協力してくれた友人知人をないがしろにすると、今後の友情にひびが入ってしまいますし、非常識な人たちだなと思われます。

これから夫婦として家庭を作っていくのに、「非常識」という烙印を押されてのスタートは好ましくありませんよね。

ですので、今回は結婚式に関わってくれた方々へのお礼についてお伝えします。

 
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/

 

1. 結婚式でお礼が必要な方って誰?

結婚式には想像以上にたくさんの方々が協力してくれます。具体的には式場スタッフやメイクさんなどはもちろん、司会者の方やスピーチ、受付を担当してくれた友人などが挙げられます。

これらの方々には、感謝の気持を言葉や態度で示すだけでなく、慣習的に「お礼」や「御車代」として金銭をお渡しすることがマナーになっています。ですので、お礼をすべき相手をしっかり把握するだけでなく、相場となる金額や、「誰から」、「いつ」、お礼をお渡しするかといったマナーや礼儀を事前に把握することで、安心して当日を迎えることができます。

せっかく長い時間を掛けて、入念に準備をする結婚式です。「式はバッチリでも失礼なお礼で後味が悪い」なんてことにならないように抜かりなく準備をしましょう。

それでは以下に、お礼が必要な方々を挙げてみます。

 

司会者

披露宴の司会は、式場が用意したプロにお願いする場合が多いですが、友人や知人にお願いする場合はとても労力が必要な役割であることを理解しましょう。

司会の仕事は披露宴の進行を全て把握しておかなければいけませんので、事前に打ち合わせを重ねて台本を作り、場合によっては直接ウエディングプランナーと話し合う方もいらっしゃいます。

そして当日も、他のゲストがお食事を楽しんでいる中、進行を行わなければいけませんので、食事をする暇もありません。そのため、ご祝儀は辞退するか、頂いた場合はお礼にそのまま上乗せするようにしましょう。金額は2~3万円が適切です。

 

主賓・乾杯の挨拶をお願いする方

主賓は両家からひとりずつ頼むのが一般的です。また、乾杯をお願いするのも主賓と同格の方になることがほとんどですので同じ扱いで良いでしょう。相場は1万円程度です。

もし、往復のハイヤーを頼んだ場合は必要ありませんが、最近はハイヤーを頼む場合は少ないので、御車代をお渡しすることが一般的となっています。

 

スピーチをした方

スピーチは通常、親しい友人に頼むケースが多いので、金額は3000~5000円程度です。

 

当日の演出に参加してくれた方

結婚式当日には、様々な方に協力してもらうことがあります。例えば、立会人やブライズメイド、余興をしてくれた方など、演出方法によっては多くの方に手伝ってもらうこととなるでしょう。

これらの方々にももちろん、お礼をお渡しするのが良いでしょう。金額はスピーチをした方に比べると少し気軽な額で大丈夫です。

もちろん、例えば余興がプロ顔負けの手が込んだものであれば少し多めに包むなどしてあげると喜ばれます。

 

お手伝いをしてくれた子ども達

新郎新婦の親族の中に幼い子どもがいる場合などは、子どもに役割をお願いすることがあります。

例えば、結婚式で指輪を運ぶ役、ウエディングベールを持って一緒に歩いてくれる役、そして中座の際に一緒に行ってくれる役などが挙げられます。

そんなお子様ゲストには、その子に喜ばれるようなプレゼントを用意しておきましょう。あらかじめ、パパやママに「その子の好きなもの」を聞いておくと喜ばれるものが贈れます。お菓子などの場合は会場が食品の持ち込みNGという場合もありますし、お子様に食物アレルギーがある場合もありますので、会場やパパ・ママに、それぞれ確認が必要です。

 

受付を担当してくれた方々

結婚式の受付というと、入口でゲストの方にご記帳のお願いをしたりご祝儀を受け取ったりするだけだから簡単に感じられます。ですが、ご祝儀袋の中には大金が包まれていますので、管理には気を遣います。

そのため、受付をしていただいた方には3000~5000円程度のお礼を渡しましょう。

 

遠方からのゲスト

親族とは事前に相談が可能なので金額はケースバイケースで大丈夫ですが、親族以外で遠方から出席するゲストがいる場合は、交通費と宿泊費の合計の半額〜全額の範囲を用意しましょう。

事前にチケットを送付できるとスマートですが、ゲストそれぞれの方の予定もありますので、御車代としてお渡しすることも多いです。遠方からのゲストには、感謝の気持をよく伝え、できるかぎりコミュニケーションを図るようにしましょう。衣装を準備して遠方から参列するのは、予想以上に大変です。

 

ウエディングプランナー・式場スタッフ

披露宴の段取り準備、そして時には値段交渉などで、結婚式のプロセス全般でとてもお世話になる事が多いウエディングプランナー、そして当日は式場のヘアメイクスタッフや撮影スタッフなどたくさんの方々があなたたちの結婚式のために動いてくれます。

もちろん、彼らは「仕事」で行っているので、お礼は必要ないようにも思えます。

ですが、実際はお礼の気持ちとして5000~1万円程度を包む方が多いようです。

結婚式の準備を始めてみると想像以上に関わる人が多いことがわかります。ざっと挙げるだけでも、これだけの方々が浮かんできます。

 

2.結婚式に関わるお礼の為の準備

次に、お礼をお渡しする予定の方々への「お礼」の準備方法・すべきことについてみていきましょう。

まずは、リストを作ることから準備はスタートします。エクセルなどの表形式で作成すると良いでしょう。「準備がしっかりできているか」、「現金は足りているか」、「抜けている方はいないか」といった事を可視化して用意周到にする為です。これは結婚式の準備全般にも言えることです。

このお礼の準備に渡っては、次の項目を表で整理しておくとよいでしょう。

  • その方との関係:「新郎の会社の上司」等
  • お礼をする理由:「スピーチ」、「司会」等
  • お礼の名目:「お礼」、「御車代」等、祝儀袋やポチ袋に記載する項目名
  • お礼の金額:「3万円」、「1万円」等
  • お礼を渡す人:「新郎母」、「新郎」、「受付」等
  • お礼を渡すタイミング:「式前」、「披露宴終了後」、「後日」等 詳細に

リストが作成できたら、次の3つを用意します。

 

1 ご祝儀袋/ポチ袋

「お礼」や「御車代」は必ずご祝儀袋かポチ袋に入れましょう。渡す金額が1万円以上の場合はご祝儀袋で、それ以下の場合はポチ袋にするのが一般的です。

また、結婚に纏わる場合は「結びきり」のものを選びましょう。これは「一度きり」を意味します。ご祝儀袋はリスト上で必要な数よりも少し多めに、ポチ袋は追加で発生する事が多いので、少し多めに用意しておきましょう。

 

2 筆ペン

これは購入したご祝儀袋とポチ袋に「表書き」を行う為に必要です。数本用意しましょう。これは、結婚式の当日に急遽お礼をする相手が増えて、当日に表書きを書く可能性があるからです。受付に1本。控室に1本。親が1本持っておくと良いでしょう。

 

3 新札

「お礼」や「御車代」は新札でお渡ししましょう。新札は銀行の営業時間にしか入手できないので、余裕を持って平日に銀行で用意してもらいましょう。特に千円札を多く用意しましょう。

この3つがしっかり準備ができていて、お礼をする相手のリストが整理されていれば慌てることはないでしょう。事前に表書きを書き、お金を包み、リストに「準備完了」のチェックをつけていきましょう。

余裕があれば、「ポストイット」などを用いて、「披露宴前/母親から」など当日にスムーズに渡せるように準備をしておくと更に良いでしょう。ご祝儀袋が汚れたり端が折れたりしないように管理も忘れないで下さいね。

 

3. 結婚式でお礼が必要な相手と金額の相場や渡すタイミング等

最後にお礼の金額の相場や、渡す人や渡すタイミングを把握していきましょう。これがわかれば、リストが全部埋められるようになります。

基本は、式の前後に皆様の手に渡るようにします。主賓や乾杯のスピーチ担当クラスの方には、両家の親から手渡しするのが一番でしょう。

ほかの方々にも、できれば新郎新婦2人からや、両親から手渡しするのがベストですが、当日は新郎新婦も両親も忙しく、なかなかタイミングが取れないことも考えられます。

忙しさのあまり渡すことを忘れてしまう、ということがないように、無理せずにスタッフに言付けておくという手もあります。

渡す場合は、あくまで控えめに自然に渡すことを心がければ、失礼に当たることはほとんどありません。

 

まとめ

いかがでしたか。

結婚式はただでさえ準備することが多く、出費も多いためなかなかゲストのお礼にまで考えが回りにくいものです。ゲストの方々にしてみても、お礼目当てであなた方の結婚式をお手伝いするわけではありませんが、しっかりとお礼が出きていなければマナーがなっていない人だなと思われかねません。

渡さないというのはもってのほかですが、その金額が相場からかけ離れていたり、渡し方がなっていなかったりすると、それもまた問題です。

結婚後も友人・知人の方たちと良好な関係で居られるように、ご紹介した金額を目安に、状況によって調整してみて下さいね。

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