結婚式後のブーケ、保存する?あげる?おすすめ方法は

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結婚式で花嫁が持つ一番のアクセサリーであるブーケ、そして新郎のタキシードの胸元にアクセントを加えるブートニアですが、季節や二人のイメージに合わせてどんな種類の、どんな形にするか悩むポイントでもあります。

ブーケのデザインは幅広く、ドレスに合ったブーケを選ぶのは悩ましくも楽しい時間です。そうして選んだブーケですが、結婚式の後はどう扱いますか?多くの場合、ブーケには生花を使用しますので、使用できるのは1日だけです。

とはいえ、一生懸命選んだ特別なブーケです。結婚式だけ使って終わりにするのは、もったいないですよね。そこで多くの花嫁さんは、ブーケトスなどでゲストの誰かに渡す、または親友や姉妹など身近で未婚の女性に渡す、などという方法を取っています。

もちろん、自分たちの結婚式の思い出としてブーケを残しておきたいと思うカップルも多くいらっしゃいます。ですがブーケは1日経つと萎れてしまいますので、保存方法には注意する必要があります。

そこで今回は、結婚式後のブーケの扱いについておすすめの方法を紹介します。

 
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結婚式の思い出を保存

まずは、ブーケを保存する方法についてみていきましょう。

ブーケは生花を使用することがほとんどですので、式の間は美しさを保っていても、放っておくとすぐに萎びてしまったり、色が変わってしまったりします。

そのため、保存する場合は結婚式の後なるべく早くケアをしましょう。以下に人気のある保存方法をご紹介します。

 

定番・ドライフラワー

ブーケの保存方法として、今も昔も定番なのはドライフラワーにすることです。

基本的なドライフラワーの作り方は、式後すぐに茎ごとに分けて風通しが良く直射日光の当たらない場所に吊るして2週間程度自然乾燥する、というシンプルなものです。

最近ではシリカゲル(乾燥剤)を用いてより短期間で鮮やかにドライフラワーを作ることもできます。

ブーケにひと手間加えるだけで、半永久的に楽しめるドライフラワーになりますので、お手軽でおすすめの保存方法です。

 

押し花にして飾る

押し花というと平面的なイメージが強いですが、最近では立体的な押し花に加工してくれるところがあります。

実際に使用したブーケから花びらを重ね立体的な押し花にして、額に入れて送ってくれる業者もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

実際のブーケが額の中に入ってしまったかと思うような立体的なデザインの押し花を新居に飾れば、いつでも結婚式当日のことを思い出せます。

綺麗に仕上がり、結婚式当日の思い出をいつまでも色あせずに残すことができたので良かったと思っている先輩花嫁が多い保存方法です。

 

プリザーブドフラワーやアイスフラワーで美しさを保つ

ショップの中には、ブーケに使った花を生花に近いかたちで長く楽しめる「プリザーブドフラワー」に加工するサービスを行っているところがあります。

プリザーブドフラワーは、生花を脱色効果のある溶液に浸し色を抜き、その後着色液に漬けることで鮮やかな色を入れて作ります。

色合いがやや人工的に感じられる場合もありますが、保存環境次第では長期的にその美しさを維持することができますので、人気が高まっています。

一昔前まではなかなかこういったサービスはありませんでしたが、今は母の日のプレゼントなどでも人気のプリザーブドフラワーですので、取扱店がどんどん増えてきています。

また、アイスフラワーというのは、生花をマイナス30度で一気に冷やすことで生花の持つ美しさを閉じ込める方法です。生花そのものの色合いを閉じ込めるため、自然な色合いのまま3~6ヶ月保つことができます。

長期的に残すことを優先的に考える場合はプリザーブドフラワーを、より自然な色合いで保存することを優先させる場合はアイスフラワーと言う様に、お好みに合わせて保存方法を選びましょう。

 

家族・友人にプレゼントする

最近は、「独身女性をさらし者にする行為だ」「みんなでブーケを取り合うのは気が引ける」
などと言った理由から、ブーケトスを遠慮する方もいます。

更に晩婚化も手伝い、落ち着きのある年代の結婚式も増えており、その場合はあまりブーケトスを行ってもゲストが進んで参加したがらないという事態にもなっています。

その代わりに、新婦の方からゲストにプレゼントするというスタイルがじわじわと人気を集めています。

大切な家族や友人にプレゼントするのも良いですね。結婚式で実際に花嫁が持っていたブーケですから、特別な思い入れもあるでしょう。ブーケを少しずつ花束に分けられるなら、数人にプレゼントするのも良いと思います。

当日、余興やスピーチをしてくれた友人や、受付をしてくれた友人に感謝を込めてプレゼントするのも喜ばれるでしょう。

貰う相手が花に興味があるのかはわかりませんが貰う側にとっては、花が貰えてうれしいのではなく、花嫁から直接自分だけに渡してもらえるという点に喜びを感じるはずです。

私自身も、兄の結婚式に出席した際には義姉から直接披露宴の後にブーケを譲り受けました。花に対して特別な興味はありませんでしたが、やはり「花嫁から直接手渡された」という点に特別な思いを感じ、とても嬉しかったです。

また、出席した友人の式では当日のブーケをご両親にプレゼントしていたり、妹に、次に結婚してねという意味も込めてプレゼントしたりしている方がいました。

他にも、ブーケを小分けにして仲の良い友人グループに渡したりしている花嫁もいます。

あるいは実際のブーケを小さくしたミニブーケを作ってもらい、実家に飾ってもらうなんて言うのも素敵なアイデアですね。

ブーケを受け取る誰にとっても、もらえると嬉しいものですので、花嫁自身が渡したいと思う方にプレゼントするのも粋な計らいですね。

 

挿し木をして生花のまま残す

挿し木とは、茎の部分から土に挿し、そこから発根させる方法です。ブーケを持ち帰ったら、挿し木する花を選び、1~2時間ほど水につけておきます。その後清潔な土を入れた小さなポットに挿し、たっぷりのお水を与えながら風通しが良く、直射日光が当たらない明るい日陰に置くと、1ヶ月ほどで発根します。

挿し木に向く植物とそうでない植物があるのですが、ブーケによく使われるバラなどは、挿し木に向く植物ですのでおすすめです。

ブーケに使用した花自体は枯れてしまいますが、その後、毎シーズン同じ花を咲かせるようになりますので、上手に育てればずっと楽しむことができるでしょう。

 

写真やビデオにおさめる

生花ですから、保存したい場合はすぐに処置しなければなりません。

せっかくのブーケを残しておけないのは残念ですが、実際のものをそのまま保存しておくことには大きなこだわりがなく、写真やビデオなどで残しておければよいと思う人も多くいます。

結婚式後ブーケを持ち帰って家で飾って写真に撮ったり、結婚式の写真やビデオを撮影する際にブーケに焦点を当てたものを撮ったりしておくと、後で振り返ることができます。

写真におさめておけば、結婚報告のハガキやカード、年賀状などを作る際にも利用できます。
他にも、デコレーション材料として使える素敵な画像になりますので、結婚式の写真や新婚旅行の写真をまとめたアルバムに良いアクセントになります。

他にも、贅沢にフラワーバスとしてお風呂に入れて楽しんだり、インテリアとしてポプリを作ったりするという案も素敵ですね。

 

造花を使ってしまう

生花が圧倒的多数を占める結婚式のブーケですが、一風変わった案として「造花」を使ってみるのも一つの手です。

筆者は自分の結婚式で造花を使ったブーケを使用しました。

その理由としては、「遠方での結婚式だったためブーケの持ち帰りが困難だったこと」と「特定のゲストだけでなく、どのゲストにも喜ばれるようにプレゼントしたいと思ったこと」です。

ブーケを渡す相手としては独身女性が多いのですが、ゲストの中には未婚・既婚どちらのゲストも同じぐらいいたことが挙げられます。

自分が結婚式に参加した際、やはり何かいただけると嬉しさも倍増したことなどを思い出し、できるだけたくさんのゲストに何か持って帰ってほしいと思ったため、ブーケのお花を1輪ずつプレゼントすることにしました。

ブーケを披露宴の終わりまでに一輪ずつ小分けにするのは、披露宴の時間内ではなかなか難しいので、予め1輪ずつ処理された造花を集めてブーケにする、というイメージでブーケを作ってもらいました。

造花のブーケは式や披露宴で使う分には全く問題ありませんし、萎れない分、生花よりも扱いやすいので長丁場の結婚式にも向いています。

造花であれば式後のアレンジも自由が利きますし、新鮮さを保つ必要もないので、いつでも思い通りの残し方が出来て便利ですね。

 

まとめ

いかがでしたか。

ドレス姿の花嫁の最大のアクセサリーになるブーケ。花嫁の魅力を最大限に引き立たせるものですが、生花を扱うため、式後の扱いが難しいものでもあります。

結婚式の思い出として手元に置いておきたい方や、身近な相手にプレゼントしたい方など、花嫁によって考え方はまちまちですが、まずは保存する方法について情報を集めるのをおすすめします。

生花なので、式の後は保存できないのではと思っている人がいるかもしれませんが、今はドライフラワーやプリザーブドフラワーに加工するなど、様々なサービスが用意されていますので、どんな保存方法があるのか調べてみたり、フラワーショップに相談したりしてみてくださいね。

料金は発生しますが花が新鮮なうちに加工保存をしておけば、いつまでも結婚式の思い出を身近に残しておくことができます。

これらの加工サービスはとにかく新鮮さが命です。できればその日のうちに発送できたり引き取ってもらえたりするサービスを展開している業者を探してみてくださいね。

誰かにあげたい場合も、そのままあげるのか小分けにしてあげるのかでブーケ自体のデザインも変わってきます。

使い終わった後に、そのブーケをどうしたいのかを考えてから花選びやブーケのデザインを考えてみると、無駄なくブーケ作りができることでしょう。

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