失敗しそうで不安…下見ができない海外挙式の落とし穴

失敗しそうで不安…下見ができない海外挙式の落とし穴
多くのカップルから人気が高い海外挙式。20年程前には既に海外での結婚式というスタイルは注目されており、根強い人気を誇っています。素敵なリゾート地での挙式と新婚旅行を兼ね、大切な家族と一緒に過ごすことができる海外挙式は、メリットがとても多い挙式スタイル。

しかし、当然のことではありますが、海外挙式にはデメリットもいくつかあるのです。そのなかでも最も大きなデメリットと言えるのが、「結婚式場の下見が出来ない」ということ。

そこで今回は、この「結婚式場の下見ができない」ことによってどんな落とし穴があるのか、落とし穴への対策とともに順番に見ていきましょう。

 

海外挙式の落とし穴を知っておこう


日本国内での結婚式は、ブライダルフェアなどで実際に会場を下見することができますが、海外挙式の場合はそうはいきません。海外挙式では、会場が日本から離れているため、下見をしないまま当日を迎えることになるわけですが、実はそこに落とし穴があるのです。

 

【海外挙式の落とし穴その1】写真と実物が全く違う!

海外挙式をおこなう教会やホテル、ビーチなどのさまざまな施設は、全て写真で確認することになります。魅力的な写真の数々を見てイメージを膨らませることでしょう。しかし、写真と実物が全く違っていたというトラブルも。

季節の違いによるものだけなら良いですが、写真の加工によって教会内がとても広く見えていたり、撮影時に会場周辺にプラン以上の演出を加えていたりするなど、さまざまな違いが発生することがあります。しっかり手入れされた建物のように見えて、実際はそうではなかった、なんてことも有り得ます。しかしそれは国内の結婚式場の写真や、どんな宣伝用写真などでも同じこと。

海外ということで下見ができず、当日まで全くわからないのが辛いところですが、今はインターネットも普及し、検索でさまざまなものを探すことができます。事前に現地を訪れた人のブログや画像を検索したり、ストリートビューなどを活用したりするなど、さまざまな角度からイメージを確認してみるといいでしょう。

 

【海外挙式の落とし穴その2】結婚式当日の天気がわからない!

国内の結婚式であれば、季節によって大体の気候が予想できますし、ガーデンウェディングを予定している場合は急な悪天候への対策なども、打ち合わせがしやすい環境にあります。しかし、海外挙式では気候について失念してしまうことも。

結婚式を挙げる予定の国には、それぞれイメージを抱いていることでしょう。たとえば「ハワイ」であれば、常夏の島――といった具合です。しかし、常夏とされるハワイにも、一年のなかで気候の変動があります。それは他の国でも同じことです。

日本は四季がありますが、海外では季節が「乾期」と「雨期」しかないケースも。雨期に結婚式を予定してしまうと、スコールで台無しになってしまったり、旅行の期間中も雨続きなんてことになりかねないのです。また、エリアによっては台風にも気をつけたいところです。

日本では「秋が結婚式のベストシーズン」とされていますが、だからといって日本の秋が海外でもベストシーズンとは限りません。海外挙式を考える際には、結婚式を挙げる国の気候やベストシーズンも考慮した上で計画を立てることをおすすめします。

 

【海外挙式の落とし穴その3】土地勘がなくて大変だった!

海外挙式をする際、大半で土地勘がないケースが多く大変な思いをする先輩カップルは少なくありません。もちろん海外挙式を取り扱っているウェディング会社のサポートがあるとはいえ、とくに挙式後の観光についてはある程度自分たちの自由になる部分が多くあります。

現地の土地勘がないことで、思いがけないトラブルを招いてしまうケースがあるのです。

  • 空港からホテルまで、予想以上に時間がかかってしまった
  • 挙式後の観光プランを考えたけど、目的地が想像以上に遠すぎて半分しか実現できなかった
  • 両家の家族が行きたい観光スポットがバラバラで苦労した

これらは日本国内で言えば、北海道旅行でありがちなケースです。北海道はとても広いのですが、他の各県内を旅行する感覚であちこち計画を立ててしまうと、あとで大変なことになります。国内でもそうなのですから、海外ではなおさらです。

日本にいるうちにチェックしたパンフレットなどの、アクセス情報が間違ってたというケースもあり、予想以上に移動に時間がかかってしまうことも。現地の土地勘はなくても、事前に地図アプリやストリートビューなどを駆使した上で、失敗のない計画を立てることをおすすめします。

 

下見ができない落とし穴をクリアして、素敵な海外挙式を!


海外挙式には数多くのメリットがあるものの、下見ができないことによるデメリットも少なくありません。とくに会場のイメージのズレによって、とても残念な思いをしてしまうケースも。

一昔前はまだインターネットも普及していなかったため、下見ができないデメリットや落とし穴は今よりも多かったことでしょう。しかし今は、インターネットという便利なものがある時代。少しでも落とし穴をクリアできるよう、情報収集も忘れないようにしたいですね。

下見はできなくても、下調べはできます。事前の下調べを入念にして、疑問点はウェディング会社にしっかりと確認し、海外挙式当日を素敵なものにしてくださいね。

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