両親へのけじめのあいさつ、照れないでする方法とは

8827e80276704d2d336c29d968ff8b7e_m
ふたりの間で結婚の意思が決まったら、必ず乗り越えなければならないのが「両親へのあいさつ」です。はじめてお互いの両親に会うカップルはもちろんですが、既に会っている人でも、けじめとなる結婚のあいさつは、照れや緊張が出てしまうものです。

とはいえ、「あいさつに行ったものの照れくささのあまり、結局関係のない話ばかりして帰ってきてしまった」ということにならないよう、決めるところはビシッと決めて、気持ちよく結婚生活の準備を進めましょう。

当たり前ですが「お互いの両親に会った」だけでは結婚の承諾を得たことにはなりません。日本人の得意な「言わなくても察して」も、こればかりは通じませんから、しっかりとけじめのあいさつをしましょう。

ここでは「両親へのけじめのあいさつ照れないでする方法」と題し、6つのポイントをご紹介します。結婚のあいさつを控えている方、必見です!

 
◇2019年10月1日の挙式披露宴より、料金改定致しました。https://kazoku-wedding.jp/plan01/

 

【ポイントその1】事前の段取りがあいさつ成功への近道


緊張を少しでもなくして、しっかりと結婚のあいさつをするためには、事前の準備が欠かせません。

基本的なマナーはもちろん、どんなタイミングで結婚の話を切り出せばいいのかなど当日の流れをシミュレーションしておくと安心です。一度頭のなかでイメージしておくだけでも、当日の動き方が違ってきますよ。

ここで大切なのが、必ず「ふたり」で当日流れをすり合わせること。いくら気合を入れて準備をしていてもお互いの認識に違いがあれば、「まさか、このタイミングであいさつをするなんて!?」「彼(彼女)が言ってくれると思っていた!」と後悔することになりかねません。

前日までに簡単でも良いので、ふたりでどんな段取りで進めるのか、一度話合っておきましょう。結婚式の日程や今後の生活など、親が気にしがちな話題についてふたりで事前に話し合っておくのもポイントです。ふたりの将来について事前に話し合っておくことで、誠意ある姿を見せることができますよ。

また、初めて両親とパートナーが会うカップルであれば、両親にパートナーの情報を伝えておくのも大切な準備のひとつ。「口数が少ない」「照れ屋さん」など、簡単にパートナーの性格を伝えておくことで、当日お互いに戸惑わずにすみます。

 

【ポイントその2】気の利いた手土産で両親の心を掴む


結婚のあいさつの場では、気の利いた手土産を持って行くのがマナー。手土産は、安すぎても良くないですし、高すぎても両親に気を使わせてしまうので、3,000円程度がひとつの目安となります。

手土産の内容は、お菓子やお酒などが定番。自分たちが好きなものよりも、両親の好みに沿ったものを選びましょう。賞味期限が近い生菓子は避け、賞味期限が長いものを選ぶのもよろこばれるポイントです。

手土産を手渡す際は、「地元の名産です」「お好きなものだと、彼(彼女)からお聞きました」など、ひと言添えながら渡すと好印象に映ります。会話のきっかけにもなるので、覚えておきましょう。

 

【ポイントその3】話題になるような情報を事前にチェック!


結婚のあいさつでは、話のネタになるような話題をいくつか持っておくとスムーズに会話を進められます。話題としては、両親の趣味やお互いの子ども時代の話など、全員で盛り上がれる話が良いでしょう。

普段は饒舌な人も結婚のあいさつとなると別物。とくにパートナーと両親が初めて会う場合は、お互いに緊張してしまうこともあるので、自分から話題を振るなどサポートも忘れずにしたいですね。

また、必ず話し合っておきたいのが「NGワード」について。宗教や政治、下ネタを避けるのはよく聞く話ですが、その他にも避けるべき話題がある場合もあります。結婚のあいさつをしに来たのに相手を不快にさせてしまっては元も子もないので、どんな話題がNGなのか事前にパートナーから情報を仕入れておきましょう。

 

【ポイントその4】身だしなみを整えることで気持ちを引き締める


結婚のあいさつへ行くときは、男性女性ともにセミフォーマルな装いが基本。派手な装いやカジュアルすぎる装いは避け、爽やかで品のあるコーディネートを意識します。

女性ならば、ワンピースやスーツがおすすめです。普段はバッチリメイクという女性もこの日ばかりはナチュラルに見えるものを選択しましょう。高すぎるヒールや短すぎるスカートもNGです。

普段ラフな姿の彼はとくに服装を整えることで気持ちを引き締めてもらいましょう。髪型や髭を整え、スーツを着てネクタイを締め、革靴を履きます。シャツやスーツのシワ、靴の汚れは意外とチェックし忘れる部分。両親に会う前にふたりでお互いの服装をチェックしあうと良いですね。

服装は、その人の気持ちを表すもの。既に両親と面識がある彼でもこの日ばかりはネクタイ姿で臨んでもらいましょう。照れずにあいさつをするためにも、まずは身だしなみを整えることから入っていってくださいね。

自分の子どもから結婚のあいさつを聞くというのは、親にとって特別な瞬間ではありますが、とくに長年、大切に育ててきた娘を「嫁に出す」女性側の両親の気持ちはなんとも形容しがたいものがあります。自分の娘の将来を一人の男性に託すわけですから、目の前の男が娘の人生を幸せに導いてくれるのか、しっかりと見極めたいわけです。

けじめとも言うべきあいさつの場で相手の両親にしっかりと認めてもらうためには、男性の確固たる結婚の意思を直接伝えなくてはいけません。

結婚のあいさつは、そう何度もするものではないですから、イメージしづらいものではありますが、「将来、自分が父親の立場になって大切な娘をお嫁に出すとしたら、相手の男性からどんな決意を聞きたいか……」そんなことを彼にイメージしてもらうのも、両親へのあいさつを成功させるヒントになるかもしれませんね。

 

【ポイントその5】歓談をしてから結婚のあいさつを!


最も緊張する瞬間である「結婚のあいさつ」は、簡単に歓談をしてから切り出すのが一般的な流れ。到着するなり結婚のあいさつをしては、両親も驚いてしまいます。気軽な会話で和やかな空気になってから、本題を切り出しましょう。

結婚のあいさつを切り出すのは、男性から。彼氏、彼女どちらの家でも男性から話題を切り出します。

普段からパートナーの両親と面識があるカップルだときちんと結婚の話をするのは照れるかもしれませんが、ここで誠意あるあいさつをすることで、両親との距離もグッと縮まるはず。はっきりと目を見て話すことも好印象に繋がるポイントです。

 

【ポイントその6】伝えたい言葉は、ある程度覚えておく


「照れや緊張で、何を言っているのか良く分からなかった……」という状況にならないために、あいさつの言葉は、できればある程度は覚えておくと良いでしょう。

もちろん、あまり長文だと覚えられないばかりか、忘れてしまった時に頭が真っ白になって何も言えなくなるということにもなりかねません。言うことは結局「結婚の承諾をいただく」ということなので、その要点だけをしっかり入れておくとよいでしょう。

以下の例文を参考に、彼の言葉にアレンジしてもらってくださいね。

「本日はこうしてお時間をいただきまして、ありがとうございます。本日は〇〇さんと結婚させていただきたく、そのごあいさつに参りました。」

まず絶対に必要なのがこのフレーズです。結論を最初に行ってしまうのが最大のポイントです。

これを言ったあとは、
「私は社会人〇年目の若輩者で、お父様・お母様におかれましては何かとご心配かと思われますが、必ず、〇〇さんが幸せだと思える立派な家庭を築いていきます。」

などと自分の立場をわきまえながらも、それでもどうしても幸せにしたいのだという熱意を伝えます。

その後は、彼女の性格などに触れ、どうして彼女にひかれたか、彼女を将来の伴侶としていきたいかなどを伝えましょう。

「これまで、お父様・お母様が大切に育ててこられた〇〇さんは、本当に明るくて・聡明で・優しい……私にはもったいないくらい、本当に素晴らしい女性だと思います。」

「〇〇さんの明るくて周りを幸せにする性格は、お父様・お母様が大切に〇〇さんを育ててこられたことが窺えます。」

「私も、〇〇さんと一緒に、お父様・お母さまが創り上げてこられたような温かく幸せな家庭を創り上げていきたいと強く思っております。」

「まだまだ未熟者でございますが、ここから先はお父様・お母様に代わって、私が〇〇さんを守っていきたいと思っております。」

などと伝えてみましょう。こんな風に言われて嫌悪感を示す親はそういないものです。

そして最後に、
「なにとぞ、私達の結婚のご承諾をいただきたく、お願い申し上げます。どうか、〇〇さんとの結婚をお許しください」

と、真摯にお願いをします。

よほどの事情がなければ、ご両親もこれを聞いて喜んでいただけることでしょう。結婚のあいさつは、結婚の報告ではなくあくまで結婚を認めてもらう場。「結婚します」ではなく、「結婚を承諾してほしい」ということを伝えましょう。

「少し表現が固いかな?かしこまりすぎかな?」と思う方も多いかもしれませんが、それぐらいの方が、気持ちが伝わりやすいものです。

また、緊張してうまく話せなくても気にしすぎないでください。そんな様子もご両親には「真剣な姿」とポジティブに受け止めてもらえることでしょう。

 

両親へけじめのあいさつをして、次のステップへ


今回は、恋人同士のふたりが結婚という次のステップに進む際に必ず起きる「両親へのけじめのあいさつ」にスポットを当ててご紹介しました。

一生に一度の正念場ですから、彼にも気合いを入れて臨んでもらいましょう。普段は照れ屋さんでも、決めるべきときにビシッと決められる人なら、これからの人生も何があっても一緒に乗り越えていけるに違いありません。

お互いの両親の前ではっきりと結婚を宣言することで、お互いへの愛情もこれまでよりずっと強くなることでしょう。結婚に向けての大きな第一歩であるけじめのあいさつが上手くいくことを願っております。ふたりの幸せな将来のためにも、気合を入れて頑張ってくださいね。

会場見学で細かな点までチェック!平日なら2会場見学もOK
オンライン相談
家族挙式の衛生管理と取り組み